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なぜ「自分ごと」として受け止めることができないのか?〜私の場合

(写真は大好きなブルーベリーを使った自作サラダ:2021年8月撮影)

ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。

あなたが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。

たまたま今回読んでくださった方にも、シリーズのようなもの追いかけて続けて読んでくださる方にも、成長への刺激や気づきになることを願って書いています。

次のシリーズに入る前に続けてランダムな記事を書きます。

今回は「なぜ「自分ごと」として受け止めることができないのか?」について考えてみます。

多くの社会人が最も多くの時間を使う「仕事」に絞って考えます。

「自分ごと」として受け止める理由?

そもそも、なんで「自分ごと」や「当事者意識」を持つ必要があるのでしょうか?

  • 生産性が上がる

  • 満足度が上がる

  • チームの士気が上がる

  • 責任感が増す

  • 経営者マインドが高まる

このような理由が、仕事に対して当事者意識を持つことの利点として、良くあげられるように思います。

どれも組織にとってのメリットという視点から説明されていることが多いようです。

しかし、私は「自分ごと」として仕事を受け止める理由として

  • 自分自身が成長する

を押したいと思っています。

「自分ごと」で仕事に取り組むとエンゲージメントも高まり、知識やスキルだけではなく、人間力も高まるように思います。

そんなことから、「自分ごと」として仕事に取り組むように常日頃から努めています。

それでも、「自分ごと」として取り組むことが困難になることがあります。

それでは、どうして良いことづくめのように思える「仕事の自分ごと化」が困難になるのでしょう?

理由1:順序やタイミングに納得がいかない

物事には段取り順序がありますし、それぞれのタイミングがあります。

この仕事は今やるべきではないのではないだろうか?
これより先に済ませるべきことがあるのではないだろうか?

こんな考えを持ちながらですと「自分ごと」で仕事に取り組むことが困難になります。

単なる自分の勘違いであれば良いのですが、後になって「ほらね、言ったじゃない!これは後からやる事だって!」というようになると、同じチームやクライアントからの次の仕事を「自分ごと」として取り組みにくくなってしまいます。

前提となっている順序やタイミングを確認し合うステップがほしいですね。

理由2:仕事の内容が明確でない

「○○の販促活動企画実施等」このような粒度の大きい仕事内容の場合で最後の「等」がついていることがあります。

付帯する様々な業務を想定して、少々ひどい言い方にはなりますが「放り込める」ようにしていることがあります。

また、どこまでやるのかを詰めていないために「あやふや」にしていることもあるかもしれません。

何を、どこからどこまで、どのようにするするのか、がはっきりしていないために、具体的に仕事の内容が明確になっていない時に、自分の責任もぼやけてきます。

責任がどこまでなのかが分からないと「自分ごと」にはし難くなります。

具体的な内容をできるだけ明確にする。それも全体像の中での位置づけがはっきりすると仕事の内容は明確になります。

理由3:なぜ自分がその仕事をするのか納得できない

私は維持管理の仕事が苦手です。また、始めることは比較的簡単にできるのですが、やり終えることに困難を覚えることがあります。

書くことより、話す事の方が得意です。あなたの書いた本を読むより、あなたの話しを15分聞いた方が、分かり易いと何人にも言われたこともあります。

誰でも得手不得手があります。強みがあれば弱みもあります。

もちろん、どんな人とチームを組んでも、自分の強みを発揮して貢献できるチーミング能力を身につけることは大切です。

ただ、適材適所になっていない場合に、

「なぜ、自分がこの仕事をしなければならないのだろう」

と思うならば「自分ごと」として仕事に取り組むことが困難になります。

頼まれた仕事なら、どうして「わたし」にその仕事をして欲しいと思ったのか聞くことができると良いですね。

理由4:目的がわからない

これが一番の妨げのように感じます。

なぜ、この仕事をしなければならないのかが分からない、納得がいかないという場合です。

昔、上司に「15分刻みのスケジュール」を作成して時間管理をしなさい、と言われたことがありました。

15分刻みは細かすぎて、タスクをスケジュールに落とし込むのに時間がかかってしまい、どうも時間管理をするという目的が達成できません。

その上司は「15分刻みのスケジュール」を使っていませんでした。

私が効率よく仕事をして、生産性を上げるという目的でスケジュールをつくるのだと最初は思っていました。

しかし、途中からは一体何のためにこんなことをしなければならないのだろうと、まったく「自分ごと」としては受け止められなくなりました。

何のためにそれをするのか。目的をはっきりさせることで、「自分ごと」として捉えることができます。

そして、目的を達成するために創意工夫もできますし、途中であきらめることもなくなり、成長への機会となるように思います。

人に仕事を依頼するときには、なぜ?という仕事の目的を明確にすることで、相手も「自分ごと」として仕事に取り組めるようになります。

自分自身にもなぜこれをするのか?を問いかけるようにしています。

まとめ

ここまで4つの理由について考えましたが、このほかにも理由はあるでしょう。

これらの理由に共通する事があるように思います。それは、前提となっていることが、明確でないことです。

明確にすることで、納得もでき、「自分ごと化」が進むように思います。

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

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