哀愁のウトナイ湖
晩秋の湖のほとり
ウトナイ湖の精霊たちが
悲恋に思いを寄せて
心のキャンパスを彩る
物語の始まりの空は
色あせた秋のたたずまい
白鳥の湖で
魔法に掛けられた白鳥が
去りにし愛を嘆き悲しんでいました
王子は永遠の愛を誓う言葉を
愛の力を前に魔法は滅び
恋人たちの魂は遥かなるあの場所へ
終わりでも 始まりでもない
ファインダーの中の幻想
優しい光に舞い降りてきた
優しいあの子
怖がりで言いそびれた
ありがとうの一言と
まるで一枚の絵を描くように
そっと差し出された
あなたの言葉の優しさの色
心のキャンバスにありがとうと
誰の胸にも必ず 色あせぬ夢があるもの