鈴木

短歌 所属: 塔短歌会・ひとまる、筆名: 鈴木四季、第28回歌壇賞候補「水の全能」(…

鈴木

短歌 所属: 塔短歌会・ひとまる、筆名: 鈴木四季、第28回歌壇賞候補「水の全能」(別名義)

記事一覧

別名義で入選した新人賞応募作

 その昔第28回歌壇賞に別名義(どうして別名義で応募したのか覚えていません、何かが切なかったのでしょうか)で応募した際、なんと入選した作品がありました。誌面にも掲…

鈴木
2年前
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【愛に出会え】まだ間に合う!!映画『海辺のエトランゼ』を絶対に観てほしい【一部ネタバレあり】

こんばんは!!!!!!月がきれいですね!!!!!!!!!!!!!!クソデカボイスでのご挨拶失礼いたします。 突然ですがみなさま、9月11日から全国ロードショー中の…

鈴木
3年前
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【ゴリゴリネタバレ】映画『海辺のエトランゼ』を「「絶対」」に観てほしい+かなり私的な感想

以下、元々【2020/09/14 04:54】最終更新だった記事はそのままに、それから3週間近く経って映画『海辺のエトランゼ』を更に何度か観て考えたことを整理して加筆します。み…

鈴木
3年前
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第65回角川短歌賞の応募をミスった件

お久しぶりです。 私が恐れ多くも同人を仰せつかっている『ひとまる』はみなさん読みましたか?もちろん読みましたよね。たぶん通販があると思う(情弱)のでみなさんここか…

鈴木
5年前
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第63回角川短歌賞応募作

歌壇賞で候補になるという結果を出してから角川短歌賞に改めて応募したわけですが、何というかいろいろとダメダメでした。長い連作を編むことにも少しずつ慣れて肌で連作の…

鈴木
6年前
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第7回塔新人賞応募作

栗木京子先生と小林幸子先生に1点ずつ頂いて計2点という結果でした。塔本誌に選考委員短評が掲載されているのでよければそちらもご高覧ください。    白に棲む まだ…

鈴木
7年前
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別名義で入選した新人賞応募作

 その昔第28回歌壇賞に別名義(どうして別名義で応募したのか覚えていません、何かが切なかったのでしょうか)で応募した際、なんと入選した作品がありました。誌面にも掲載されたはずですが、noteにも掲載しておきます。

 当時選考座談会でも指摘されていましたが、旧かな遣いなどの間違いは訂正せず、そのまま掲載します。

水の全能    
  鈴木たとへば

じゆすいする頭を波がおほふごとフードを被る夜の

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【愛に出会え】まだ間に合う!!映画『海辺のエトランゼ』を絶対に観てほしい【一部ネタバレあり】

【愛に出会え】まだ間に合う!!映画『海辺のエトランゼ』を絶対に観てほしい【一部ネタバレあり】

こんばんは!!!!!!月がきれいですね!!!!!!!!!!!!!!クソデカボイスでのご挨拶失礼いたします。

突然ですがみなさま、9月11日から全国ロードショー中の映画『海辺のエトランゼ』はご覧になりましたか?(突然すぎる…)

そもそも『海辺のエトランゼ』とはなんぞや?という方、公開したのは知ってたけど観に行くタイミングを逃したという方、それぞれいると思いますが…
実は公開から1ヶ月以上が経過し

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【ゴリゴリネタバレ】映画『海辺のエトランゼ』を「「絶対」」に観てほしい+かなり私的な感想

【ゴリゴリネタバレ】映画『海辺のエトランゼ』を「「絶対」」に観てほしい+かなり私的な感想

以下、元々【2020/09/14 04:54】最終更新だった記事はそのままに、それから3週間近く経って映画『海辺のエトランゼ』を更に何度か観て考えたことを整理して加筆します。みんな『海辺のエトランゼ』を観てくれ。
記憶と原作を頼りに書いてるので映画劇中のセリフそのままとはややちがうかもしれん。

【以下10/4 0:24加筆分】
映画『海辺のエトランゼ』は紀伊カンナ原作のボーイズラブコミック作品を

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第65回角川短歌賞の応募をミスった件

お久しぶりです。

私が恐れ多くも同人を仰せつかっている『ひとまる』はみなさん読みましたか?もちろん読みましたよね。たぶん通販があると思う(情弱)のでみなさんここから買ってください↓。私の部分は別に読み飛ばしても良いので大学短歌バトルにばんばん出ていたり去年の角川短歌賞の予選を通過しているすばらしい他同人のパートをぜひ読んでくださるよう伏してお願い申し上げます。ちなみに一週間前くらいに読んだ去年の

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第63回角川短歌賞応募作

歌壇賞で候補になるという結果を出してから角川短歌賞に改めて応募したわけですが、何というかいろいろとダメダメでした。長い連作を編むことにも少しずつ慣れて肌で連作の感覚が少しずつわかるようになってきたはいいものの、まだまだその感覚を習得するには遠いようです。

紺という紺コンバース履いて出かける弟よ澄みわたりたる生殖のこと

曼殊沙華枯れしを見んとうつむけばわれの五感もうつむいており

のどぼ

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第7回塔新人賞応募作

栗木京子先生と小林幸子先生に1点ずつ頂いて計2点という結果でした。塔本誌に選考委員短評が掲載されているのでよければそちらもご高覧ください。

   白に棲む

まだだれもいない学校スズカケの樹々を立たせる美徳のありて

脚ほそき教師が夢を問いてきぬ一時限目の葉かげのうすさ

たましいをいたわるごとく生物のノートの端のよじれを直す

長月に進路決まりにき 決める、より水底浅いあかるさのうち

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