私の服、夫の服、娘の服


私は学生の頃、アパレルでバイトをするくらいには服が好きだった。
当時の最低賃金スレスレの時給720円で働いていた。
(20円単位での昇給や、最低賃金の改正で最後は850円になったが、それでも低い)
母子家庭だったためバイト代はほぼ学費に消えたが、少しずつお金を貯めて好きなブランドの服や靴、バッグを買った。


marimekkoのバッグ、DANTONのシャツ、Ne-netのワンピース、YANUKのデニム、マーガレットハウエルのコート…
全て今でも大切にとっている宝物。
もう一生買えない価格の大事な宝物。


今は私の服は安い服を買う…どころではなく、もはやほぼ服は買わない。
今年は夏にguでブラウスを1着、冬にHoneysで薄手のセーターを1着買っただけ。
それぞれ1,600円とかだったと思う。
妊娠中に体型が変わり下着を2セット買ったのと、UNIQLOでヒートテックを1枚買ったので
今年の私の被服費は8千円以内。

夫は仕事用のスーツや靴を新調したので数万かかったが、これは必要経費だと割り切った。
仕事用品以外は私と同じく8千円程。

娘は私たちより衣装持ち
娘は私たち夫婦が買った服よりも、母や私の妹が買った服の方が多い。
初孫、初姪の娘を可愛がってくれる母や妹の存在が本当にありがたい。
娘の服も、最初こそ肌着など揃えるのにお金がかかったが、ほぼ西松屋で揃えたので1万円前後かと。

正確に集計はしていないが、我が家の今年の被服費は夫のスーツ類を合わせても4〜5万円以内で収まっただろう。
ミニマリストというものはよく分からないけど、ミニマリスト達はこういう生活してるのかな、なんて思ったり。

学生の頃に買ったお気に入りのブランドの服達のおかげで、今の生活の被服事情でもなんとか生活している。


独身のうちに贅沢を、自己投資を〜。と言われたことがあったが、本当にそう思う。
自分のためだけにお金を使える時に少々無理してでもお気に入りを手に入れて本当に良かった。

今欲しい服を、今好きな服を何も考えずに買えるのが1番良いんだけどね。我が家では無理だ。

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