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雨やどり

102
そして整える。思考整理のための紡ぎことば。
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2020年7月の記事一覧

私にとっての合気道

2月に先生が体調を崩して入院した。
先生が不在でも稽古は続けられたのだが、
稽古に参加していて思ったことがある。

あの先生が居たから合気道を続けられていたのだと。

あるとき
「レディース教室を木曜日10時から始めようと思います。」
と先生が言い出した。
わたしは大喜びしたのだが、
よくよく考えると
女性会員は数人しかいないうえに
ほかの方は自営業でもなければ専業主婦でもない。
学生だったり、仕

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よくばり癖とのつきあい方

「おじさん小学生」を知っているだろうか?

なまえだけ聞くとかなりあやしい響きだが
自分自身とまっすぐ向き合ってる方で
その活動にわたし自身いい刺激を受けている。
自身の行動を変えるきっかけにもなっている。

この記事を読んで考えさせられたことがあったので
記憶が薄れてしまわないうちに記しておこうと思う。

おじさん小学生がタスク管理をしているので
昨日、試しに一日の出来事をメモしてみることにした

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優しさってなんだろう?

優しさってなんだろう?

人の文章を読んでいて「優しさ」
を受け取ることがある。
勝手に優しさを感じているわけだけど
書いている人自体を「優しい人」と
認識してしまうこともある。
実際には、
その人に優しさがあふれているかと言われると
そうでもなかったりするのだけれど
その人が書く文章の中に
小さなかけらを見つけて
言葉に酔って「優しい人認定」してしまう。

人はどんなところに「優しさ」を感じるのだろう?

たぶん…優しい

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内側から見えるわたしと、外側から見るわたし

内側から見えるわたしと、外側から見るわたし

あるサロンのzoomで
「LTという、3分以内に話したい内容を話す」
という体験をさせてもらった。

わたしは人前で話すのが本当に苦手で
あがる必要がないのに
毎度あがってしまい
そのたびに頭が真っ白になっている。

会話なら全く緊張しないのに
「発表」という形になると途端にダメになる。

今回、音声で会話するのが初めましての人たちの前で発表をした。
発表と言っても
目の前に人が立っているわけでは

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他人の色に染まること

他人の色に染まること

高校3年生から付き合った人と9年付き合い
流れで結婚した。

そもそも9年も付き合っていられたのは
相手のおかげだといえるだろう。
なぜなら私は、相手色に染まることが
全くできない女だからである。
高校生のころ、周りを見ると
彼氏の好みで服装や髪形を変えている子がちらほらいた。
学校という大きな集団の中で自分の意見を通したいという
意思のなかった私でも
自分の好みを曲げることには抵抗感が強くあった

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「嫁ぐということ」は色を操ることである

「嫁ぐということ」は色を操ることである

女性は結婚を機に姓を変えることが多いことだろう。
それは生まれ育った家族を離れ
新しい家族の仲間入りすることでもある。
それが田舎で長男ともなれば、色濃く深く関係を築くことになる。

「嫁ぐということ」
それは育った家の当たり前が通用しない世界に
足を踏み入れることだ。

うまくいくか分からないが色えんぴつで例えてみることにする。

私の育った家では、青や緑が好んで使われていたとしよう。
だからと

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儀礼って何だろう? つづき  ~儀礼を終えて~

儀礼って何だろう? つづき  ~儀礼を終えて~

10年ぶりに開催された「仲間内のバーベキュー」という儀礼が終わった。
それは6時間にもおよぶ「わたしたち」という絆を確認し深める会であった。

前回の話はこちら↓

今日の感想を一言で表すとするならば、
それは間違いなく「楽しかった」だと言えるだろう。

大人たちは昔の話をして大笑いし、
日常の話をしたり
子どもたちと戯れて遊んだりした。
年を重ねたことで頭をよぎるようになった
ケガのリスクに少々

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儀礼って何だろう?

儀礼って何だろう?

「儀礼とは」かたちを成しているが
それが意味のあるものなのかと言われたら
実際には意味のないもので
だがしかし、
社会の一員としてやっていくには
必要不可欠なものである。

それは、「わたしは敵ではない」
「わたしたちは仲間なのだ」
と証明することにつながるからだ。

十数年前、よく仲間内で飲みに行ったり、
夏にはバーベキュー、冬には鍋パーティーをしていた。
彼氏(今の夫)とその友達とその彼女で構

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親子の会話でみえてくるもの

長男の小さかった頃の話になった。
赤ちゃんの時から朝青龍のような体形で、
幼稚園生のころは、当時妊婦だった私よりも
妊婦らしい体形をしていた。
だから今はシュッとしてしまって別人みたいだ。
彼が「今はふつうだよね?」と聞いてきたので、
あえて「ふつうって何?」と聞いてみた。
すると、「多数派ってこと。」と彼は言った。
ふつうが多数派であること
彼の頭の中では自然と理解されていることに正直驚いた。

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