システムアイ代表葛川敬祐に聞いた!時間や場所に縛られない「エンジニアの自由な働き方」を追求する理由
こんにちは、システムアイ広報担当の白井雪乃です。
これからエンジニアの皆さんに、システムアイのことを知っていただけるように、社員インタビュー記事を投稿していきます。
今回は、システムアイ代表の葛川さんにインタビューをして、フルリモートやフルフレックスなど自由に働ける環境づくりを追求する背景や理由をみなさんに伝えたいと思います。
システムアイでは、エンジニアの70%がリモートワークを取り入れていて、時間や場所に縛られず働ける機会が広がっています。
なぜ、「自由な働き方」を大事にしているのか?ぜひ記事をご覧ください。
システムアイ代表の葛川さんが考える「自由な働き方」
うちの会社は、エンジニアの30%がフルリモート、40%がリモート&出勤のハイブリットで仕事をしています。フルフレックス×リモートワークなので、時間や場所に縛られない働き方が可能です。
従業員には、常に自由な働き方を体現して欲しいと思っています。
そもそも、私自身が経営者でありながら、すごくリベラルな人間なんです。保守的な部分が大きい人の方が経営には向いてるので、私は経営者っぽくないのかもしれません笑
とにかく自由にやりたいタイプの人間なんですよね。エンジニア時代も決められたルールに縛られていることが、窮屈に感じることがありました。
自分の人生なんだから、自分の意志で行動したいし、自由に働きたい。
これは、従業員に対しても同様です。会社に言われたから、会社のルールだからといった理由で、ただ仕事をするだけでなく、「自分はどうしたいのか」という自律心を持って欲しいんです。
「自由な働き方」を体現してほしいというのが主であって、決してリモートワークを推奨しているわけではありません。自分の意志と責任で、自分で選び、自分で決めればいいという意味です。
実際には、世の中全体にもリモートワークがどんどん浸透していますし、結果的にリモートワークを導入している従業員が大半です。
でも、「自由な働き方」の定義は、従業員一人ひとり違うと思っています。
「会社の方が、オンオフの切り替えができるので生産性が高い」
「人にすぐに相談できる環境の方が、効率がいい」
このような理由で、会社で仕事をしたい人も一定数いるんです。実際に、うちの会社も、出社して仕事をしている従業員がいます。
その一方で、地方に住んでいる、海外に住んでいるといった理由で、100%フルリモートの従業員もいます。
ただもちろん、私たちの仕事は、基本的にクライアントのルールに従って仕事をすることになります。ですので、何もかも自由に、というわけにはいきません。
クライアントによっては、週1で対面でのMTGをしたい企業様がいたり、金融系や政府のプロジェクトとなると、常駐しての業務遂行がほとんどです。
ですので、私たち会社側は、コンプライアンス規定やコーポレート・ガバナンスなどの最低限ルールがあるだけで、クラインアントさんのやり方に沿った中であれば、自由な働き方をして欲しいと思っています。
自分で選び、自分で決める「自由裁量」の文化
自由な働き方といっても、自由には「責任」と「覚悟」が必要だと考えています。
責任もいらない、覚悟も必要ない自由は存在しません。従業員には、自由な働き方や選択をする中で、責任や覚悟を持って欲しいと思っています。
自分で考え行動した上で、誰だって失敗することはあります。でも、失敗してもいいから「まずやってみる」という行動力が、できるようになることへの近道であり、人の成長にとても大事だと考えているんです。そして、失敗することに対して寛容な組織になっていきたいとも考えています。
特に、私たちエンジニアの仕事は正直、エンジニアではない職種の人たちからすると、虚業なんです。専門性が高く、何をしているかわからないんですよね。ぶっちゃけパソコンに黙々と座ってかちゃかちゃ作業しているだけにしか見えませんよね笑
極端なことを言ってしまえば、仕事をしているか・していないか、わからないわけですよ。その上で、自由な働き方をするわけですから、要するに「一人ひとりの責任」は大きくなるのです。
最終的に、自分たちで選んだことで失敗してしまってもいいと思うんですが、同時に、自由には責任が伴うことを決して忘れてはいけません。責任のない自由は存在しないと思うんですよね。
ただ、中にはやっぱり「あれもやってみたい!」「こうしてみたい」と思っていても、自分の意志で決めることに抵抗感のある若手メンバーもまだまだいます。
「自分が決める=責任を持つ」ということに対して、抵抗を持っているんです。でも、それも自由な働き方を通して、成長していってくれたらいいなと思っています。
若手メンバーには、少しずつ成長してもらうために、状況によっては「他のプロジェクトはこうやってるよ」とか「こんなの使ってみたらどう?」など提案をして刺激を与えています。
また、自由な働き方は高パフォーマンスにも繋がることがわかっています。
先日面白いことがあったのですが、ある若い男性スタッフから「社長、僕金髪にしたいんですけど、いいでしょうか?」と言われたんです。私はもちろん「いいと思うよ。染めなよ!」と言いました。
翌日見たら、EXITみたいな本気の金髪で驚きましたけど笑
でも、彼は後日こんなことを言ったんです。
「金髪にするとやっぱ見た目がチャラく見えるじゃないですか。それで仕事できないってやばいなって思いました。」
彼は、自由にただ髪を金髪に染めただけなんです。でも、それによって仕事にコミットする意欲が高まったんです。
働き方や、働く場所に限らず、服装や髪型も自由でいいと思っています。会社のルールに縛られて自分らしくいられない、生産性が下がってしまうのであれば、自分の自信やコミット力が上がった方が断然いいですからね。
プロジェクトマネジメントも現場裁量を貫く
うちの会社は、働く場所や働く時間に限らず、プロジェクトを遂行する上で必要なツールの選定や、ルールもプロジェクトごとに判断を任せています。
例えば、コミニュケーションツールは、SlackやGoogle Meet、Zoomなどあらゆるサービスがありますが、「これを使用してください」と会社から指定する決まりはありません。全て、プロジェクトごとに決めてもらいます。
決められたテンプレートを使っていると、その通りにしか行動できない人間になってしまうという理由もあります。また、現在のスタイルが絶対に一番だとは限らないものです。なんでも決め打ちしてしまうのはよくないと考えているんです。
ですから、プロジェクトごとに、一番良いと思うツールを使ってほしいと思っています。そうすると時々、私も初めて見た新しいツールを使い出すチームとかもあるんです。
先日は、「”Gather”というツールを使いたい」というチームがありました。調べてみると、ドラクエみたいな映像で、バーチャルオフィスの中でコミュニケーションをとるツールだったんです。
「生産性、上がるの?」という疑問はありましたが、自分たちで見つけて使いたいと決めたのであれば、会社がNOと言うことはありません。
また、プロジェクトを遂行する上でのルールも同じです。
全て自分たちで決めたルールの中で、業務を遂行してもらいます。もちろん、クライアント先の意向をしっかりと加味した上でです。
これに関しても、今まで全てがうまくいったわけではありません。時には失敗やトラブルが発生することもあります。
例えば、以前10人程度でスタートしたプロジェクトがありました。
そのチームは完全フルリモートで業務を遂行することを選択しました。
しかし、その結果、ものすごい大きなトラブルが発生してしまったんです。
その時、彼らはどうしたと思いますか?
彼らは、翌日から全員が出社して仕事する日を設けたんです。定期的にメンバー全員が顔を合わせて仕事をする時間を作りました。
会社は、この決定に関して一切口を挟んでいません。彼らが自分たちで反省し、改善策を見つけました。
誰の命令でもなく、すべて自分たちで決めて行動した上での失敗だから、責任感やどうにかしようという気持ちを持つことができたんだと思います。
エンジニアにとって、技術の向上は大切なことです。ですが、今回のように自分たちで考えて成長していくことは、技術の向上と同じぐらい大切なことだと思っています。
もちろん、同じIT企業でも、企業によっては私たちのやり方とは真逆の会社もあります。完璧に管理する仕組みを導入している企業もあります。工数のつけ方も細かくて、30分や1時間単位で進行状況を管理しているところもあります。
でも、私たちの会社はまだ200人程度の会社です。会社にはコンプライアンスやガバナンスなどの最低限のものはありますから、その上でまずは自分で選んで行動する自由な働き方を優先したいと思っています。
もちろん、会社にとって本当に致命的な場合は、フォローしたり止めたりすることもあります。ですから、エンジニアには責任を持つことを恐れずに行動してほしいです。
スパイダーマンの名言に、「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉がありますよね。大きな成果や成長のために、「自由な働き方」を通して責任や覚悟を大切にしてほしいと思っています。
システムアイで活躍できる条件
20代〜30代前半の人は、技術よりも人格が大切だと思っています。
エンジニアの世界に入り込むには、楽しいと思えるかが重要です。
ここ数年で、クラウド、AIなど耳障りのいい言葉だけが先行してしまって、時代的に、IT業界が持て囃されています。
そういったこともあり、「エンジニアってなんだかかっこいい!」といったイメージからエンジニアを志望する人も増えています。ただ必ずしもエンジニアの仕事が好きで、志望しているわけではないんですよね。
それが間違っている訳ではありません。でも、エンジニアの現実世界は、スタバでコーヒーを飲みながらやっているといったキラキラした世界ではありません。現実は、泥水をすするような仕事なんです。
だからかっこいいといったイメージや憧れだけではできるような簡単な仕事ではありません。「本気でエンジニアになりたい」という気持ちが重要です。
もちろん、若い頃であれば「頑張ってみた結果、ダメだった」と諦めてしまってもいいと思います。失敗したり、最終的に辞める選択があっても、私はいいと思ってます。
また、40代以上の場合は、これからチャレンジしたいことに対してどれくらい覚悟があるか、そしてこれまでの経験をどう活かしていけるかが重要です。
中には、これまでやってきたプログラミングではなく、0から最先端の技術に携わりたいと思っている人もたくさんいます。新しいことにチャレンジすることは素晴らしいことです。
でも、プロジェクトに参加しながら、他の時間でキャッチアップすることは、簡単ではありません。実際に、自分に今からこの量のキャッチアップは無理だと諦めてしまった人もいます。
要するに、覚悟がなければ、厳しい世界だということです。
決して容易くない道ですから、入社前の面接では少し厳しい言葉でその意志を確認することもあります。でも、それでも入社してきてくれた人たちは、今も活躍しているメンバーばかりですよ。
事業の急成長によるシステムアイの新たな挑戦
エンジニアの「こうしたい」「挑戦してみたい」という想いを体現してもらうためにも、エンジニアを会社の中心に置いた組織づくりを今後も続けていきたいと考えています。
例えば、選べるPC環境、技術書籍の購入負担、本人の意思を尊重した案件のアサインなどを行っています。
実際に、最近半年の書籍の購入額は、100万円以上です。
今後はさらに技術のキャッチアップに必要な費用は全額会社負担にし、それをSlack上で社員全員が、誰が何を購入したのか、を見える化する予定です。
透明性があるため、誰が何をやっているのかが把握でき、活性化していくのではと思っています。
また、従業員の多くはリモートで仕事をしていますが、実は私は100%出社して、会社で仕事をしているんです。それは、瞬時にエンジニアの力になるためです。
エンジニアの中には、誰かに相談をしたり、話を聞いてほしくて出社している人もいます。そういったエンジニアに対して、私たちはすぐに力になれるような環境作りをしています。
まとめ
エンジニアの自由裁量が大きい分だけ、責任と覚悟が求められるシステムアイという会社。
もしあなたもご興味あれば、一緒に働きませんか?
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お会いできることを楽しみにしています。