波浪らと

こんなにも難解な世の中を、這いつくばって生きていく。

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    何気ない日常の備忘録です。

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    幸せに生きていくために、考えたことをまとめました。

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わたしについて

はじめまして、「はろらと」と申します。 普段は、数学の研究をして生活しています。 以前から気になっていた媒体であるnoteを、ついに始めてみました。 noteを始めた理由この世界は、不思議で満ち溢れています。 それは、理学の研究対象である物質的なものに限りません。 この世界は、物質的なものと観測者の二つから、 できていると考えています。 観測者たる人間の探求、いわば内側への探求を、 共有したいと考えたため、始めるに至りました。 テーマにしたいもの内側への探求

    • 早くも年度末が見えてきた

      早いもので、もう2024年も2ヶ月が終わろうとしている。 わたしは引越しを年度末に控えているので、3月はすごく忙しいだろうし、実質3ヶ月の終わりが見えている。気が早いけれど。 新天地での生活はどうなるだろうか。楽しいことばかりでは無いんだろうな。こういうとき、楽しげな未来ではなく、大変そうな未来ばかり想像してしまう質なんです。とはいえ人からは楽観的だよねって言われるから、人は見た目によらないよなあと思う。 そもそも、あなたに見せている姿だけが私の全てだなんて思わないで欲

      • 言葉の重みは、どこからやってくるのか

        「君を一生幸せにする」 この言葉、ドラマなんかで誰しも一度は目にしたことがあるんじゃないかと思う。 私はこの言葉があまり好きじゃない。軽薄に聞こえてしまうから。 長い人生だ。できるかどうかも分からない約束を高らかに宣言することに、軽薄さを感じてしまう。黙って実行することこそが、真に賞賛されるべきなんじゃないのか。 そんなふうに思ってしまう私は、捻くれ者なのかもしれない。 「決意を言葉にすることが、覚悟なんだと思うよ」 君の言葉が頭をよぎる。 そうか、あれは覚

        • AIはいずれ、人間になる

          たとえば、見るだけでは人かどうか見分けがつかない「ロボット」があったとしよう。 ロボットは、たわいも無い話でにこにこと笑うし、心無いことを言われたら、傷ついたと言って涙を流す。 美味しそうにご飯も食べるし、夜はすやすやと眠っている。見ている限り、人間と同じ振る舞いをする。 しかし、身体の中身は我々とまるで違う。たとえば、金属でできているとしよう。 果たしてこれは、人間と呼べるのか。 私は、これを人間と呼んで差し支えないと思っている。 なぜなら、ものの本質は何からで

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          ありがとうの言葉と一緒に、花束を贈る

          生きていれば、大きな後悔の一つや二つ、だれしもある。 あの時ああしていればとか、しなければよかったとか。 もっと素直に思いを伝えればよかったとか。 *** 自分の気持ちを素直に伝えることは難しい。 言って嫌われたくなかったりだとか、単純に気恥ずかしかったりだとか、色んな理由がある。 たとえば家族や、恋人や、友達に、あらためて感謝を伝えることは気恥しい きっかけがないと、なかなか伝えられないことってあるよね。 いつも一緒にいてくれて嬉しいとか、 あ

          ありがとうの言葉と一緒に、花束を贈る

          金木犀と銀杏、黄色い秋

          夏が終わってすっかり秋、、 なんて思っていたら、 金木犀のかおる秋はもう終わってしまった。 通勤途中にいちょう並木がある。 いずれは黄色に染まる道を通れるのだろうけど、 まだまだ準備中って感じ。 むしろ、銀杏がとっても臭い。 金木犀はあんなにも素敵な秋風をもたらすのに、 どうしていちょうはあんなにも臭いんでしょうか。 どちらも象徴的な秋の黄色なのに、極端ね

          金木犀と銀杏、黄色い秋

          自己満足で行う行為は、偽善か。

          著名人が、被災地に莫大な額の募金をした時、それは偽善だろうと言う声が上がる。 もっと日常のスケールで言うなら、電車で年配の方に席を譲ること。 たとえば、賞賛を得るために、そして悦に浸るために譲ったとしても、私はこれを偽善だとは思わない。 * もし譲られた方が、本当に席を譲って欲しかったなら、それはウィンウィンの関係だからだ。 譲られた方は休むことができる。 譲った方は、善行を為して悦に浸ることができる。 一方で、「あなたのためを思ってやったのに!」と憤慨するのなら、そ

          自己満足で行う行為は、偽善か。

          みんなにできて、私にはできない

          思い通りにはいかない。 世界は、自分が思ってるほど優しくないらしい。 いや、どうなんだろう。 全てが思い通りに行く世界が優しいか言われたら、それはそれで違う気もする。 思い通りに行かないのは私だけではないし、別に珍しいことでもない。 とはいえ、失敗ばかりでは、精神衛生に良くないでしょう。 * 自分がうまく行かないこと、苦手なこと。  これを、さも当たり前のように、涼しい顔でクリアする人間がいる。 有り体に言えば、彼らに嫉妬する。 私自身に余裕さえあれば、そ

          みんなにできて、私にはできない

          雨はどこからやってきたんだろう

          大雨が降っている。 * 雨は、どこからやってきたのだろう。 * はるか遠く、広い大海原からやってきたのかな。 それとも、どこかの国の川を流れていたのかな。 もしかしたら、誰かが使った如雨露の水だったのかも。 どこかの田んぼの水だっかもしれない。 誰かが流した、涙かもしれない。

          雨はどこからやってきたんだろう

          心に空いた穴から幸せが漏れていく

          足りない。 どこかに穴が空いているようだ。 空いた穴から、幸せが漏れていく。 * みんなにはあって、私には無いもの。 羨ましいのか、妬ましいのか。 その違いもよく分からない。 ただの無い物ねだりなのかもしれない。 私にはあって、みんなにないもの。 そんなものはどうでも良い。 持ってる人が、ただただ眩しい。 * 足りないものが何なのかは、分かっている。 きっとそれは、穴を埋めてくれる。 でもそれを求めているのは、本当は私じゃないのかもしれない。 満た

          心に空いた穴から幸せが漏れていく

          みんなが幸せになれるとか、愛は全てを救うとか。

          全てを綺麗事で解決できる世界があったなら。 それは素敵なんだろう。皮肉のように聞こえるかもしれないけれど、本心でもある。 みんなが幸せになれるとか、愛は全てを救うとか。 そんな世界が本当に実現できるのなら、本当に尊くて。 理想を語ることは軽蔑されがちだけれど、理想無くしては何も始まらない。 でも、理想を語るだけで近づこうとしないのなら、その理想は欺瞞になりうる。理想を欺瞞にはしたくない。 だから私は、正面から向き合いたい。 * 愛は全てを救うか。 そもそも、愛っ

          みんなが幸せになれるとか、愛は全てを救うとか。

          十年前の自分に、帰ってこれる曲

          お盆休み中ということで、帰省している。 久しぶりの実家なので、なんとなく、卒業アルバムをペラペラと眺めてしまう。すると、高校生の頃を思い出す。 アルバムを見ながら、当時好きだったアーティストの曲を聴いている。すると、あの頃の気持ちが、色を持って蘇る。 今夜は、青春時代に私のそばへ居てくれた曲を紹介したいと思う。 * 何となく、目が冴えて眠れなかった夜。 SEKAI NO OWARIのスターライトパレードを聴いてた。 眠れない夜、夜風を浴びに散歩をしていると、誰も知

          十年前の自分に、帰ってこれる曲

          未来の自分って、信頼できない

          今年も既に上半期が終わり、8月も半ばに差し掛かっています。年が明けてから、もう8ヶ月が経ってしまったことに驚きです。 さて、年明けとか年度始めに、何か新しいことを始めようとすることってありますよね。始めた瞬間は、絶対に毎日続けようと思っているのに、一週間くらい経つと、だんだん億劫になってきてしまいます。あんなにも続けようと思っていたのに。 未来の自分って、なかなか信頼できないものですよね。同じ人間なのに、全く別人のように心変わりしてしまいます。 ほかにも、過去に自分がと

          未来の自分って、信頼できない

          料理の失敗譚〜麻婆春雨編〜

          みなさんこんばんは。タイトルからご察しの通り、私は料理が得意ではありません。私からしたら、料理が言うことを聞いてくれないという感じです。今日はそんな私の、料理失敗エピソードをひとつ成仏させます。 * 昔々、中華料理にハマっていました。そこである日、麻婆春雨を作ってみようと思い立ったわけです。 それにしても、最近は色んな料理が手軽に作れる「素(もと)」があります。たとえば、麻婆豆腐なんかは、「麻婆豆腐の素」と豆腐、挽き肉さえあれば、本当に簡単に作れてしまいます。 麻婆春

          料理の失敗譚〜麻婆春雨編〜

          真夜中に考える、自己顕示欲との向き合い方

          今日も今日とて、代わり映えのしない一日が終わった。いつも通り起きて、コンビニでパンとヨーグルトを買って出勤して、業務を終える。 私は仕事柄、人と会話をする機会が少ない。今日は誰とも会話しなかったな、なんてことも珍しくは無い。 つまるところ、誰かに「自分」という存在を認知される機会が少ない。 すると嫌でも向き合わなければいけなくなる。 自己顕示欲と言うやつに。 自己顕示欲というと、良くないものっていうイメージがある。 たとえば、「自己顕示欲が強いね」と言われたら、あん

          真夜中に考える、自己顕示欲との向き合い方

          何でもない日常の備忘録

          今日の朝は涼しかった。空が曇っていたからかな。連日の真夏日。たまにはこういう、太陽の休日みたいな日があっても良いと思う。 いつも通り、コンビニでパンとヨーグルトを買って、大学へ向かう。 大学はどうやら長い夏休みに入ったらしい。 オープンキャンパスやら何やらできている高校生を何度も見かけた。 懐かしい。 自分にもあんな頃があったな。 もうかれこれ、十年ほど前になってしまうけれど。高校生の頃、周りの大人たちが口を揃えて、 「大人になると、一年があっという間だよー」 なんて

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