まな板の上の魚

夫と娘と3人暮らし。保育園に全て落ち、現在育休延長中。 普通の兼業主婦。いろんな物事へ…

まな板の上の魚

夫と娘と3人暮らし。保育園に全て落ち、現在育休延長中。 普通の兼業主婦。いろんな物事へのうらみつらみや思ったことを綴るだけ。

最近の記事

格差社会

私は母子家庭で育ち海外旅行なんて一度も行ったことがなく、古くて狭くて治安が悪い市営団地で暮らしていた。 同級生のあの子は家族で毎年ハワイへ行き、広くて綺麗な分譲マンションに住んでいた。 私は身長が伸びなくなってから新しい服はほとんど買ってもらわなかった。家計が苦しいことを知っていたから服が欲しいなんて言えなかった。 同級生のあの子はいつも可愛い服を着ていた。遊びに行った部屋のクローゼットには私の持っている服の何倍もの服が収納されていた。 私の家族親戚はみんな高卒低学歴

    • 共通テストの「親ガチャ」の問題

      たぶん、世間一般から見たら私は経済面に関しては親ガチャ失敗なんだと思う。 でも母子家庭でも一生懸命働いて私を育ててくれて、今も私達家族のことを気にかけてくれる母のことを私は大好きなので「何で産んだんだ!親ガチャ失敗した!」なんてことは思っていない。 我が家は貧困家庭ではあったが母は優しく厳しく私にとってとても良い母であり、今でも仲良しで家庭環境はいいのでその点に関しては親ガチャ大成功である。 (ちなみに私は親ガチャという言葉はあまり好きではない) 共通テストの倫理のとある問

      • 仕事より育児の方が楽

        こんな事言うと大抵の世の中のお母さんたちを敵に回すのでは?と思いつつ。 現在私は産休育休を合わせて丸一年程取得しており、今年の4月に(保育園に入れられれば)職場復帰予定だ。 私は仕事よりも家事育児の方が断然楽だと思っている。 私の仕事は詳しくは書けないが面倒な客のクレーム対応みたいなこともしなければいけないのに、手取りはたったの16万。 妊娠した時、妊娠の嬉しさと同じくらい、産休育休で仕事を堂々と休めることが嬉しかった。 元々、私は家事が嫌いではない。 一人暮らしの時はも

        • 梅干し離れ

          SNSで「若者の梅干し離れ」という言葉を見た。 確かに実家を出てから、どころか両親が離婚して生活が苦しくなってから梅干しを家で食べていないかもしれない。 少なくともわたしは実家を出てからは梅干しを自分で買った事がない。 知人から貰ったから…と義理の母からお裾分けしてもらった梅干しを食べたくらい。 梅干しが嫌いなわけではないし、むしろ好きなのに買えない。 お弁当やご飯のお供の定番なのにもう何年も買えていない。 最近自分で買っていないものをぱっと思いつくだけ… ・梅干し ・鮭フ

          プア中流

          最近、プア中流という言葉を知った。 我が家はプア中流に近しいかもしれない。自分のことを低収入!貧困世帯!と言いながらそう思い込んでいるが、実際は私と夫合わせて毎月手取り30万程の収入はある。 低収入貧困世帯とは、おそらく手取り10〜15万で家族3、4人暮らしをしているような、そんな家庭のことを指しているのだろう。 我が家のような、贅沢できなくて自分を貧困だと思いみじめに感じるけど、毎月30万程の手取りはある家庭がプア中流なのではないだろうか。 (実際のプア中流と呼ばれてい

          私の服、夫の服、娘の服

          私は学生の頃、アパレルでバイトをするくらいには服が好きだった。 当時の最低賃金スレスレの時給720円で働いていた。 (20円単位での昇給や、最低賃金の改正で最後は850円になったが、それでも低い) 母子家庭だったためバイト代はほぼ学費に消えたが、少しずつお金を貯めて好きなブランドの服や靴、バッグを買った。 marimekkoのバッグ、DANTONのシャツ、Ne-netのワンピース、YANUKのデニム、マーガレットハウエルのコート… 全て今でも大切にとっている宝物。 もう一生

          私の服、夫の服、娘の服

          2千万貰えるなら第2子を考える

          タイトルの通り。 我が家は今一歳の娘が1人。 私は子供が特別好きというわけではないが、子育てをつらいと思ったことは無いし娘と2きりで過ごす今の生活が続いて欲しいと思えるくらいには子育てが楽しい。 元々子供は2〜3人欲しいな、と思っていた。 私も夫もそれぞれ2人兄弟姉妹がいるからだ。 私は今20代半ばであり、あと1〜2人は産み育てる若さもワンオペで育児する体力もある。 しかし、お金がない。 今の我が家の経済状況では、娘1人を大学に奨学金無しで入れられるかも怪しい。 子供2〜

          2千万貰えるなら第2子を考える

          市営住宅での暮らし、人生の目標

          両親が離婚してすぐの中学生の頃は築35年(住んでいるうちに築40年になってしまった)アパートに住んでいたが、低収入母子家庭の我が家は運良く市営住宅の団地に入居することができた。 この市営住宅の住人は年寄りと母子家庭と外国人がほとんどを占める。 決して治安は良くない。 しかし、低収入である私たち家族にはここが1番身の丈にあった住まいだった。 4LDK角部屋新築マンションから一転、築50年の市営住宅団地へ。 高校生だった私は、友達を家に呼ぶことは一切なかった。 こんな古くて汚

          市営住宅での暮らし、人生の目標

          家が買えない みじめ

          子供も生まれるし、そろそろマイホーム購入検討したいね!なんて夫と話していた頃もあった。 マイホームどころか日々生きていくだけで精一杯。 家を買ってローン組んだら娘の大学費用は無くなるだろう。 私の周りの友人知人はみんな結婚や出産と同時に家を買っているのに。 我が家はずっと古くて狭い1LDK。 ある時、何を思ったのか「家 買えない」という思ったままの言葉で検索してみた。 すると、その続きに「みじめ」という言葉を見つけた。 あぁ、私以外にも家が買えなくてみじめな思いをしている

          家が買えない みじめ

          貧乏人の子は貧乏人になる

          私の実家は決して裕福ではなかった。 母子家庭だったため市営住宅に住んでおり、両親の離婚後は家族で旅行なんて行ったことなかった。 外食は数ヶ月に一度のファミレスのみ。 それでも、母が必死に働いてくれていたお陰で私たちは生活することができていた。 そんな必死に働く母の手取りよりも、生活保護の支給額が多いのは納得いかなかったが…。 私もいま古い1LDKに住み贅沢できない暮らしをしている。 私の母も、働きつつも相変わらず古い市営住宅に住んでいる。 そして、私の祖父母も少ない年金で

          貧乏人の子は貧乏人になる

          奨学金返済 きつい

          私が通っていた高校は進学校で大学進学が当たり前だったため、私も例に漏れず大学進学を志望した。 しかし我が家は母子家庭。 もちろん大学費用なんてあるはずもなく、奨学金を利用した。 奨学金を借りるくらいお金がなかったので、もちろん県外の大学に進学なんて選択肢はなかった。一人暮らしできるお金があるわけない。 自宅から通える大学には国立大学はなかったので、学費が安めの自転車で通える距離にある私立大学へ。 4年間で総額300万の奨学金を借りた。 「もっと借りてる人もいるよ」 →その

          奨学金返済 きつい

          今年、我が家は普通の暮らしができるようになるのか

          家族で近所の神社へ初詣に行った。 もし神様がいるなら、2023年こそは私たち家族がお金のことを気にせず生活できるようにしてほしい。 水道光熱費が高くて湯船にお湯をためられない、暖房もつけられず寒い家の布団の中で過ごすしかない、娘の大好物のさつまいもを何の躊躇いもなく買えるようになりたい。 贅沢したいとは言わないから、せめて普通の暮らしをさせてほしい。 2022年は、子供が産まれ幸せを感じるのと同時に金銭面の不安がどっと押し寄せた年だった。 数年続くコロナの影響か上がる物

          今年、我が家は普通の暮らしができるようになるのか

          築28年1LDK3人暮らし

          夫とは結婚して3年ほど。 娘はもうすぐ1歳になる。 結婚前から、1Kアパートに夫と同棲していた。 今は築28年1LDKの賃貸で3人暮らしをしている。 今の家は駅から徒歩10分以内、大きな公園もスーパーも小児科も銀行も郵便局も八百屋もパン屋もカフェも全てが徒歩圏内にある。 素晴らしい立地。 子供を産み育てるのには何の申し分もない立地。 しかし、我が家は築28年1LDK家賃駐車場代込み6万円。 子供を産み育てるには何の申し分もない立地。 お金を持っている人達はここにマンション

          築28年1LDK3人暮らし

          寒く冷たいお風呂

          小さかった頃の記憶。 お風呂といえばバスタブいっぱいに温かいお湯が張ってあり、妹と一緒に遊んだりゆっくり浸かったりしながらほかほかになってお風呂を出ていた。 今はガス代、水道代が勿体ないためバスタブにお湯は張らず、シャワーのみ。 娘も新生児の頃はベビーバスだったが今はシャワーのみ。 社会人になって一人暮らしを始めてから今に至るまで、バスタブにお湯を張ったのは2回だけ。 夏はシャワーでも充分だが、冬はとにかく寒い。 ボロ賃貸の我が家に浴室暖房なんてものは無い。 洗面脱衣室が

          寒く冷たいお風呂

          古くて狭い賃貸暮らしの一生か?

          中学に上がる頃に両親が離婚した。 父はお堅い職業に就いており、ほかの同年代に比べればまあまあ稼いでいたらしい。 両親が23歳、私が赤ちゃんの頃に当時の新築マンション角部屋4LDKを購入できるくらいには稼いでいた。 そんな父と母が離婚したので、中学に上がると同時に同じ校区内の3DK築35年のアパートへ引っ越した。 広くて綺麗なマンションから一転、はじめての古賃貸暮らしである。 家の中にいても外の鉄骨階段の音が響く。 だれかが家を出、家に帰り階段を上り降りするたびに、ごぉ

          古くて狭い賃貸暮らしの一生か?

          毎日の暮らし

          ワンオペ家事育児 私は平日はいわゆるワンオペ家事育児。 夫は娘が起きる前に出社し、娘が寝た頃に帰宅する。 朝ごはん昼ごはん 私は朝起きて娘の朝ごはんを作り食べさせ、その間に夫は家を出る。 午前中に洗い物、洗濯を終わらせ、娘の昼ごはんの準備をする。 私の昼ごはんは食べたり食べなかったり。 基本的に自分のご飯を準備する心の余裕が無い。 光熱費が高い 昼ごはんを食べさせたら外へ出る。 12月になるとボロ家の隙間風がひどく、暖房も電気代が高く付くため無料の支援センターへ娘と出かけ

          毎日の暮らし