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【本ログ】1分で話せ (内容まとめver.)

話し方やプレゼンの指南書。

たった1分のシンプルな話により、相手の行動を促す話し方のロジックと方法がまとめられた一冊だ。

話し方のエッセンスが詰まったこの本の内容を、さらに私なりにまとめてみた。自分の意見を伝えたいと思う方にぜひ読んで欲しい。

*前回のショートver.記事*


前準備:ゴールを定める

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短い時間の話で人を動かすには、事前準備が必要だ。その準備とは、話の目的を決めておくこと。つまり「話のゴールは何か」を定めることが必要なのだ。

注意したいのは「話を理解してもらいたい」はゴールとなり得ないことだ。せっかく話しても「うん、話はわかった。で?どうしたいの?」となり、事態が進展しないからだ。

ゴールとして適切なものとしては
・意見が欲しい
・賛成して欲しい
・動いてもらいたい

のようなことである。

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ゴール設定の枠組みとして「誰に、何を、どうしてもらいたいか」を考えると良い。特に重要なのは「誰に」だ。どんなに素晴らしい話でも、目の前の相手に届かなければ意味がない。

その人の立場は?興味があることは?求めていることは?その分野のことをどの程度知っている?どう反応する人?・・・など、伝えたい相手のことを熟知しよう。

左脳を動かす:話のロジック

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良い話し方にはテンプレートがある。最初に「主張」をし、次に「根拠」を3つほど述べることだ。

「主張」には結論が必要だ。事実やデータは結論ではないことに注意が必要だ。たとえば「外が曇っている」「降水確率は80%だ」は、事実やデータであるが結論ではない。この場合の結論は「傘を持って行こう」である。

話の始めに結論である「ファイナルアンサー」を述べよう。

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次に続く「根拠」は主張とつながりがあるべきだ。先ほどの「傘を持って行こう」の結論を例に取ろう。「降水確率は80%だから」は根拠となる。しかし、「肌寒いから」は根拠とならない。また、根拠が1つだけだと、話に反論・指摘されやすくなるなるため、根拠は3つほど挙げると良い。

結論と繋がる根拠を述べ、話の説得力を高めよう。


右脳を動かす:感情を揺さぶる

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人はただロジックを聞くだけでは、話の内容を完全に理解できない。ロジックだけの話は自分に関係があるものとして捉えにくく、理解や行動がしづらくなってしまうからだ。

話を理解し行動してもらうには、相手の感情を動かすことが重要だ。感情を動かすにはイメージさせることが効果的である。

イメージを促す具体的な方法としては、
・図やグラフ、写真を見せる
・「たとえば〜」と例や事実を示す
・「想像してみてください」と言う

などがある。

特に「たとえば〜」と例や事実を示す方法は、前述のロジックに組み込みやすい。1つの根拠に対して、1〜2個の例・事実があると良いだろう。


最も重要なこと

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この『1分で話せ』という本には、シンプルな話し方により相手の行動を促すエッセンスが凝縮されている。

たしかに、話法は大切だ。話の構成や言い回しを変えるだけで、同じ話でもグッとわかりやすくなる。

しかし、何よりも重要なのは「伝えたいという想い」であると、著者は述べていた。このことをどうしても伝えたいのだと強く願えば、前準備も、話す最中の姿勢も、後の根回しも、熱量高く行うことができる。聞く側も、その熱量の違いを感じとることができるものだ。

誰かに伝えたい話はあるだろうか。仕事のプレゼンでも、好きなグッズをおすすめするでも、ブログを綴るでも良い。

そんなときは、この本を手に取り、シンプルに伝え人を動かす話し方を実践してみてはいかがだろう。


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