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溶ける地方創生マネー喰われる自治体(週刊東洋経済)を読んで思ったこと

溶ける地方創生マネー喰われる自治体(週刊東洋経済)を読んで思ったこと

週刊東洋経済(5月11日発行)のテーマが「溶ける!地方創生マネー喰われる自治体 コンサルが行政を支配 地方創生の虚構」でした。これは地域界隈ではちょっと話題になっていましたが、これについて僕の考えをまとめてみました。

僕は”地域のことは地域でやるべき論者”です。その理由を3つにまとめました。
①  都市部の企業よりも地方の企業が受託したほうが“乗数効果”が高い
②  効果が小さくても

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「お店番がしたい!」どんどん参画したくなるまちのちいさな図書館。

「お店番がしたい!」どんどん参画したくなるまちのちいさな図書館。

静岡県焼津市のシャッター通り商店街の空き店舗ではじめた私設図書館「みんなの図書館さんかく」(以下、さんかく)を開館してから約1年半が経過しました。

「私設公共」を掲げ、一箱本棚オーナー制度という不思議な仕組みを導入し、月2千円を支払う本棚オーナーは56名、図書カードを作った人は370名、月に200人以上が来館する場所に育っています。

そんな図書館の実験をまとめたnoteをきっかけに、同じ仕組み

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コミュニティをつくりたいなら、イベントを企画するな。

コミュニティをつくりたいなら、イベントを企画するな。

最近こんなツイートをしたので、ちょっと詳しく書いてみます。

コミュニティスペースでは極力イベントを企画しない方がいい自分はこれまでに、中高生世代の放課後施設、市民活動センター、そしていまの私設図書館と、さまざまなコミュニティスペースの運営に携わってきました。

その経験からわかったことは、運営側がイベントを企画しないコミュニティスペースの方がうまくいくことです。

うまくいくというのは、主体的で

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