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つながらない幸せもある

今、多くの方は自粛、在宅ワークなどをせざるを得ない状況になっていることでしょう。ご多分に漏れず、僕自身も数々の自粛や在宅ワークなど環境が激変しています。

では、人とのつながりはコレで減っているのか?と言えば、逆に増えているような気がしますね。オンラインで。

「オンラインでせざるを得ない」ケース、「オンラインでも良い」ケース、「オンラインこそいいね!」ケースなど様々です。

便利な一方で、結局、「画面越し、デジタル文字を通じて」というパターンが多く、時間も問わず”つながってしまう”ため、仕事もプライベートも「際」がなくなる不快さを感じる時があります。

そこで、僕は意図的につながる時間を減らすことに切り替えるようにしています。

いわば、外向きで他人との”つながり”から、内向きで自己との”つながり”への切り替えです。

仕事上、他人とつながることは必須ではありますが、こんな時だからこそ敢えてつながらない時間を設けて、疲れを緩和することと、自分自身を見直す機会とすること。この2点が有効だなと感じている次第です。

つい、SNSを見てしまう習慣。

今やコロナウイルス関連の情報であふれています。主張や視点をぶつけ合い、時には感情的になり、もしSNSを見る回数を増やしてしまうと、自分の脳みそが9割は悲観的になってしまうのではないか?こんな恐れを抱くほどです。

それなら、一層のこと、「SNS断捨離」「スマホ断食」をしてみてはどうだろうか?はたして、1日10回以上、スマホの画面をチェックしていたところを当初3回以内におさめてみました。

わ~、どこか気持ちいい!晴れやか~!発想が色々と沸いてくる~!などとプラスの側面が確認できました。

今まで、どれだけノイズの毎日に毒されていたのだろうか。

敢えて、つながらないことで、本来の人間らしい生活、自分らしさを取り戻せた感覚も沸いてきたのです。

人は孤独感を感じるとストレスが増えてきます。だからこそ、つながることで孤独感を解消し、心の隙間を埋めてきました。

しかし、孤独感が解消されたからといって、ストレスがなくなるわけでもありません。つながりすぎによる別のストレス(負の情報に触れすぎてしまうなど)が生じてしまうのです。

物事は何でも二面性があります。

メリットとデメリット、表と裏、本音と建て前など。

何かインパクトやトピックスが起きると、一方向に光を当て、それが正解だと思い込んでしまうこともあるでしょう(バイアス)。

ただ、この二面性の原則を思い出し、別の視点に切り替えることができれば、バイアスを防ぎ、ネガティブだけに毒されることも防ぎ、頭の混乱も防ぐことが可能になるのではないでしょうか?

二面性を確認して視点を切り替えること。

これは思考の整理の基本です。

つながりすぎで最近疲れ気味のあなた、ここは視点を切り替え「つながらない日常」をつくりだしてみませんか?

時には、強い意志を持って”つながらない生活”に切り替え、”つながらない幸せ”を享受すること。

コロナ疲れをしてきた今こそ、試してみてはいかがでしょうか?

著者・思考の整理家 鈴木 進介

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