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これって本当に自分の好きなもの?

「それって本当に好きって言えるの?」

インターン先の先輩に言われてはっとした言葉だ。


好きなことを聞かれるといつも当然のように

「映画がめっちゃ好き」

と答えていた。

週1回は映画を観るから、
好きを疑っていなかった。


しかし、最近先輩に言われた一言を機に、
本当に好きかどうか分からなくなってきた。


先日、先輩に好きなことを聞かれた。

いつもと同じように「映画」と答えた。

すると、「何をやっているの?」と。

「タイタニックが好きで…ん? 何をやっているか?」

好きな映画を聞くわけでもなく、好きな監督を聞くわけでもなかった。

先輩は、何をやっているか、を聞いてきた。

僕は混乱した。
(ん??この人は何を言っているんや?)

「なんや、なんもやってないんか」
「それって本当に好きって言えるの?」

グサってきた。
理由は分からないけど、心臓がえぐられた。

「本当に好きなものって、そのことをもっと知りたくなって、調べたり、暇があったらそのことを考えるんじゃない?」

僕は、はっとした。

僕は、数人しか監督を言えないし、好きな監督は特にいないし、映画会社の名前は2、3社しか言えない。ただ観るだけで、作品について詳しく調べたりしようとしてこなかった。


それから数日間考えてみた。

考えてる中で、アメコミ好きな友達を思い出した。

そいつは毎月のバイト代の9割以上をアメコミに費やしていた。
それでご飯代は友達に奢ってもらったりして食い繋いでいた。
(毎日インスタのストーリーでアメコミについての感想を呟いていたりもした)

自分も奢ったことがある。
その当時は、ダメ人間やなぁと思っていた。

しかし、今考えると、彼はただ、本当にアメコミが好きなだけなんだなって思った。

僕は羨ましかった。

そんなに夢中になれるもの(=「好き」)を見つけれるなんて。


思い返せば、僕も、今まで一つのことを好きになると
そのことしか考えず、無我夢中になっていた。

小学校低学年の頃は、自由帳にハマって、全ての休み時間・放課後・家帰ってからずっと自由帳にいろんな絵を描いていた。

小学校高学年の頃は、遊戯王にハマって、毎日毎日何時間も同じカードを読んでいた。

でもいつからだろう。1つのことだけに夢中になれなくなっていた。



だから、これからは昔みたいに、
一つ一つの「好き」に全力になってみようと思う。

最近の僕の「好き」は2つ。

1つは、映画
映画は大学一年生の頃からハマっていたけど、今まではただ観るだけだった。でも、これからは監督やキャッチコピーなど細部までじっくりみようと思う。ゾクゾクしてきた。小学生の頃の感覚を思い出した。

2つは、メンズ美容
長期インターン先で美容系のメディア運営をしていて、美容にハマってきたのだ。でも今回は、ただ「好きかも?」で終わらせない。明日、店舗に置いてあるスキンケア商品を一通り買ってきて、試してみようと思う。

これからはこの「好き」についても発信していこうと思う。

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