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「暮らす」まではいかなくても

今月ぼくは台湾に行く。


台湾だけで1週間いる予定だ。

なんなら台北に1週間ずっといてもいいかもしれないと考えている。


1週間もいらないよ?

と思う人もいるはずだ。

実際やろうと思えば2、3日で台北の主要スポットを回れるだろう。

だけど国を跨ぐことなく1週間滞在することにした。

これにはほんとにちっちなちっちゃなこだわりがある。


その土地の雰囲気に自分を慣らしたいのだ。

もちろんたったの1週間じゃ慣れるわけがないのは分かっている。

本当は年単位での「暮らす」を体験してこそなのだろうけど、そこまでしたいという気持ちまでは今のところない。



去年の夏に2週間インドネシアへ行ったとき、1つの宿で短くても3日間は寝泊まりしていた。

その町にいる間、いつも同じ宿から出かけて部屋に帰ってを繰り返していると、ちょっとその土地の雰囲気に自分が馴染んでくる錯覚を味わうことができた。


スーパーでペットボトルの水が欲しかったら、あっちの売り場で買えるんだな。

この通りは夜も明るくてまだ安心できるぞ。

あの公園はいつ通っても、ちびっこたちがサッカーしてるなあ。


インドネシアの知らない景色がいつもの光景に見えてくる。

新鮮だったはずの環境にだんだん違和感がなくなっていく面白さを体感した。


ぼくはこの感覚をたくさん増やしていきたい。

だから1泊ずつであちこちに行くよりも、できるかぎり同じ所に長く滞在しようと考えている。

たくさんの観光スポットに行くのではなく、近所のカフェ開拓みたいなノリで町を巡りたい。

普通のスーパーでは何を売っているのかが気になる。

そこで生活している人がどういう表情をしているのか知りたい。


数日いるだけじゃ「暮らす」まではいかなくても、その土地で「過ごす」ことくらいはできると思う。


もしかしたらこれが台湾旅で一番やりたいことかもしれない。


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