ただ高級ブランドの店頭にディスプレイされているだけで 普通に花屋さんで見かける花ばかりなのになぜかうっとり 白いカラー 黄色いオンシジューム ピンクのアルストロメリ…
梅雨のさなかの夕暮れ時 雲の合間からのぞくハーフムーン ひとりの部屋へと旅に出る ほんとのわたしに戻るとき 今夜は何食べようかとか 洗濯ものがたまっているとか 箪笥…
沿道に咲いている昼顔をみつけて思い出した 君は昼顔のような人だ かつてそう言って同じ時間を過ごした人 バラではなくて チューリップでもなくてガーベラでもなくて スイ…
好きだった人の死をきっかけに もっとその人の事を知りたくて 否が応でも今まで知らなかった そんな事実があったなんて わたしが知っていた あなたのことはほんの一部に…
すっかり春だなぁ いやまだ寒いなぁ なんて言っている間に 生き物はどんどん成長して 一日は24時間もあるというのに わたしのこんな気持ちなんて誰も知らずに 米粒ほ…
春の匂いが好きだ 春の香りももちろん好きだけど あの春の芽吹き独特の 青臭い匂い 生臭い匂い 命が生まれる時 それはきっと美しいとか 尊いとか言っている場合ではなく …
いつもの道は緩やかな下り坂 とっくに陽は落ちて西の空に細い三日月 右上には誇らしげに輝く金星 その上には少し控えめな木星 お互い高めあって輝きあって 手を伸ばせば届…
スウィートウィット
2024年5月25日 05:08
ただ高級ブランドの店頭にディスプレイされているだけで普通に花屋さんで見かける花ばかりなのになぜかうっとり白いカラー黄色いオンシジュームピンクのアルストロメリアただバサッとそこにはきっと何の意味もなく思い入れもなくただ高級ブランドの店頭に飾られるというだけできっと何倍もの値段で取引きされるんだわそんなことはわたしにはなんにも関係ないけどすれ違った青いサングラスの女性がなぜか
2023年9月14日 22:12
道端の 雑草さえも 愛おしい わたしはただの 植物オタク
2023年9月14日 22:05
暑さのせい きっとこの暑さのせいひと夏で 終わりたくない 終わらせたくない
2023年7月26日 02:09
梅雨のさなかの夕暮れ時雲の合間からのぞくハーフムーンひとりの部屋へと旅に出るほんとのわたしに戻るとき今夜は何食べようかとか洗濯ものがたまっているとか箪笥の上にホコリがたまっているとかそんなことよりも早く着替えよう居心地のいいわたしだけの世界境界線を越えてこっちからこっちはさっきのわたしこっちから向こうはこれからのわたし何をしたっていいの何を考えたっていいのそれな
2023年5月3日 03:48
沿道に咲いている昼顔をみつけて思い出した君は昼顔のような人だかつてそう言って同じ時間を過ごした人バラではなくてチューリップでもなくてガーベラでもなくてスイートピーでもアネモネでもカーネーションでもないいっそのことニゲラみたいな人だ・・・なんてニゲラって知ってる?花屋さんに並ぶときは先の尖った薄い花びら青みがかった紫か白色内側にはひょろひょろとしたおしべとめしべその真ん中が時
2023年4月24日 03:45
好きだった人の死をきっかけにもっとその人の事を知りたくて否が応でも今まで知らなかったそんな事実があったなんてわたしが知っていたあなたのことはほんの一部に過ぎなかっただからと言って幻滅したとか好きじゃなくなったとかむしろもっと知りたいもっとあなたのことが好きになっている自分過去は過去として事実として塗り替えられないあなたの人生をわたしの人生と重ねることや間違って
2023年4月8日 03:50
すっかり春だなぁいやまだ寒いなぁなんて言っている間に生き物はどんどん成長して一日は24時間もあるというのにわたしのこんな気持ちなんて誰も知らずに米粒ほどの小さなことに拘っているうちにあっという間に花が咲いてしまうよわたしと言ったらどうだろうひと花ふた花咲いた後はもうさっぱり女でありながらオンナになれない女オンナになりたくても何か目の前のことに囚われてそれは誰かの
2023年3月19日 02:17
春の匂いが好きだ春の香りももちろん好きだけどあの春の芽吹き独特の青臭い匂い生臭い匂い命が生まれる時それはきっと美しいとか尊いとか言っている場合ではなくこの世に命を生み出すことで精いっぱいがむしゃらにわけもわからなくなるほどにまさに命がけで命を送り出す小さな命をこの戦場に雨の日も風の日も強く生きてゆくためにそうそうこれこれ慌ただしく過ぎて行った2月3月になって肌
2023年3月1日 00:07
いつもの道は緩やかな下り坂とっくに陽は落ちて西の空に細い三日月右上には誇らしげに輝く金星その上には少し控えめな木星お互い高めあって輝きあって手を伸ばせば届いたかもしれない手をなぜ繋がなかったのかしらと闇夜に溶けても陽はまた昇る新しく芽生え生まれた一日昨日のわたしは今日のわたしじゃなくてあなたも昨日とは違うあなた決して交わることのない二人