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「こうあるべき!」を捨ててみよう


イケイケどんどんのスタートアップとしてIPOを目指すわけではないけど、自分らしい”自分サイズの起業”をしたい方へ。

この2冊の本はオススメですよ。

拡大ありきではなく、自分サイズから逆算したビジネスモデルの構築とは斬新な逆転発想です。2冊で紹介されている2社ともに。

1社は京都の小さなステーキ丼のお店。もう1社は一人で経営する東京の足立区という下町にある出版社のお話です。

働き方に加え、経営方法まで多様性が広がってきて面白い視点がこの本には込められています。

普通は、どのように事業を拡大していくのか?次に社員の働き方を考慮しながら、事業拡大に社員を合わせていくという考えが多いものです。

しかし、同書は、「そもそもなんのための拡大?」「何のために事業(仕事)をするの?」に立ち返り、結果として、事業拡大ありきの経営を捨てた2社の個性的な考え方が紹介されています。

ビジネスのビジョンに良し悪しはなく「自分らしさ」起点で起業を捉えると良いのではないか?とは起業の相談を受ける際に僕が応える内容です。

「こうあるべき!」の世間の空気や、他人との比較で競り勝つことだけを目的に動いたとしても、結局、儲からないレッドオーシャンに突入するだけですからね。

とにかく拡大を目指すビジョンも良し、自分らしいペースのビジョンも良し。「あるべき論」「世間の同調圧力」「他人との比較」に埋没しないことは、起業する上でもとても大切なことであると痛感させてくれる本でした。

良し悪し、善悪ではなく自分へのフィット感でシンプルに決断するのが、自分にとっての正解なんだと思います。社会にとっての正解はその次の話で良いのではないでしょうか?

他と比較せず、心底自分が納得するスタイルはなんだろう?

”じぶん会議”で自分の奥底にある気持ちにアクセスすることが第一優先されることではないでしょうか。

起業にしろ、会社員のキャリアにしろ。

じゃないと、長続きしないですからね。

本にも出てくる“穏やかな成功”を目指すという言葉は秀逸な日本語です。

この言葉は目からうろこの視点でしたよ。

そんな、色々と示唆を与えてくれる京都にある小さなステーキ丼と、足立区にある一人出版社のお話でした。

この本については、知人の「ネコっちさん」が以下のようなグラフィックレコーディングで整理されていました!

ぜひこちらのグラレコとあわせてご覧くださいね。

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週末の読書より

著者・思考の整理家 鈴木 進介


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