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別名義で入選した新人賞応募作
その昔第28回歌壇賞に別名義(どうして別名義で応募したのか覚えていません、何かが切なかったのでしょうか)で応募した際、なんと入選した作品がありました。誌面にも掲載されたはずですが、noteにも掲載しておきます。
当時選考座談会でも指摘されていましたが、旧かな遣いなどの間違いは訂正せず、そのまま掲載します。
水の全能
鈴木たとへば
じゆすいする頭を波がおほふごとフードを被る夜の
第65回角川短歌賞の応募をミスった件
お久しぶりです。
私が恐れ多くも同人を仰せつかっている『ひとまる』はみなさん読みましたか?もちろん読みましたよね。たぶん通販があると思う(情弱)のでみなさんここから買ってください↓。私の部分は別に読み飛ばしても良いので大学短歌バトルにばんばん出ていたり去年の角川短歌賞の予選を通過しているすばらしい他同人のパートをぜひ読んでくださるよう伏してお願い申し上げます。ちなみに一週間前くらいに読んだ去年の
第63回角川短歌賞応募作
歌壇賞で候補になるという結果を出してから角川短歌賞に改めて応募したわけですが、何というかいろいろとダメダメでした。長い連作を編むことにも少しずつ慣れて肌で連作の感覚が少しずつわかるようになってきたはいいものの、まだまだその感覚を習得するには遠いようです。
紺という紺コンバース履いて出かける弟よ澄みわたりたる生殖のこと
曼殊沙華枯れしを見んとうつむけばわれの五感もうつむいており
のどぼ
第7回塔新人賞応募作
栗木京子先生と小林幸子先生に1点ずつ頂いて計2点という結果でした。塔本誌に選考委員短評が掲載されているのでよければそちらもご高覧ください。
白に棲む
まだだれもいない学校スズカケの樹々を立たせる美徳のありて
脚ほそき教師が夢を問いてきぬ一時限目の葉かげのうすさ
たましいをいたわるごとく生物のノートの端のよじれを直す
長月に進路決まりにき 決める、より水底浅いあかるさのうち
く