唐の基礎を築き、名君と名高い太宗(李世民)の言行録「貞観政要」のエッセンスを知の巨人出口治明氏の手解きで読むこの書。 分かりやすい!しかし、「分かりやすい」とい…
「バンクシーの画集です。東京で開催されているバンクシー展に合わせて出版されたらしいです。¥3500。」馴染みの本屋さんの、この一言に飛びついた。「買う!」 アートの…
日本人は議論を避けようとする傾向にある。互いの理解のためには、対話が不可欠であるにもかかわらずだ。 映画「いまを生きる」を見た。 いわゆる名門校である全寮制学院…
「ウチの子にこんな重い荷物を持たせないでください。」 聞けば、部活動の遠征の荷物を部員で分け合って持っていくのだという。受話器から漏れて聞こえるぐらいの相当な…
田中静子
2022年2月19日 15:43
唐の基礎を築き、名君と名高い太宗(李世民)の言行録「貞観政要」のエッセンスを知の巨人出口治明氏の手解きで読むこの書。分かりやすい!しかし、「分かりやすい」という初読の感想に、我ながら違和感を持つ。自分は「分かった気」になっているだけではないか。私が師事しているメンターとの、今年の読書は感想文にまとめるという約束が頭をよぎったが、ちょっと自信がなく、言葉に起こすのを避けた。その甘さを見抜いた
2022年1月2日 16:54
「バンクシーの画集です。東京で開催されているバンクシー展に合わせて出版されたらしいです。¥3500。」馴染みの本屋さんの、この一言に飛びついた。「買う!」アートの強みをまざまざと見る。批評的視線、強いメッセージ(決して押し付けがましくはない、ただ、そこにあるだけ。)多産多死、怯まない、論破できない(論理じゃない、感じることだから。そもそも論破する必要もない。その後出てくる言葉は言い訳だろうか
2021年8月22日 17:36
日本人は議論を避けようとする傾向にある。互いの理解のためには、対話が不可欠であるにもかかわらずだ。映画「いまを生きる」を見た。いわゆる名門校である全寮制学院ウェルトン・アカデミーに、同校の卒業生でもある英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してくる。彼はある日の授業で突然机の上に立ち、「私はこの机の上に立ち、思い出す。常に物事は別の視点で見なければならないことを! ほら
2021年5月29日 15:32
「ウチの子にこんな重い荷物を持たせないでください。」 聞けば、部活動の遠征の荷物を部員で分け合って持っていくのだという。受話器から漏れて聞こえるぐらいの相当な剣幕である。顧問は困惑しながら「それでは、次からは、重い荷物は持たせないようにしますね。」と答えて、ため息と共に受話器を置いた。 この後の展開を母親は予想できないのだろうか?「どうして〇〇君だけいつも軽い荷物なんですか?!」