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波打ち際ブンガク

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波打ち際ブンガク1年目が500円で読み放題! 360本くらいのオリジナル短編小説(1000字前後)がいっぱい。しかも読みきりばかり。 扉絵はAI出力!これはお得だ!
マガジン購読で去年の作品が読み放題! しかもオリジナル作品!二次創作無し! 読んで飛べる読むクスリ…
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#秋だからやってみた

【小説】のび太 THE 世田谷線1994

「のび太くんに似てるよね」  空手教室のある三軒茶屋に向かう途中の電車で見知らぬ男が急に…

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にじむラ
1年前
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【小説】記憶の断片小説20221108最終版完全版

 俺は銀色を探していた。  それが何かわからない。とにかく鈍く光る銀色を探していた。  そ…

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にじむラ
1年前
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【小説】デーモン眠り睡眠コア薬剤コカレロ跳満ALICE

 リモコンを操作して部屋の電気を消す。  いくつか前に棲んでいた部屋では電燈から下がった…

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にじむラ
1年前
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【小説】フェア労コーヒー働トレード

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にじむラ
1年前
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【小説】俺は眠っていたらしい

 いつから眠っていたのか憶えていない。  目を開くとそこには世界が広がっている。今日と言…

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にじむラ
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【小説】神だのみThunder歩き

 別に救いを求めて神社仏閣に行く訳じゃあない。  自分ひとりではどうにもならない時に行っ…

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にじむラ
1年前
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【小説】箱の中の指輪

 プロパンガスのボンベ周りに重点的に撒いてから、途切れないように外周をぐるりと巡ってから赤いポリタンクにフタをする。  指輪をここに置いていくか迷って、迷うくらいなら止めようと思い素直に火だけを落とした。  赤い道が走っていく。建物の奥で大きな爆発音がして空気が震えた。警報機がいくつも鳴り響いて、まるで世界が始まるみたいな感じだった。  三日月はやっぱり太くて、白かった。  暇と言うのは確実に精神を蝕んでいく。  暇。  自由な時間。  仕事や義務に拘束されない時間。身も心

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【小説】The HANDapart

 ラーメン屋を出た目の前にある花壇に腰かけて寛いでいると、一組の親子が通りかかった。  …

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にじむラ
1年前
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【小説】江古田のエイリアン

 江古田の立ち食いそば屋で肉蕎麦を食べてから江古田銀座と言う商店街を歩いてみたが、あまり…

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にじむラ
1年前
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【小説】明日を確認する(離婚ファーム)

 今日も明日を確認する。  夕方になると俺は明日を確認する。ほんの5分とか10分程度で良い。…

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にじむラ
1年前
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【小説】蕎麦屋(意外ないちめん)

 ぼくは湊さんと歩きながら同じジムに通うワタナベくんがいかに厭な奴かを説いていた。  ワ…

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にじむラ
1年前

【小説】ウィタ原状回復工事ALICE

 天国ではどうやって眠っているのだろうか。  ここには眠りがない。少なくともしばらくは眠…

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にじむラ
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【小説】Too Fast 2 Die ;属 女子高生Kamen

「あんたが女子高生になるんだよ」  俺は文字にならない絶叫をして目を覚ました。  遮光カー…

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にじむラ
1年前
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【小説】Fight 4 the 脳 Future(女子高生仮面)

 それは紛うことなき女子高生であり俺の敵であった。  茶髪に金のメッシュ、線の様に細い眉毛、付けまつげ、目元のラインストーンや眉ピアス、色の薄い口紅、ベージュ色のベストと緩く結ばれたチェックのリボン、短いスカート、ルーズソックス、ローファー。  背にはラクガキだらけのスクールバッグ。ほどよく焼かれた肌は艶よく光っている。  俺はその女子高生と戦っていた。  女子高生が持つ携帯電話のアンテナが光ってビームが出て俺の足元を抉る。土埃が舞う。飛び上がった俺の影が地面に薄く写る。

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