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新年に目標を立て、モチベーションを上げても意味がない理由

今さらながら、明けましておめでとうございます。

思考の整理家®の鈴木と申します。

今年も、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしていきます。

年末年始になると、自分の頭を整理するための指針を使います。

その一つは・・・

経営コンサルタントの大御所である大前研一さんが語ったとされる言葉です。


1.人間が変わる3条件


人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。

年末年始の目標設定の話題が出る時期に、必ずバズっているこの金言!

超シンプル!

僕はこれほど本質的でシンプルなコンセプトはないと思います。突き詰めると、この3つが重要な要素ですもんね。

そして、自分自身にも体験がガッツリとあるのですよ~。

50歳が近づいてきたある時、自分を次のステージに持っていくためには、”引き算”して脱皮をしなければいけない。

脱皮せずして、足し算していっても過去のパラダイムに縛られるだけかも。。。

そう思い、自分と向き合って思考を整理しました。この3つを使ってね。これが2年前のことです。

リピートしますが、

1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。

この3つを”1つずつ”ではなく、同時に変えるオセロのように一気に自分自身のゲームチェンジができるかも?という仮説を行動に落とし込むため、1~3番目を全て行動の第一歩目の言葉に変換して即日着手!

たとえば・・・

「時間配分」は、スケジュール帳に他人の予定から埋めずに、自分の予定から埋めるように。また目先の仕事ではなく、長期の仕事や自己投資の時間を先に埋めるように時間配分を完全に真逆に。

「住む場所」は、元の自宅から徒歩2分の近所ですが、引っ越し&フルリノベーション!完全個室の書斎も整備して。リモート仕事やオンライン講演も自宅配信が完璧に。

「付き合う人」は、社交辞令のお誘いは全てお断り、また「付き合う人=会社」も選別し、たとえビッグ案件や有名企業からのオファーであっても、どこか感覚的に波長が合わないと思えば、即お断り!に。

すると、何がこの2年間で起きたでしょうか?

自分の会社の業績は過去最高益、年収は4割増し、ストレスは激減、自分で主導権を持って使える時間が倍増他。。。

劇的!という程ではありませんが、何か急に精神的にも余裕が出てくるようになりました。

ここで第一結論!

単に目標設定をして気持ちを高揚させるだけではダメで、根本的な要素を特定し、一挙に変えなければ、何も日常に変化が生まれない。

2.モチベーションに逃げるな!


よく講演などで、人間がもっともモチベーションが高まる時はいつでしょうか?と質問を投げかけます。

僕的答えは・・・


・・・


・・・


目標設定して計画を立て終えた直後である。

確かにこの瞬間はモチベーションが最高潮に達しますよね。そして、これを達成できた時のイメージが頭にあるからなおさらのことです。

が、ここで注意をして欲しいのです。

人間には「計画錯誤」という認知バイアスがあることを。

人は、過去に計画どおりに進まずに失敗した経験が繰り返しあったとしても、新たな計画を立てる際に楽観的な予測をする傾向がある。

ノーベル経済学賞受賞者
ダニエル・カーネマン教授による

楽観的な予測をしてしまうからこそ、モチベーションだけは目標設定と計画作成を終えた直後はピークに達するのですよね。

ただ、だからといって本当に目標達成できるかといえば、そうは問屋が卸しません。

大切なことは、モチベーションが打ち砕かれそうなほど膨大なtodoリストがあったとしても、とにかく小さなことから着手すること。

このはじめの第一歩目が出ない限りは、最高潮のモチベーションは単なる自己陶酔の世界として消えていってしまうのです。

だからこそ、前述した大前氏は先ほどの3条件に加えて、こうもダメ押しをしてきます。

最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

もちろん、決意を新たにすることは大切ですし、モチベーションが大切であることは百も承知です。そこは否定しません。

ただ、それだけで終わってしまっては意味が無いよね?という当たり前すぎる現実を直視しよう!ということだと思うのです。

ここで第二結論!

グダグダとキレイなビジョンを明文化する前に、初めの第一歩目を明確にしよう。とにかく早く着手しよう。

3.結局、行動が大事!


突き詰めると、結局、行動が大事!行動なくして決意や目標設定、計画作成にモチベーションアップは何も意味をなさない。

そんな身も蓋もない結論になりますね。(・_・;)

ただ、頭ではわかっていてもなかなか体が反応しないということもあるでしょう。

そこで、僕の場合は、前述した1の3条件、2のダメ押しメッセージを思考の整理用指針として、付せんに書き留め目立つところに貼ってあります。

こうすれば、忘れることが無いし、ノイズだらけになってもシンプルに立ち戻ることができるからです。

というわけで、思考を整理してから行動するのか、行動しながら思考を整理するのか。

「思考の整理×行動力」という2大要素は、どれだけ時代が変わっても色あせないよなぁと新年に思った次第という雑記でした。

さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

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