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日記2

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#ほろ酔い文学

自意識が介入する

自意識が介入する

 ありがたいことに、最近文章を書くと自意識が介入する事なく筆が進んでいる。あはぁん、こらおもしろいだとか、あはぁん、こら良いこと言ってますわみたいに、自身の意志とは離れた場所で自分の文章を眺めることが出来てかなり楽しい。あはぁん、この書き出しもよろしいでごわすはねぇ。こんなことを書くのは自意識マシマシである。
 自意識が介入している文章とは何か。例えば、本に関しての評論を書く際に、この本を読んだ俺

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デコから陰茎を生やした葉緑体

デコから陰茎を生やした葉緑体

 酒を飲むと未だ幻覚を目にする。本日の幻覚は、おでこの辺りから二本の陰茎を生やした緑色の肌の人間、通称ピッコロ大魔王が「酒ばっかり飲んでないでしっかりしろ」と、説教を噛ましてきた。ンマァー、偉そうなこと言っちゃってこの葉緑体が!と思ったが、グッと堪えて会社でもらった泡盛を呷った。美味い。
 大抵の幻覚は僕を気にすることはせず、ユラユラ踊ったりヘラヘラと笑ったりを繰り返した末に消え去ってゆくのだが、

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亀戸餃子 錦糸町店

亀戸餃子 錦糸町店

 すり減っていく残高を目にする度に、金がなく週七で働いていた時期を思い出す。週休二日のメイン仕事の休日に日雇い労働をねじ込む。貧乏暇なしと昔から聞くが、あれは一部は正解で一部は間違いだと思う。僕は幸いにも正解の側にいたのだが。
 日雇労働はもちろんのことだがブルーカラーのお仕事で、軽作業という名の重労働じみたことを行っていた。従事していた人に尋ねてみると、今やっている事務所移転はまだ楽な方というの

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酩酊の中で見る幻覚

酩酊の中で見る幻覚

酩酊の中で見る幻覚は美しい、と思う。思うと書いたのは、酩酊の中にいると、見た幻覚をはっきりと覚えていないからだ。なので、と思う、みたいな不明瞭な予想しか立てることができない。しかし、幻覚は見ているという確信はある。今手元に、酩酊の最中書き記したメモが存在しているからだ。
本題に入る前に、酩酊状態で如何にして幻覚を見るかを書き記しておきたい。酒による幻覚は誰しもが見れるものではないと思ってい

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立呑 わたらい

立呑 わたらい

本八幡駅 南口から降りて東に少し進むと、ちょっとした飲み屋街がある。規模感で見ると飲み屋街?と疑問に思うだろうが、小規模な駅の栄えている場所ぐらいのイメージを持っていればいい。その少し栄えている路を歩くと、他の店と比べてひときわガヤガヤと騒がしいお店が見えてくる。そこが立呑 わたらい。僕が好きな店の一つである。
わたらいは駅前のお店ということもあり、いつ行っても誰かしらお客がいる。夕方に入

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酒を飲むなら文章を書くなとあれほど言ったのに

酒を飲むなら文章を書くなとあれほど言ったのに

酒を飲んで文章を書く。明日起きると、取り留めもない文章を書いたなと思い絶望。稚拙な文章を世に出した後悔と酒を飲む前に文章を書くことはできなかったのかという悔恨を蓄えることになる。しかし、この酔った状態で文章を書くというのは結構楽しいので辞めることができない。
酔った状態で文章を書くというのどういうことだろうか。脳が酩酊の最中、文章をまとめることができない状態でどうにか文章を書こうとするし組

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節子鮮魚店

節子鮮魚店

好きな飲み屋がある。そこの名前は節子鮮魚店。何度も何度も通っているわけではない。しめて4回ほどか。それでもあのお店の雰囲気が好きで行く度に幸せな気持ちなる。
節子鮮魚店は12時から開いている。これは夜中12時という意味でなく、昼12時から開いているという意味だ。昼12時に開店し、夜21時に閉まる。なんと勤勉なお店だろうか。とても昼からお酒を飲める店だとは思いもしない勤勉さだ。しかし、聴いた

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なんかLENOVOのラップトップとか落ちていませんか?是非拾いたいのですが

なんかLENOVOのラップトップとか落ちていませんか?是非拾いたいのですが

賞レースに提出する用の文章を仕上げた。本日はその提出に関することでバタバタしてしまい肉体的・精神的にたいへん疲弊した。もう疲れたお…パトラッシュ…。
大学時代に買ったMacbookがぶち壊れ、それ以来の作業環境はLENOVOのタブレット+無線キーボードだけという、かなり簡素な作業環境で落ちついている。しかし、このシンプルな作業環境が牙を向くことになったのだ!
まず僕は募集要項を腐るほど

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