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「お客さんのために!」があなたを落とし穴に導くことを知っていますか?

「売れる商品、ヒット商品を作るためにはお客さんの声を聞け!!」

みたいな話は、ビジネスを勉強している人なら一度は聞いたことがあるんじゃないかと思います。

やれ「ペルソナを作ってその人に向けて商品を作れ」だとか、「お客さんのこと考えて商品を設計しろ」だとか。


いや、思えば私も、過去にnoteで書いたことがあるかもしれない。

「読んでくれる人のことを思って文章を綴れば、人の心に響く文章は書けるよ」

的なことを書いたことがあるような気がする。

…うん、たぶんコレだ。↓

2022年7月の記事で、今が2023年9月だから、およそ1年前にそんなことを言っていたらしいです。思った以上にたくさんの方に読んでいただけたし、公式マガジンにも取り上げていただけた記事だけど…

今の私からすると、正直「甘いこと言うとんな」となります。


なぜかというと、自分でビジネスを展開していくとなった場合、「誰かのために」と第三者を主語にして動くのは、自分が自分じゃなくなってしまうスタート地点だと思っているからです。

特に情報発信ビジネスの場合、「お客さんのために!」という「顧客志向(顧客満足が最優先)」でイロイロ設計していくのは、あなた自身を苦しめ、落とし穴に導くものだよなあ、と最近強く感じております。


てなわけで、ども、すずです。

現在、私自身が

インターネットを活用し、情報発信を通して自分自身に価値をつけ、AIと共存しながら、競合を作らず、戦わずしてビジネスを進めていく方法

として、「セルフコマース」というビジネスモデルを確立していきたいなあというところで動いているので、「顧客志向」でのビジネス設計はそこまでしていないと思うし、

実際、これからのマーケティングって顧客志向より「顧客の自己実現」が目的になっていくよねってところなので、

今日は、「『お客さんのために!』があなたを落とし穴に導くことを知っていますか?」というテーマで、

「どうすれば情報発信ビジネスでうまくいんだろう?」「お客さんのために商品を作るとかってよくないの?」みたいな話をしてみようと思います。


うまくいくビジネスの要素3つ

さて、本題の前に「うまくいくビジネスの要素」を3つ挙げておこうと思います。

  1. 感動

  2. 感謝

  3. 癒し

うーん、めちゃ抽象的だしキレイゴトですね(笑)

とはいえこれは本質なことに変わりはなく、この言葉自体は「ユダヤ人大富豪の教え」という本に出てくるのですが、実際のところ、私も、うまくいっているビジネスには、これら3つの要素があるなあと感じます。


どんな商品であれ、サービスであれ、作品であれ、何を作るにも、まずは自分が感動を追い求めて行動し続けなければ人を感動させることはできないだろうし、

この世のすべてに感謝するのは当たり前だし、

殺伐としているものより、「癒し・心があたたかくなるような気持ちを味わえるもの」のほうが、人もお金も集まってきますよね。


で、この要素を自分のビジネス活動で発揮させるとなったら、当然必要になってくるのは「心のエネルギー」なわけです。


「心のエネルギー」って、言いかえると、「心の元気さ」だと思います。


心が元気だとポジティブでしかいられません。
ネガティブになることってまあないと思います。

そんな人から出てくるコトバって、どんな感じでしょうか。

めっちゃ前向きそうじゃないですか。
めっちゃキラキラと輝いて、希望に満ち溢れていそうじゃないですか。
めっちゃ情熱的なコトバが出てきそうじゃないですか。


こんな人がビジネスしたら成功するしかないでしょう。

お客様に感動を与え、この世界に感謝し、心が落ち着くようなものを提供できているなら、うまくいかないわけがありません。


でも、こういう真理を耳にして、「お客様がいいと思ってくれるものを商品にしよう!」「お客様のために!」といった思考で個人発信をしてしまうと、「人の顔色をうかがいながらそこに応える」みたいなムーブに自然となっていってしまう。


だから多くの人は他人に寄せすぎて挫折するし、

「自分なんかが発信する意味あるんだろうか…」とか「自分が記事書いたってどうせ誰も読んでくれないし…」とかって病むし、

「あの人はいいね数が多くてすごいなあ」とか他人と比べてしまうのだと思います。


本当の情報発信のあり方

で、ここからが本題なんですけど、「お客様のために!」と頑張りすぎると病むよねってところで、「じゃあどうしたらええねん!」という話です。

考えてみてほしいんですが、本来情報発信って、「あなた」がやろうと思って自分でアクションを起こして日々発信しているんだから、お客様の顔色なんてうかがわず、ある程度、あなたのエゴを乗っけたままでいいと思うんですよ。


というか、あなたのエゴが発信に乗っかってないと「あ、この人はなんか違うな」と思ってもらえるような個性なんて出ないし、

「この人の言い回しとか文章の書き方とか喋り方とか、面白いなあ」なんて「面白い」という感情だってお客様側からしても芽生えません。


結局人は理屈より感情でものごとを判断して動かされる生き物なんだから、エゴ、情熱100%でぶつかりにいくことができないと、誰の心にも響かない、「無機質な発信」になってしまうのです。


実際、「無機質な発信をしているなあ」という方をちょこちょこ見かけますが、正直どうでもいいなって思ってしまいます。

だって人間味を感じないし、体温を感じないから。

「別に見なくてもいいや」ってなる。


もちろん、お客様目線とか、お客様のことを想う気持ちや姿勢はとても大事ですし、忘れてはいけないことです。

だけど、こと「情報発信」にいたっては、しかも普段のこうした発信にいたっては、自分自身の心に正直になって、熱量をぶつけまくるくらいできないと、「お客様のために」という思考が邪魔をして、あなたをあなたでなくさせてしまうことのほうが多いのです。


「お客様のために!」なんて考えなくたって、人生や仕事などの「本質」の部分だけ間違わなければ、どんな角度で情熱をぶつけにいったっていいでしょう。

私は、本来の情報発信のあり方って、「各々を知ってもらい、魅力を感じてもらうこと」だと思っているので、別にお客様にあわせにいく必要なんてないよね。と思うのです。

お客様だって見方を変えれば結局は第三者。どうあがいたってこの事実は変わらないから、じゃあまずは自分を大切にしてあげなくちゃいけないよね。

自分を大切にできない人がいくら頑張って発信をしたって、誰の心にも響かないと思います。


「ココにいきたいから」
「これを実現したいから」
「こういう世界をつくりたいから」

「「「頑張るんだ!!!」」」


って、情熱にあふれている人の発信だったら、その人にどんな過去があったって、今なにをしているかわからなくたって、応援したくなるものでしょう。

「自分という存在を見つけてもらって、応援していただくため」に、情報発信って手段があるよね、なんてのも最近思います。


だし、顧客の自己実現に重きを置いたマーケティングをしていく現代で、「応援消費」って個人でも取り入れやすい考え方だと思うんですね。

私がここのところよく言っている「推し理論」とかそれですね。↓

推しに金を落とす理由なんて「幸せでいてほしいから」「もっと大きくなってほしいから」みたいなギブ精神でしょう。

なのにXのビジネス界隈ではまだ「マインドがどうの」とか「こういうときはこうしろ」とか「こうしておくといいよ」とか「こういう人は〇〇だよね」みたいな内容しか見かけなくて、なんか気持ち悪いです。


もっとデッカく観察しないと活路って見えづらいんじゃないかな、なんて書いてて思いましたが、それができるようになるのも日々鍛錬だし、結局積み重ねるしかないし、人よりたくさん挑戦してたくさん失敗していくことが一番の最短の道なんだと思います。

昨日のスタエフでもだらっと話したのですが、本当に人間、「今できることを愚直にやる」が一番いいと思います。


すでに成功している人たちはたくさん失敗しているものです。

「お客様のために!」と頑張って失敗するのもひとつの経験なのかもしれません。


だけど「自分自身」は大切にしてあげないといけないなとも思うのです。心にウソをつきながら生きていくのってしんどいし苦しいから。

そこは、バランスをみながら、あなたのやりやすいバランスで「自分」と「お客様」との均衡を保てばいいと思うし、私みたいな暴走機関車タイプは、「自分」に振り切るのもアリだし。(?)


そこは自分との対話もしなきゃいけないよねってことになってくるけど、長くなりそうだしこれ以上話すとまとまらなさそうなので、今日はこのへんで(笑)


情報発信を通して収益化していきたいなら、お客様のことを考えるのも大切だけど、あくまでも自分最優先で、愚直に活動していきませう。


ではまた!




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