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世界は経営からできている。

岩尾俊平さんの「世界は経営からできている」を読了。

著者によると、世界は経営でできている。
家庭も、恋愛も、勉強も、就活も、仕事も、老後も、経営でできている。
虚栄も、心労も、憤怒も、健康も、孤独も、経営でできている。
芸術も、化学も、歴史も、経営でできている。

経営とは、価値創造という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質、異議、有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創りあげること。

自分の日常や人生の意思決定に際しては、
何を究極の目的とするか、対立する相手や自分の欲望、欲求、問題は何か、
それらをどう解消するかを考え、実行する。

組織においては、達成すべき究極の共通目標があり、
そのために部署や人の対立をどう解消していくか?
お客様や株主、取引先といった関係者との対立をどう解消していくか?

そう考えていくと、著者が言うようにすべてのことに経営が関わってくる。
経営とは企業や組織の上層部の人にだけ関係することではない。

経営とは、究極の目的達成に向け、対立する利害関係を乗り越え、
互いにwin-winになるように目指すこと。
他者と自分を同時に幸せにすることが、価値創造。
取りうる手段は無限にある。
決してゼロサムゲームではない。
だから、皆が経営し価値創造を行うことで、世界はハッピーになっていく。

皆が自分の日常や人生を経営しているんだ。
そう認識し、意図的に自分の日常や人生を経営していくことで、
自分の日常や身の回りが良くなっていく。
その積み重ねが、社会や世界を良くしていく。

人生や組織、社会、世界を良くしていくためにも、
自分の日常や人生、身の回りのことを「経営」していきたい。

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