【Lesson 7】完成の目安を知ろう
◆◆◆この講座の対象者◆◆◆
・羊毛フェルトの基本技術を身につけたい初心者
※この講座は、Kindle版『はじめての羊毛フェルト』(sweet cocoa 2021)のレッスン3-4.に加筆修正したものです。
さて、はじめての羊毛フェルト制作に挑戦したみなさんの中には、刺しつけの止めどきがわからず、戸惑った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ニードルは刺せば刺すほど羊毛のフェルト化が進み、際限がありません。「何回刺せば完成」という明確な基準がないため、制作者が自ら完成を判断しなければならないのです。刺しつけ回数が少ないと、柔らかく、ふわっとした作品に仕上がります。反対に、刺しつけが多いと、硬く小さな作品が出来上がります。そのどちらも作品の個性や味わいであったりするので、本来はすべて正解なのですが、おおよその完成の目安を知りたい方のためにいくつかのポイントを示しておきます。
1.作品がフェルティングマットくらいの硬さになったとき
最初はふわふわの毛でしかなかった羊毛が、フェルト化し、手元のフェルティングマットと同じくらいの硬さになったら、それが完成のひとつの目安になります。それより柔らかいとほんの少しの刺激で変形しやすく、それより硬いとニードルが刺さりづらく、折れやすくなるからです。
完成を判断するための具体的な基準は次の通りです。
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