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他人の色に染まること

高校3年生から付き合った人と9年付き合い
流れで結婚した。

そもそも9年も付き合っていられたのは
相手のおかげだといえるだろう。
なぜなら私は、相手色に染まることが
全くできない女だからである。
高校生のころ、周りを見ると
彼氏の好みで服装や髪形を変えている子がちらほらいた。
学校という大きな集団の中で自分の意見を通したいという
意思のなかった私でも
自分の好みを曲げることには抵抗感が強くあった。

私自身、自由であること
縛られないことはとても大切なことだ。
だから相手を束縛することは一切ない。
むしろ相手から束縛されていると感じたら
私は一目散に逃げてしまうと思う。

だけれども自分の目的のために
窮屈な中にいることも選べるようになってきた。
けっして染まりはしないけれど、
一時的に色をあわせることもできるようになってきた。
たぶんこれは逃げてばかりでは身につかなかったと思う。
正確に言えば
逃げたくても逃げられなかったのだけど、
すべてを捨てれば逃げられたのだろうけど。

弱虫なおかげで根性がつき、タフさを得た。
「それで今は無敵になったのだろうか?」

いや、そんなことはない。
私はただの
根性があるタフな弱虫になった。

正直、強いも弱いもどうだっていい。
正しいとされているこの社会の中で
強いとされる人の中にも心の弱さが見え隠れしている。
弱いとされる人の中にも芯の強さが垣間見れる。
今の社会で強いとされているのは
この社会があってこそのことであり
違う社会が生まれれば別の要素が強さに変わる。
そうだとするならば、
目指すべきは
自分の核の部分(なにがあっても絶対譲れないこと)を、
自分で知ること。
そして、それ以外をカメレオンの体色変化のように
状況に合わせて変化できること。

染まることができない私が、
いま「自分の色を変化させる」という技を学んでいる。

次は何色になっていくのだろう…
それはただ、熱や光に反応していくだけ。
無意識に起こる反応なのだから。


今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように♪



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