悩んだり、凹んだ時に突破する2つの思考法とは?
ご機嫌いかがですか?思考の整理家®の鈴木と申します。
普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。
というわけで本題です。
今日は、某新聞より取材を受けていました。
その中で、究極のインタビュー質問を受けたので、僕がどう答えたのかを共有したいと思います。
それは、とっても難しい質問でした・・・。
悩んだり、凹んだ時にそれを突破する「究極の思考の整理方法」はありますか?
色々アプローチ方法はあるのですが、コンパクトかつ本質的に的を絞ってお話することは意外に難しいものです。
なぜなら、すべては人によって状況が異なり、ケースバイケースだからです。
SNSでも同じですが、ある程度、汎用化して語ることは難しいですね。抽象度が上がりすぎてもいけませんし。
そこで、とっさに出てきたアプローチが2つあります。
1.コントロールできることと、できないことを分離すること。
2.今と未来を分離すること。
この2つです。
いずれもキーワードは「分離」にあります。
1つ目については、僕にとって思考の整理技術の”一丁目一番地”レベルのアプローチです。
僕が思考の整理術を探求しようと決めたキッカケになったといっても過言ではないシンプルなアプローチです。
人は不思議とコントロールできないことに対してムキになって立ち向かいます。過去の出来事、他人などが筆頭格ですが、どれだけあなたがモチベーションを上げようと、スキルを上げようとそれをコントロールすることは困難です。
今から、自分の思い通りに操り、変えることは原則としてできません。
であれば、今の行動、未来に向けた方向性、自分自身など自分が確実にコントロールできる方に頭を切り替えたほうが必ず物事は前進していきます。
したがって、悩んだり凹んだ時にまず振り返るべきは、今の自分はコントロールできないことに立ち向かおうとしていないだろうか。
ここをスタート地点に思考の整理を試みます。
かつて、元メジャーリーガーの松井秀喜さんが、手首を骨折した際にリハビリ期間はつらくないですか?とインタビューされました。
その際、「たしかにつらいけど、起きてしまったケガはもう事実を変えることはできません。起きてしまったことではなく、自分でコントロールできることに意識を切り替えます。たとえば下半身のトレーニングだけだったら手首を骨折していてもできますよね」と。
僕はこのインタビューを聞いてよい意味で衝撃を受けました。
そうか!こうやって切り替えができればいいんだ。悩んでいる時は自分で気づかないものですが、案外、コントロールできないことに捉われている自分がいたものです。
2つ目は、今と未来を分離することでした。
どうしてみんな、先のことばかり考えるんだろう。たまにこう思うことがあります。
将来のことをイメージすることは素晴らしいことです。ビジョンを明確にすることも有益なことでしょう。
しかし、スタート地点はそれでもいいのですが、実行に着手してからも先のことばかり考えていてはどうなるでしょうか?
「大丈夫かな?本当にゴールに到達するかな」と不安を覚え、時には「この先時代はどうなるんだろう?少子化、年金不安・・・」など将来に憂いてしまう。
一つハッキリとしていることは、将来をどれだけ考えようと、今、動かすことができる現実は「目の前の行動」だけです。
先のことに一喜一憂するくらいなら、まずは確実に前進が見込め達成感まで得られる「今」に意識を切り替えていくのです。
将来をイメージするときと、目の前の行動を積み重ねて行くときと、頭の使い方はいったん分離して、切り替えていくことで悩みやへこみを少しでも和らげていくというアプローチです。
もちろん、1人で客観視して頭を切り替えていくというのは簡単ではないかもしれません。
そんな時は、他人からアドバイスをいただきながら、頭を切り替えていけばいいのです。なにも1人ですべてを背負い込む必要はありません。
このように、コントロールできることとできないことへの分離、今できることと将来のイメージの分離によって、頭の中が混乱でノイズだらけにならないよう、シンプル思考をつくっていくこと。
これこそが、少しでも苦境にいる時の突破口になるのではないか。
そう信じて今回は、投稿させていただきました。
さて、今回の内容はいかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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