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【これだけで内定】ドラッグストア就活完全マニュアル(自己分析・業界研究・ES・面接・GD・プレゼン・逆質問)

 こんにちは、現役ドラッグストア社員のシュムラです。私は就活生時代、ドラッグストア大手2社と地方中堅1社から内定をもらいました。
そこで、私の経験から最近の業界状況も踏まえ、これだけでサクッとドラッグストアに就職できるようなマニュアルを作成しました。とりあえず内定が欲しい人、滑り止めが欲しい人、業界の状況を知りたい人等は是非読んでもらえれば嬉しいです。
特にドラッグストアは毎年社員を大量に採用し、内定承諾の期間も1ヶ月程あるところが多く、滑り止めには最適だと思います。ドラッグストアの業界研究からESの書き方、面接対策、GD攻略法、プレゼン、そして逆質問で聞くと良いことまで盛りだくさんの内容です。さらに、私が実際に内定をとったESの文章やプレゼン資料、面接の受け答え、内定後に人事部の人から頂いたフィードバックまで公開しています!
このNOTEでは就活の流れ(①自己分析→②業界・企業研究→③ES執筆→④面接対策)の順に書いていますので、順番に読めば就活対策がほぼ出来るようにしています。ぜひ参考にしてください

はじめに~ドラッグストアへの就職で大事なもの

 まず、ドラッグストアへの就職で大事なものは、「見た目の雰囲気」「協調性」「積極性」です。他業界の就活でも言えることだとは思いますが、ドラッグストアでは見た目にプラスして特に清潔感は大事だと思います。さらに、様々な人と関わるので協調性と積極性は、私が今働いている中でも本当に大事だと感じています。

1自己分析のやり方

 まず、就活において一番時間がかかる自己分析ですが、これはやり始めるとずっと終わり無くやってしまうので厄介です。私の場合は自己分析が中々終わらず苦労しました。ですので、自己分析は「私の強み」「私のやりたいこと」が何となく浮かべば、さっさと次に進みましょう。
特にドラッグストア就活においては、「協調性」や「積極性」が大事なので、そういった経験を思い出しながら自己分析を進めてくれればと思います。
ちなみに、私の自己分析でやったことは「さあ才能に目覚めようを読む」ことと「自己分析ノートを書きまくる」の2つです。

・さあ才能に目覚めようを活用して客観的に自分を知る

私は自己分析において「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」を使いました。自己分析のツールはネット上や大学の就活支援課でも無料のものがたくさんありますが、私はこの本の自己分析が一番正確でしっかりしたものだと思いました。
この本の流れは、まず第1部を読み付属のシリアルコードを専用ページで入力し、その後テストを30分ほどかけて受けます。
そして、自分の上位5位の資質が表示されるので、本書の第2部で該当する資質の説明、その資質が高い人達の声、行動アイデアを読むことで自己理解を深める内容となっています。


・自己分析ノートを書きまくる

次に私は自己分析ノートを書きまくりました。これは、ノートを一冊用意して、自分の人生を生まれたときからすべて振り返って書いていくものです。例えば、自分は小学校のときにサッカーが好きでなぜそうだったのか?や、自分はこのことに許せない怒りを覚えたがなんでだろうか?と行ったことを書きまくりました。
私がこのノートを書いてよかったと思うのは、面接のときなどに自分のことを自信を持って語ることができたからです。ぜひ皆さんもやって欲しいです。

・ドラッグストアの自己分析

ドラッグストア業界においては、自己分析を通じて特に「協調性」と「積極性」を発揮した経験を振り返って見るのが重要だと思います。
ドラッグストアは社員だけでなくパートやアルバイトの人、そしてお客様と本当にたくさんの人と関わります。だから職場での協調性はとても大事にしています。
そして、入社後は研修もありますが新入社員が成長するには自分から店長や上司に積極的に教えてもらうことが重要です。入社したら、学生の時のように周りの人が何も教えてくれません。だから積極性がある人は成長が早い傾向があり、企業側もそういった人を求めています。
ですので、ドラッグストア業界を志望するなら「協調性」と「積極性」を重視して自己分析を進めてください。

2ドラックストアの業界研究(これだけは抑えておこう)

ドラッグストア業界を知る上でここだけは抑えておきたいことは3つありますそれは
・2025年10兆円産業への挑戦
・政府によるセルフメディケーションの推進
・業界上位企業同士のM&A、寡占化になります。

それではひとつずつ解説していきます。

・2025年10兆円産業への挑戦

 まず、抑えて欲しいのはドラッグストア業界は現在急成長しており、コンビニ、スーパーと並ぶ小売業界の主役になろうとしている点です
ちなみに、コンビニやスーパーは流通の業界団体が集計している2020年の年間売上高によると、日本フランチャイズチェーン協会が発表したコンビニエンスストアのチェーン全店売上高は、同4.5%減の10兆6608億円と前年を下回っており、食品スーパーの売上高は、同0.9%増の12兆7597億円と微増にとどまっています。

・政府によるセルフメディケーションの推進

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)は定義しています。
これは、平均寿命が長くなり、生活習慣病などが問題になってきた現代において、日々をいかに健康に生きるかが問われていることが背景にあります。
そして、日本においては高齢社会によって膨らむ医療費削減もセルフメディケーションを推進する大きな理由となっています。
そのため、日本では2017年1月から「セルフメディケーション税制」が始まり、特定の成分を含んだ医薬品の年間購入額が「合計1万2千円」を超えた場合、超えた分の金額が控除されるようになりました。つまり、確定申告をすれば、購入金額の一部が戻ってきます。これはドラッグストアで販売している薬も対象です。控除の対象となるのは「所得税」と「個人住民税」になります。
例えば、年収400万円の人が、対象医薬品を年間5万円買った場合38,000円が控除されます。年収400万円の場合の税率は20%なので、所得税:38,000円×20%=7,600円が戻ってきます。加えて、翌年度の住民税(地方税)分として38,000円×10%=3,800円が戻ってきます。合計減税効果は…7,600円+3,800円 =11,400円となります。
このように、政府は新たな税制を作るほど、セルフメディケーションに取り組んでおり、ドラッグストアにとっても大きな追い風となっています。

・業界上位企業同士のM&A、寡占化

拡大を続けるドラッグストア業界では、現在大手による中小事業者の買収や、大手同士の合併などが起きており、将来的にはコンビニのように一部の大手企業による寡占化が起こると考えられています。
実際、業界最大手のウエルシアは2021年に中四国大手でドラッグストア「スーパードラッグひまわり」を127店舗展開する同業の「ププレひまわり」(広島県福山市)を買収しています。さらに2022年になっても関西を地盤とするドラッグストアのコクミン(大阪市)と薬局運営のフレンチ(同)の株式を取得し、連結子会社にすると発表しています。
業界2位のツルハHDも2020年に九州で200店舗を持つJR九州ドラッグイレブンを傘下に収めています。
そして、大手同士の経営統合も進んでおり、2021年10月、マツモトキヨシホールディングス(業界5位)とココカラファイン(業界7位)が経営統合し「マツキヨココカラ&カンパニー」が発足しています。これはドラッグストア業界へ大きなインパクトを与え、2020年度売上の単純合計で見ると、1位ウェルシアホールディングスの9,497億円に次いで、2位に相当する9,233億円の巨大ドラッグストアグループが誕生したことになっています。今後もドラッグストア業界のM&Aや再編の動きには注目です。

3ドラッグストアの企業研究

企業研究に関しては、上記の業界動向から考えるのが大事だと思います。そして、私が特に企業研究で大事だと思うのは、「大手か中小の企業か」「都市型か地方型か」「薬品だけでなく食品にも力を入れているかどうか」です。

・大手か中小の企業か

ドラッグストア業界においても大手か中小の企業であるかは非常に重要です。特にドラッグストア業界においては再編の動きが大きいので、仮に中小のドラッグストアに入社した場合、大手に買収されたり、最悪の場合大手に押されて業績悪化に追い込まれる可能性があるので、中小企業を選ぶときは気をつけるべきだと思います。
ただ、大手においても競争が激化しているので、その企業の強みや独自性をしっかりと調べた上でエントリーするといいです。

・都市型か地方型か

次に、ドラッグストアは出店する地域が主に都市を中心にするか、地方を中心にするかの違いがあります。
都市型のドラッグストアの特徴は店舗が小さく、薬品の販売に力を入れている点があります。強みは人口が多いため小さい店舗でも売上が確保できることと、利益率が高い、人口減少の影響を受けにくいというものが挙げられます。
逆に弱みは、既に出店し尽くされており競争が激しすぎることが挙げられます。都市型のドラッグストアは「スギ薬局」「ココカラファイン」「マツモトキヨシ」が主になります。

地方型のドラッグストアの特徴は、店舗が大きい、薬品だけでなく食品の販売にも力を入れているという点が挙げられます。強みは、まだ開拓されていない地域があり成長余力があること、食品も扱うため利便性がとても高いことが挙げられます。逆に弱みは、食品も扱うことで従業員の業務量が多くなりがちなこと、利益率が低い、田舎に多いので人口減少の影響を受けやすいことが挙げられます。郊外型のドラッグストアは「コスモス薬品」「サンドラッグ」等が主になります。しかし、近年は上記の都市型ドラッグストアも郊外に出店したり、スーパーマーケットが薬品を扱ったりと競争が激化しつつあります。


4ドラッグストア業界におけるESの書き方

次にESの書き方ですが、ドラッグストア業界のESにおいては他の業界と違った書き方をしなくてもいいと思います。ですのですでに別の企業で通過したことがある人はそのESを使えばいいです。
ただ、ドラッグストア業界では、特に「協調性」と「積極性」を重視するので、それらを盛り込んで書いてもらえれば良いと思います。書き方も基本的な部分がしっかり出来ていればいいと思います。例えばPREP法で書かれていてや誤字脱字がないか、言葉遣いは正しいかさえしっかり出来ていれば大丈夫です。
ESで要求されることも「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」などを求められるのがほとんどです。
ここでは、私が実際に内定をもらった「ガクチカ」と「自己PR」そして「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」を公開します。ぜひ参考にして、書き方等を真似してもらえればと思います。今、見直せばつたない文章で恥ずかしいですが、こんな内容でも内定がもらえるので自信をつけてください(笑)

「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」

(法学部)

大学では主に企業会計とその法的ルール(企業ファイナンス)を学んでいます。企業の財務諸表から、資産や債務等の財務体制が分かることが面白く学び始めました。初めは、企業会計の数字を読む時の独特なルールや、会社運営に関する法改正に苦労しました。しかし、毎日決算書を読み、法律用語も理解出来るまで講師に尋ねた結果、決算書から会社の業務の特徴や財務の健全性を推測出来るまでになりました。この経験から、難解な知識も少しずつ学ぶことが重要だと思いました。 

「学生時代に最も打ち込んだこと」

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