読書記録 1冊目 村上春樹『遠い太鼓』
◆遠い太鼓 『遠い太鼓』とは、1990年に発表された、村上春樹の紀行文であり、エッセイ。彼が1986年から1989年にかけて、ヨーロッパ、主にギリシャとイタリアを「常駐的旅行者」として妻の陽子さんと共に旅した際に、村上自身が「スケッチ」と呼ぶ短いエッセイが(非)連続的に掲載されている。
村上はこの時期に、『ノルウェイの森』や『ダンス・ダンス・ダンス』といった長編小説、あるいは翻訳も複数手掛けているが、正直読んだことがないので、今回は割愛させていただく。これらの作品に描かれる