親子の会話でみえてくるもの

長男の小さかった頃の話になった。
赤ちゃんの時から朝青龍のような体形で、
幼稚園生のころは、当時妊婦だった私よりも
妊婦らしい体形をしていた。
だから今はシュッとしてしまって別人みたいだ。
彼が「今はふつうだよね?」と聞いてきたので、
あえて「ふつうって何?」と聞いてみた。
すると、「多数派ってこと。」と彼は言った。
ふつうが多数派であること
彼の頭の中では自然と理解されていることに正直驚いた。

あまりに驚いて「メモしておこう!」と言ったら、
「お母さん話すの苦手なんだね。」とそんなことまでバレてしまった。


昨日は子どもの下着を買いに行った。
するとそこに、次男の好みのショートパンツが売っていた。
迷わず買うことを決めた。
彼は、秩序感が強いのでルーティーンが変わることや、
気に入ってるものは同じものであることを好む。
サイズアウトした服も、また同じ服をほしがる。
少しでも気に入らなければ着ないため、
気に入ったものが3着ほどあれば事足りてしまう。
冬でもトレーナーは着ないし、長袖も年に数回しか着ない。
真冬の氷点下の日でも、半そでに薄手のフリースというスタイルだ。

そんな彼のために買ってきたショートパンツ。
どうなったと思います?

残念ながら「丈が長い」と言って
却下されてしまった。
「○○が好きな柄だと思って。」
と言ったところ、
相手はそう思っても、自分にとっては
そうじゃない時もあるんだよ。

と予想外の返事が返ってきた。

彼には独自のスタイルがあって、
はたから見ると
それは不便そうだったり
不憫にみえたり
わがままに見えてしまったりする。

朝、学校に行くとき子どもたちに
行ってらっしゃいのハグをする。
彼にはいつも、抱きしめるのを拒まれる。

「腕はやめて!!」
彼とのハグは「やさしい体当たり」なのである。


子どもたちと話をしていると
自分の中の当たり前が、
当たり前でないことに気づかされる。
そんな考え方があったのかと驚かされる。
そんな親子の会話にはワクワクがつまっているのだ。

今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように♪



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