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ベストセラー「断捨離」やましたひでこさんの文章を書く方法

やましたひでこさんは断捨離の提唱者である。一方で、2018年の古いデータであるが、断捨離シリーズ書籍は累計販売部数400万部を超えており、まぎれもなく「ベストセラー作家」である。

そのやましたさんが文章を書く方法、アウトプットの方法について書いている書籍がある。それが、こちら。

noteの記事を書く私たちにも、やましたひでこさんの文章術が参考になると思い、まとめてみた。

1.とにかく書き始める

やましたさんは情報をインプットし、自分のものにすることを「自己化」というが、情報を自己化した後、アウトプットするときに「発信しあぐねるとき」があると言う。

あれほど多くの本を書いているやましたさんでさえ、アウトプットの時にどう書こうかと思い悩むことがあるとは想像できないが、そのような時もあるようだ。そして、そんなときは、まず書き始めると言う。

まず書き始めてしまいます。最後にどのようなカタチに落ち着くのかがまるで分らなくても、そこは自分が「このインプットを自己化した」ということを信頼して、書き進めます。

捨てる。P200

どうやってアウトプットすればいいかを迷ったときは、とにかく表現してしまう。文章だったら、キーボードを打ち始める。

捨てる。P202

用意したメモとは、ほとんど無関係な話になっていることもしばしばあるようであるが、そのことについて、次のように述べている。

でも、それでも良いのです。というよりも、それが良いのだと思います。(中略)それが、新しい価値を生み、また別の人のインスピレーションとなりインプットされる。

捨てる。P201

メモとはかけ離れた内容となっても、それが良いので、とにかく自分を信頼し、書き始めることが大事であるとアドバイスしている。

2.アウトプットはラブレター

やましたさんは、「言葉を紡ぐ者」として、情報をアウトプットするときは、ラブレターを綴るように書くと言う。

そして、そこに以下の3つのメッセージを込める。

❶「私の気持ちをわかってほしい」
❷「あなたに関心があります」
❸「できれば私のことを好きになってほしい」

捨てる。P202

そして、読む人に愛と感謝が届くように願っている。幸せを願う。さらに、読む人との間に深い絆を感じることが出来れば、それは至福であると言う。

読者の幸せを願い、読者との絆を意識していることが、多くの人に読まれているゆえんであると思う。私たちが書くときも同じように意識したい。

3.アウトプットでギフトを受け取る

さらに、アウトプットすることで、意見の違いがあったり、批判されたりすることがあるかもしれないが、「それでも、そんなダメージを補ってあまりあるギフトを受け取ることになるでしょう。」と言う。そのギフトとは、

「自分軸を生きられるようになってゆく」という、おそらく人生史上最大のギフトです。自分軸を生きる―それは、自分の人生を自分の足で歩んでいくことを決意することであり、ほかの人に依存せず、他責ではなく自責で生きる宣言をすること。

捨てる。P205

アウトプットで得られるギフトは、自分軸で生きていくということ。これを人生史上最大のギフトとやましたさんは言います。自分軸を生きると言うことをまとめると、

❶他者との価値観の違いを受け入れること。
❷ほかの人の意見に過剰に反応しないこと。
❸必ず、他者からのアドバイスも自分で納得したうえで行動すること。

つまり、「ブレない自分になる」ということか。とかく人は、人から言われたことで悩んだり、傷ついたりする。他人の言葉に左右されない自分が手に入れば、それは確かにすごいことかもしれない。

4.まとめ

以上のように、やましたさんから文章を書くことについて、「書き始めることが大事」「ラブレターのように読む人にメッセージを届ける」「アウトプットすることは自分軸で生きること」というアドバイスをもらった。

アウトプットする際の参考にしたい。読む人に愛と感謝と幸せのメッセージを届ける自分、そして、ブレない自分になるために。

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