限りある家族との日常を、大切にしたいという話
気がつけば、大人になってだいぶ経ちました。
学生時代、同じ部活で汗を流した友人も、
それぞれ各々の道を歩いています。
人生の駒を、着実に前に進めているみたいです。
時間は平等に、残酷に過ぎていきます。
実家に帰るたびに、
親が年老いていくことを実感します。
頭髪が寂しくなっていく父親。
だんだんと華奢になっていく母親。
数年前に祖母をがんで亡くしてから、
限りある家族の時間を意識するようになりました。
いつも祖母がテレビを見ていた部屋。
小学校から帰ってきて、
いつも一緒にテレビを見ていたあの部屋。
いまはもう、誰も使わなくなってしまいました。
帰省して立ち寄る祖母の部屋。
ガランとしていて、
ああもういないんだと言う感覚が襲ってきます。
写真の中で微笑む祖母を見ていると、
もっともっと伝えたいことがあったのになあ、
なんて思ったりしてしまいます。
言葉にするのは気恥ずかしくて、
なかなか伝えられないのも人情です。
とはいえ、
ありがとうの伝え方は色々あるのかな、
と思っています。
いつか必ず訪れる日。
後悔しないよう生きていきたい。
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