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ハワイにおける新型コロナウイルスとの戦い①2020年

 2020年の私は毎日、ハワイ州の新型コロナウイルスの新規感染者数とハワイ州知事やホノルル市長の対策をツイッターで発信していた。その後、忘れたこともあるので、この機会に、ハワイにおける新型コロナウイルスとの戦いについて、ツイッターで発信した情報をまとめてみることにした。
 発信した情報は、2020年だけで5万2千字を越えている。月毎の目次を作成したので、まずは各月の最初に書いた要約を読んでいただければと思う。
 1月に「中国の武漢市が新型肺炎の感染で都市封鎖された」と聞いた時は、まだ他人事だった。
 2月に横浜港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で集団感染が発生した時が、新型コロナウイルスの恐ろしさを認識した時だ。
 ハワイを訪れた60代のカップルの夫が、2月7日の帰国直後に発熱し、14日に感染を確認。妻も15日に感染を確認するが、妻はスポーツクラブを活動の拠点としており、スポーツクラブのメンバーに感染が拡大した。
 ハワイでも既に感染が拡大していることが疑われたが、当時、ハワイには新型コロナウイルスの検査キットがなく、真偽は不明だ。
 公式には、米国本土に旅行したハワイ在住者やハワイを訪れた北米在住者によって新型コロナウイルスがハワイに持ち込まれたとされている。
 3月6日にクルーズ船から帰国した乗客の陽性を確認したのが最初の症例で、3月16日に旅行経験のないクアロア牧場のスタッフの陽性を確認したハワイ州知事は3月17日、ハワイへの30日間の訪問停止を要請。さらに、23日にホノルル市に外出禁止令。24日にハワイ州全島に外出禁止令。オアフ島の主要ホテルは3月24日から休業。26日、ハワイ州知事が14日間の検疫を義務づけ。31日、外務省が米国への渡航中止を勧告、ハワイ州初の死者を確認。
 4月8日を最後に、日本からのホノルル便は8月1日まで飛ばなかった。4月20日にオアフ島では新規感染者数0を記録し、ホノルル市は5月15日から小売店とショッピングモールを再開するが、感染の第2波が始まる。
 8月13日のオアフ島の新規感染者数は343人に達し、8月27日からホノルル市に2回目の外出禁止令。
 9月23日、ホノルル市は2回目の外出禁止令を解除し、4段階の再開戦略を開始。
 10月15日からハワイ州知事は、米国本土からの旅行者にむけて14日間の強制検疫を回避できる旅行前検査プログラムを開始。これを受けて、主要ホテルが再開し始める。
 11月6日からは日本からの旅行者にむけて旅行前検査プログラムを開始。航空各社は再開したホノルル便を増便するが、日本へ帰国後の2週間の強制検疫が回避できないため、渡航人数は回復しない。
 12月14日、最初のワクチンがハワイ州に到着し、ホノルル市の警察官や消防署員などの緊急事態対応職は、12月22日からワクチンの接種を開始する。
 2020年の私たちは、新型コロナウイルスを相手に、感染の有無を確認する検査と、14日間の自己検疫という方法で、戦っていたのだった。


2020年1月

中国・武漢で60日間の都市封鎖
 中華人民共和国、湖北省、武漢市の郊外(南部地区)にある江夏在住の小説家・方方(64歳)は2019年12月31日午前10時、長兄が「武漢で原因不明の肺炎発生の疑い」という論文を送ってきたことで、新型コロナウイルスの発生を知った。
 元日の午前、長兄が「華南海鮮市場の営業が停止した」という『武漢晩報』のニュースをシェアした。
 1月中旬には、その病気が感染するもので、多くの人が感染しているという噂が出回り、1月18日からマスクを着け始めた。
 1月22日の夜に空港に娘を迎えに行き、帰宅した23日午前1時頃、スマートフォンで武漢封鎖の情報を知る。23日午前10時、武漢は正式に封鎖された。
 2月には、中国湖北電影製作所の著名な映画監督・常凱の一家4人が相次いで死去し、ショックを受ける。
 雑誌『収穫』の編集長が寄稿を依頼してきたことをきっかけに、記録として残すために微博(中国版ミニブログ)に日記を書き始めた。これが武漢での感染状況を理解する窓口となり、武漢以外の人たちは毎日起きると、まず「方方日記」を読むことが日課になったという。
 日記では、友人や親族からの情報にもとづいて、最前線での救援状況や感染症拡大の関連情報に言及した。記者の報道とは異なり、個人的な感覚と個人的な視点を重視し、本当のことと真実を求め、批判すべきことを批判し、弁護すべきことを弁護した。
 900万人の武漢人は外出できず、封鎖前に市外に出た500万人の武漢人は家に帰れず、多くの被災者がいる。庶民が苦難を受けている中で、地方の官僚が地元を守ることができているのかを追究した。
 方方は家から1歩も外に出なかったが、インターネットは武漢で何が起きているのかを理解できる情報を与えてくれた。多くの記者が書いた文章、動画、民間の個人メディアの内容を確認でき、多くのクラスメイト、隣人、友人、知人、同業者、同僚は、いろいろなことを教えてくれた。
 武漢市が3月24日、「都市封鎖を4月8日に解除する」と宣言すると、方方は3月25日午前0時22分、封城日記・最終回「わたしは、戦いを立派に戦い抜いた」を投稿し、『聖書』の使徒パウロの一節「わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました」という言葉を引用した。
 方方は、『財新』が3月25日に配信したインタビューで次のように語る。「一番憤ったことは、初動が十数日から二十日ほど遅れ、後々の深刻な混乱を招いたことで、これは人災だ。最も感動したことは、医療従事者たちの勇敢な姿、武漢人の自制力と彼らの李文亮医師(新型コロナウイルスについて12月末にいち早く警鐘を鳴らし、警察から訓戒を受け、新型コロナウイルスに感染し、2月7日に死去した武漢中心病院の眼科医)達に対する気持ちだ。
 今回、武漢人が受けた傷は、大きい。診療を求めている時に、天に訴えても応答がなく、地に叫んでも返事がない時の絶望感は、とても深いものだった。60日以上困窮していた武漢の900万の市民には、心の傷、抑圧、鬱、いらだちがある。都市封鎖の解除後、さらに複雑な思いをするかもしれないし、さまざまな後遺症も出てくるだろう。子どもが外出を怖がり、大人が近くで話すのを怖がるなど、ウイルスへの恐怖も長く残ると思う」。
 中国では、2020年4月9日時点で合計8万1907症例の新型コロナウイルス感染症が報告。そのうち、武漢では5万8症例(中国全体の61.1%)が発生。さらに、新型コロナウイルス感染症による中国での死者3336人のうち、2575人(同77.2%)が武漢での死亡症例(中国国家衛生健康委員会, 2020)。

2020年2月

ダイヤモンド・プリンセスで集団感染
 新型コロナウイルス感染症の恐ろしさを私たちに認識させたのは、2020年2月3日に横浜港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」における集団感染だった。
 世界57カ国から船員1068人, 乗客2645人の計3713人が搭乗したダイヤモンド・プリンセスは、1月20日に横浜港を出港。1月25日に香港で下船した80代の男性が新型コロナウイルス感染症に罹患していたことが2月1日に確認されると、厚生労働省は2月3日、横浜港に寄港したダイヤモンド・プリンセスの船員と乗客のうち、出港時から当日まで発熱か呼吸器症状を呈していた人とその同室者から口腔咽頭スワブ検体を採取し、翌日には31人中10人の感染を確認。
 その結果、乗客は全員、検疫のため2月5日から19日まで2週間にわたって船内に隔離された後、下船。感染者は感染症病棟を有する医療機関等に搬送されたが、2月20日に2人の死亡を確認。船員は3月1日に下船。その後4月15日までに712人の感染を確認し、14人の死亡を確認した。
 クルーズ船は、船内パーティにおける接触飛沫感染などで新型コロナウイルス感染症の感染拡大を引き起こすことがダイヤモンド・プリンセスの事例で判明したが、クルーズ船の運航会社は、その後もクルーズ船の運航を強行したため、世界各地で航行中のクルーズ船内で感染が拡大し、クルーズ船事業は休止へ追い込まれる。
 ダイヤモンド・プリンセスが再び横浜港へ寄港したのは、3年後の2023年3月10日。

新型コロナウイルス感染症の集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」

ハワイから帰国した60代の夫妻から感染拡大
 
2月19日のCNNの報道によると、 日本からハワイを訪れた60代のカップルが、帰国直後に新型コロナウイルスの陽性反応が出ていたことが分かり、デルタ航空は、この2人と同じ便に搭乗した乗客に連絡を取っていることを明らかにした。
 ハワイ当局は、このカップルのハワイでの行動を調べ、濃厚接触した可能性がある人を探している。
 ハワイ州保健局によると、男女は1月28日から2月3日までマウイ島に、3日から6日までオアフ島に滞在し、6日のデルタ611便で帰国して名古屋に戻った。
 デルタ航空は2月17日、この便に搭乗していた乗客に連絡を取るとともに、乗客と乗員のための安全対策を講じていることを明らかにした。
同便は2月6日午後にホノルルを出発し、7日夜に名古屋に到着した。
 CNN系列局のKHONによると、州当局はオアフ島で2人と一緒に行動していた男性を特定した。この男性は2週間の自宅隔離に入っているという。
1月28日 名古屋⇒ホノルル⇒カフルイ(マウイ)
2月3日 夫が発症。カフルイ⇒ホノルル ハワイアンHA265
2月3日~6日 Grand Waikikian by Hilton Grand Vacations
2月6日~7日 ホノルル⇒名古屋 デルタDL611
2月7日20時7分に中部国際空港から名鉄特急「ミュースカイ」で帰宅。
2月8日にが39度の発熱で医療機関を受診し、14日に新型コロナウイルスに感染を確認。
2月14日にが発熱し、15日に感染を確認。

妻の知人で愛知県在住60代の日本人男性が15日に発熱し、16日、感染を確認。

2月6日に感染が確認された60代男性の知人で、尾張地方に住む60代の日本人男性が、14日に男性の自宅を訪問後、17日に発熱し、感染を確認。

2月16日と17日に感染が確認された2人の男性の共通の知人で、14日に2人と接触していた尾張地方に住む60代の男性に17日夜、発熱と咳などの症状が現れ、18日に感染を確認。

名古屋市に住む50代の女性が、ハワイ旅行から帰国後に感染が判明した60代の女性と市内の屋内施設で接触後、17日に発熱があり、18日も症状が続いて入院し、19日に感染を確認。

名古屋市に住む80代の男性が、ハワイ旅行から帰国後に感染が判明した60代の女性と市内の屋内施設で接触後、19日に38.7度の発熱があったため入院し、20日に感染を確認。

名古屋市に住む70代の男性と20代の女性が、ハワイから帰国後に感染が判明した60代の女性が訪れた屋内施設を利用後、男性は19日、女性は20日に発熱し、21日に感染を確認。

名古屋市に住む40代と60代の女性と60代の男性2人が、ハワイから帰国後に感染が判明した60代の女性が訪れた屋内施設を利用後に発熱し、2月22日に感染を確認。

名古屋市に住む70代の男女2人が、ハワイから帰国後に感染が判明した60代の女性が訪れた屋内施設を利用後、2月23日に感染を確認。

名古屋市に住む40代の女性と70代の女性2人が、ハワイから帰国後に感染が判明した60代の女性が訪れた屋内施設を利用後、2月25日に感染を確認。

名古屋市に住む50代~70代の男性2人が、ハワイから帰国後に感染が判明した60代の女性が訪れた屋内施設を利用後、2月26日に感染を確認。同施設を利用後、20日に感染が確認された80代の男性の妻も感染。

2月16日、名古屋市熱田区保健センターからの連絡により、新型コロナウイルス感染症に感染した方が、イオンタウン熱田千年2階の「イオンスポーツクラブ3FIT」を利用していたことが分かり、20日から当面の間、休館。


ハワイ帰りの女性が訪れた屋内施設を利用後、2月22日に新型コロナウイルス感染が確認された60代の男性と接触していた「健康観察対象者」のうち、60代の男女2名に2月27日、感染を確認。

ハワイ帰りの女性が訪れた屋内施設を利用後、2月22日に新型コロナウイルス感染が確認された60代男性と接触し2月27日に感染が確認された60代女性と接触していた60代男性に2月28日、感染を確認。

以上のように、感染者は連日確認されていて、2月25日現在、退院した2人を含めて合計20人。ハワイから帰国後に感染が判明した60代の夫妻に端を発し、12人が同じ施設「イオンスポーツクラブ3FIT」で感染している。


3月4日時点で49人の感染が確認され、全国2番目に新型コロナウイルス の感染者が多くなっている愛知県。判明している感染経路を図にまとめると、スポーツクラブと共同住宅で広がる状況が見えてくる。

新型コロナウイルスの検査キットは、未だハワイ州に到着せず

米国は2月2日、米国入国前14日以内に中国での滞在歴がある外国人の入国を禁止する大統領令を発令した。

中国広東省広州の華南理工大学生物科学と工程学院の肖波涛教授は2月6日にグローバル学術サイトResearch Gateに発表した論文で、新型コロナウイルスが湖北省武漢の実験室から流出した可能性を提起した。
現在、肖教授とは連絡が取れず、該当論文はサイトから削除された状態。

ハワイ州副知事ジョシュ・グリーン氏は2月13日、「CDC(米国疾病予防管理センター)が新型コロナウイルスの検査キットを誤って別の州に送り、ハワイ州に到着した時には破損していたため、ハワイ州で新型コロナウイルスを検査できるのは1週間後」と述べた。

米国疾病対策センター(CDC)は2月20日、新型コロナウイルスの流行に関連して、日本への渡航に関する注意情報を出した。中国本土以外の国や地域を対象とする注意情報の発令は、香港に続いて2度目となる。日本渡航に関する警戒レベルは3段階で最も低い「レベル1」に分類し、「通常通りの注意」を呼びかけている。

ハワイ州選出の国会上院議員ブライアン・シャッツ氏は2月20日、「新型コロナウイルスの検査キットは再製造する必要があり、3月中旬まで準備できないとCDC(米国疾病予防管理センター)に言われた。ハワイ州当局はCDCと協力して日本から検査キットを入手するだろう」と述べた。

ハワイ州衛生局は2月25日、「ハワイ州ではまだ確認されていないが、最終的には新型コロナウイルスの感染者が現れる見通しで、感染を予防するため、大家族の場合には少なくとも14日分の食料と飲料水、医薬品などを準備するよう」促した。

厚生労働省の高山義浩氏による、新型コロナウイルス感染拡大リスクがあるイベント&場所(2月25日)
ビュッフェ形式の立食パーティ
卒業式後の謝恩会
映画館
スポーツジム
日帰り温泉
トイレ
病院
ドアノブや手すりに付着したウイルスに触れた手を目鼻口の粘膜に付着させる接触感染

2月28日(金)の時点で、ハワイ州はまだ、CDC(米国疾病予防管理センター)から新しい検査キットを受け取っていない。米国での新型コロナウイルスの検査は、重度の症状を呈している人に限られている。軽度から中程度の場合は見逃される可能性がある。ハワイ州の疫学者サラ・パク博士は2月28日、「他の州やCDCとの議論に参加して、軽度から中程度の病気を監視する方法を議論している」と述べた。

2020年3月

ハワイ州保健局は3月16日、旅行経験のない住民の陽性を確認。
ハワイ州知事は3月17日、ハワイへの訪問を30日間停止するよう要請。
ホノルル市長は3月23日から、ハワイ州知事は3月25日から外出禁止令。
3月26日から州外旅行者と海外旅行者に対する14日間の強制検疫を開始。
ハワイの主要ホテルは、3月24日から休業。
ハワイアン航空とANAは3月29日から、日本航空は4月8日から、ハワイ便を運休。日本からハワイへの到着人数は5万5379人
オアフ島の感染者累計数157人 死亡者累計数1人

 ハワイ州の新型コロナウイルスは、米国本土からハワイへの訪問者と米国本土へ旅行したハワイ居住者によって、もたらされた。その後、旅行歴のないハワイ居住者の間に感染が広がった。
 CDC(米国疾病予防管理センター)からハワイにPCR検査キットが届いたのが3月初め。3月6日にクルーズ船から帰国した乗客の陽性を確認したのが最初の症例。その後、米国本土から帰った住民や観光客の陽性を確認し、3月16日に旅行経験のない住民の陽性を確認した。
 これを受けて、ハワイ州知事は3月17日、ハワイ訪問を延期するように要請。3月26日から帰国者とハワイへの訪問者に14日間の検疫を義務づけた。
 さらにホノルル市長は3月23日16時30分から4月30日まで、ハワイ州知事は3月25日午前12時1分から4月30日まで、必要不可欠な事業者を除いて、オアフ島およびハワイ州全島の滞在者は自宅・ホテルに留まって生活・仕事をするようにとの外出禁止令を出した。違反者には、5000ドル以下の罰金、1年以下の禁固刑が科せられる。
 必要不可欠な事業者には、医療、日用品・薬品販売、食料・飲料生産、教育、ソーシャルサービス、メディア、ガソリンスタンド等輸送関係、金融、ハードウェア、建設、清掃、警備、郵便、運送・配達、ランドリー、レストラン(テイクアウトのみ)、在宅勤務に必要な物資、移送手段、ホームケア、法律・会計・保険・不動産、チャイルドケア、ホテル、葬式業、政府機能などが該当する。
 ハワイアン航空とANAは3月28日を最後にハワイ便を運休しており、日本航空も4月8日を最後にハワイ便を運休するため、3月は5万5379人だった日本からハワイへの旅行者数は今後0人になる。
 ホテルでは、3月24日から、カハラ、ワイキキビーチ・マリオット、カイウラニ、モアナサーフライダー、シェラトン、リッツ・カールトン、プリンス、ディズニー・アウラニ、フォーシーズンズが休業。
 ワイキキは、一部のレストランのテイクアウトとデリバリー、いやすめ、ドミノピザ、ロングスドラッグス、ABCストア、セブンイレブンなどが営業中。
 アラモアナセンターは、フードコート4店舗のテイクアウト、ABCストアなどが営業中。
 レストランのテイクアウトも、数日間実施してみて、手応えを感じられない店は休業する傾向にあるようだ。
 スーパーマーケットは営業していて、生活に必要な買物はできるが、トイレットペーパーと消毒液は入手困難。
 外出禁止令の初日の3月25日、違反で2人が逮捕され、70人が5000ドルの罰金を科された。警察に「どこへいくのか」と聞かれた日本人は、「友達に会いに行く」と答えたために罰金を科された。不要不急の外出は禁止されているからだ。街には人が歩いていない。

ホノルルの外出禁止令
必要不可欠な事業への従事者以外は自宅で生活・仕事。
日常生活に必要な買物、家族訪問は許可。
友人訪問は禁止。
コミュニティ菜園は許可。
ハイキング・トレイルは一部を除いて許可。
ビーチと公園は閉鎖。
サーフィンと水泳は許可。
ビーチでの日光浴は禁止。
歩道での犬の散歩は許可。

ハワイ州の必要不可欠な事業
医療、食品・医薬品販売、食品製造・農業、教育、社会サービス、メディア、給油所、金融、電気・水道・ガス、建設・清掃・警備、集荷・配送、洗濯、飲食店(持帰・配達のみ)、運輸、在宅ケア、避難所、法律・会計・保険・不動産、託児所、流通、宿泊、葬儀、政府機能

3月の主な動き

第26回ホノルル・フェスティバル(2020年3月6日~8日)は3月3日、⽶国疾病管理センター、ハワイ州、⽇本政府による各種要請等を考慮し、開催の中⽌を決定。コロナウイルスの発⽣と拡⼤を防ぎ、ハワイの住⺠の皆さんと世界各地から来島される観光客の皆さんのリスクを避けることとした。

ハワイ州当局は3月3日「ハワイ州の6人が新型コロナウイルスの検査を受け、すべての検査は陰性。ハワイでの試験結果はCDC(米国疾病予防管理センター)が確認する必要がある」と述べた。
ハワイ州選出の国会下院議員タルシ・ギャバード氏は、韓国と日本から米国へのフライトを停止するよう繰り返し呼びかけた。

新型コロナウイルスに感染して死亡したカリフォルニア州に住む高齢の男性が、ハワイの主要4島に立ち寄ったクルーズ船の乗客であったことが判明。ハワイ州知事デイビッド・イゲ氏は3月4日、非常事態を宣言。クルーズ船「グランド・プリンセス」の乗客が、ホノルルでどの陸上ツアーに参加したかは不明。
グランド・プリンセスの旅程等
2月11日~21日 サンフランシスコ~メキシコ往復
※この旅客が3月4日に死亡、9人が陽性
21日 サンフランシスコを出航
26日 8時~17時 カウアイ島ナウィリウィリ
27日 7時~23時 ホノルル
28日 7時~18時 マウイ島ラハイナ
29日 8時~17時 ハワイ島ヒロ

ハワイ州知事は3月6日、「2月11日にサンフランシスコで『グランド・プリンセス』に乗船したホノルル居住者が、メキシコで下船し、飛行機でホノルルに戻った後、気分が悪くなり、3月5日に新型コロナウイルスの検査を受け、6日に陽性を確認した」と述べた。

ハワイ州知事は3月8日、「オアフ島に住む高齢者が3月2日にワシントン州で病気になり、4日にハワイアン航空HA21便でシアトルからホノルルに到着後、緊急治療施設に行ったが新型コロナの検査は行われず、7日に救急車で運ばれ検査、8日に陽性を確認」と述べた。

ハワイ州は3月、CDC(米国疾病予防管理センター)から検査キットを配給されたが、検査対象者の基準が厳しく、感染の疑いがある人が検査を拒否されるケースも。ディトマー・ホールさんはシンガポールからハワイに戻った後、2月1日に症状が出て、新型コロナウイルスの検査を要請したが、拒否された。感染はほぼ間違いないという。

民主党の国会下院議員ケイティ・ポーター氏は3月12日、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)局長への議会質疑応答で全国民への新型コロナウイルス検査の無料化を勝ち取った。


米旅行会社カーニバル・コーポレーションが所有するクルーズ会社、プリンセス・クルーズは3月12日、新型コロナウイルス対策として、同社のクルーズ船の運航を世界全体で2か月間中止すると発表。

トランプ大統領
は3月13日、新型コロナウイルスへの対応で国家非常事態を宣言。同宣言により、約500億ドルの連邦政府の支援金提供が可能となる。

メリー・モナーク・フェスティバル
(4月12日~18日、ハワイ島ヒロで開催予定)の主催者とスポンサーは3月12日、新型コロナウイルスによってもたらされる脅威に直面して、安全と健康への懸念を考慮し、2020年のイベントを開催しないことを発表。

トランプ大統領
は3月16日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国民向けの行動指針を発表。今後15日間、10人超の集まりを避けたり、レストランやバーの店内で飲食したりしないよう呼びかけた。不要不急の旅行も自粛を求めた。


ファースト・リテイリングは3月16日、米国にある50店舗のユニクロを3月17日から一時閉店すると発表。

ハワイ州保健局は3月16日、旅行経験のないクアロア牧場のツアーガイドの陽性を確認。アンダーソン局長は「米国本土で感染した観光客と濃厚接触した可能性が非常に高い」と述べた。

ハワイ州知事は3月17日、下記を命令。
・今後30日間のハワイへの旅行の自粛
・クルーズ船と飛行機の乗客の検査強化
・旅行後14日間の自己隔離
・旅行会社のツアー即時制限・中止
・バー、クラブの閉鎖。レストランは持ち帰りのみ
・映画館、観光施設、教会等の閉鎖

3月17日、今後30日間のハワイへの旅行の自粛を要請するハワイ州知事


日本航空は3月19日、羽田=ホノルル路線で2020年3月29日~4月30日に運航を計画していたJL72/JL71と、成田=ホノルル路線で2020年3月29日~4月28日に運航を計画していたJL786/JL785の運休を決定。

米国務省は3月19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全世界の渡航情報を最も厳しい「レベル4」に引き上げ、米国民に対して全ての海外渡航の中止を勧告した。また、海外に滞在する米国民に対しても直ちに帰国するよう求めた。

在日米国大使館及び領事館は3月19日から、非移民ビザの面接を一時的に停止する。3月19日以降の非移民ビザの予約は全てキャンセルとなる。領事との面接が必要でないビザ申請は引き続き受け付ける。

『ロスト』や『ハワイ5-0』への出演で知られる俳優のダニエル・デイ・キム氏は3月19日、ニューヨーク市でテレビシリーズ『ニュー・アムステルダム』の撮影中に新型コロナウイルスに感染したと語った。ハワイに戻る途中で症状が現れ始めたキムさんは、ハワイでは家族から自己隔離していたが、医師から新型コロナウイルス検査を勧められ、ホノルルのドライブスルー検査センターで検査を受けた。


ホノルル市長は、新型コロナウイルスの拡散を防ぐために、3月20日20時30分から15日間、レストラン、バー、クラブに店内での食事サービスを中止するよう命じた。ホノルル警察署長は「拒否する施設は、召喚、罰金、逮捕に直面するだろう」と述べた。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、ワイキキで30年以上続く伝統となっている「金曜日の夜の花火ショー」を、新型コロナウイルス感染症の感染を防ぐため、3月20日(金)から中止。花火ショーの再開は、2年後の2022年6月3日(金)からとなった。


ハワイ州知事は3月21日、「3月26日午前12時1分から、帰国者とハワイへの訪問者に対して14日間の検疫を義務づける。ハワイへの愛に感謝するが、訪問を延期するようにお願いする」と述べた。検疫は、居住地かホテルで行う。違反者は5000ドルの罰金と収監の対象。

外務省「米国に対する感染症危険情報の発出(レベル引き上げ)」
2020年3月22日
米国全土
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
感染がさらに拡大する可能性があるので,最新情報を入手し,感染予防に努めてください。

ホノルル市長
は3月22日、オアフ島の居住者は3月23日16時30分から4月30日まで自宅に留まり仕事をするよう命じた(ステイ・アット・ホーム/ワーク・フロム・ホーム・オーダー)。ただし、健康と安全の確保/必要なサービスと消耗品の入手/ヘルスケア、食料などを提供する不可欠な仕事/家族とペットの世話/を目的とする外出は許可する。


ハワイ州知事
は3月23日、ハワイ州全島の滞在者は3月25日午前12時1分から4月30日まで、自宅・ホテルに留まって生活・仕事するよう命じた。違反者には5000ドル以下の罰金、1年以下の禁固刑を科す。ただし、医療や食料などを提供する必要不可欠な事業者は外出できる。

3月23日、外出禁止令を発表するハワイ州知事


ANAは3月24日、成田=ホノルル線の3月25日~4月24日と羽田=ホノルル線の3月24日~4月24日の運休を発表。ただし、羽田=ホノルル線の3月29日~4月4日は運航。

オーストラリア当局は3月24日、新型コロナウイルスの感染者の急増は、数日前にシドニーで下船したクルーズ船「ルビー・プリンセス」の乗客2700人が主因と発表。

オアフ島のホテルでは、3月24日から、カハラ、ワイキキビーチ・マリオット、カイウラニ、モアナサーフライダー、シェラトン、リッツ・カールトン、プリンス、ディズニー・アウラニ、フォーシーズンズが休業。

日本航空は3月25日、成田=ホノルル路線、関西=ホノルル路線、中部=ホノルル路線の3月29日~4月25日の運休を決定。成田=コナ路線の3月29日~4月26日の運休を決定。

米空軍横田基地-米海軍横須賀基地所属の軍人が3月25日、新型コロナウィルスの検査で陽性と判明。

日本政府は3月26日から、新型コロナウイルスの感染がアメリカで急速に拡大していることを受けて、アメリカからの日本人を含む入国者に対し、2週間、自宅やホテルなど検疫所の所長が指定した場所で待機し、国内では公共交通機関を利用しないよう要請。

ハワイアン航空は3月26日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためにハワイ州へ到着する全ての訪問者と居住者に対して14日間の自己隔離を命じる緊急宣言が発表されたことを受け、3月26日~5月1日に運航を計画していた日本とハワイを結ぶ便の全便運休を発表。ただし、羽田=ホノルル路線は、羽田発を3月28日まで、ホノルル発を3月27日まで運航する。

ANAは3月26日、羽田=ホノルル線の3月24日~4月24日の全便運休を発表。

ホノルル警察は外出禁止令2日目の3月26日、公共の公園で警官の退去指示を無視した70人に召喚状(罰金)を発行。在宅命令に違反した2人をワイパフとカネオヘの公園で逮捕。外出禁止令に違反すると、5000ドル以下の罰金、1年以下の懲役、またはその両方を科せられる。

3月26日、ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者の累計数は8万1378人に達し、中国とイタリアを超え世界最多になった。

新型コロナウイルス感染症が流行する中、イギリスでは3月26日夜、「Clap for Cares (医療・介護従事者に拍手を)」というキャンペーンが行われた。これは、最前線ではたらく国民保健サービス(NHS)や介護職員などに感謝するために有志が企画したもの。予定の午後8時になると、全国のバルコニーや窓がから一斉に拍手や口笛が鳴り響いた。このキャンペーンには、王族やボリス・ジョンソン首相も参加した。


国内旅行勧告:ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州で新型コロナウイルスがコミュニティに広まったため、CDC(米国疾病予防管理センター)は3月28日、住民に14日間の必須でない国内旅行を直ちに控えるよう促した。なお、ニューヨーク市は4月16日まで全公立学校を休校中。

新型コロナウイルスに感染し、入院して治療を受けていたコメディアンの志村けんさんが3月29日夜、新型コロナウイルスによる肺炎のため東京都内の病院で亡くなった。70歳。

トランプ米大統領は3月29日、ホワイトハウスで記者会見し、全国民を対象にした外出や集会などの自粛要請を4月30日まで1カ月間延長すると表明。また、新型コロナウイルス感染による米国内の死者数は「これから2週間後にピークを迎える」と指摘。経済・社会活動を4月12日までに段階的に回復するとしていた目標の断念を明らかにした。

室蘭市内の20代女性が3月18日にハワイから帰国後、3月30日に新型コロナウイルス感染を確認…医療機関に勤務。

ハワイ州知事
は3月30日の記者会見で、ハワイ州の新型コロナウイルス感染者が200人を超えた事実を受けて、4月1日から30日まで、島と島の間を旅行する人々は、強制的な14日間の自己検疫をするよう命じた。ただし、必要不可欠な労働者は、この強制措置の対象から除外するとした。

PhotoLukeHawaii
「Waikiki Beach Deserted Oahu Hawaii March 29, 2020」
3月29日、クヒオビーチを出発して、ビーチぞいにシェラトンの手前まで行き、折り返してロイヤルハワイアンとアウトリガーの間をカラカウア通りへ抜ける約20分の散歩を楽しめる。


PhotoLukeHawaii
「Waikiki Almost Everything is Closed Walk Oahu Hawaii March 30, 2020」
3月30日の朝、クイーンズビーチを出発して、カラカウア通りの海側の歩道を歩き、Tギャラリアで折り返して、山側の歩道を戻ってくる約1時間の散歩を楽しめる。


PhotoLukeHawaii
「Waikiki Kahanamoku Beach Deserted Walk Oahu Hawaii March 30, 2020」
3月30日17時、ヒルトンハワイアンビレッジ・レインボータワー前のデュークカハナモクビーチを出発して、ビーチぞいにハレクラニの前まで約30分の散歩を楽しめる。


ハワイ州保健局長ブルース・アンダーソン
氏は3月31日、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性反応を示して入院していたオアフ島在住の高齢の男性が亡くなり、ハワイ州で最初の新型コロナ関連死亡者となったと発表。

外務省
全世界に対する感染症危険情報の発出(レベルの引き上げ又は維持)

2020年3月31日
米国をふくむ49か国・地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(レベル引き上げ)

日本からハワイへの到着人数
2020年3月

1日(日) 4078人
2日(月) 3809人
3日(火) 3114人
4日(水) 3416人
5日(木) 3363人
6日(金) 2917人
7日(土) 2796人
8日(日) 3045人
9日(月) 2625人
10日(火) 2532人
11日(水) 2555人
12日(木) 2893人
13日(金) 2768人
14日(土) 2253人
15日(日) 2130人
16日(月) 2020人
17日(火) 2334人  ハワイ州知事がハワイへの30日間の訪問停止を要請
18日(水) 2021人
19日(木) 1262人
20日(金)  742人
21日(土)  511人
22日(日)  400人 外務省が米国への不要不急の渡航の停止を勧告
23日(月)  516人 ホノルル市長が外出禁止令
24日(火)  350人
25日(水)  524人 ハワイ州知事が外出禁止令
26日(木)  171人 ハワイ州知事が14日間の検疫を義務づけ
27日(金)  102人
28日(土)   83人 ANAの成田発とハワイアン航空の羽田発の最終便
29日(日)    13人
30日(月)    19人
31日(火)    17人 外務省が米国への渡航中止勧告/ハワイ州初の死者
合計55379人

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年3月31日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年3月

6日 +1 2月11日にサンフランシスコで『グランド・プリンセス』に乗船したホノルル居住者が、メキシコで下船し、飛行機でホノルルに戻った後、気分が悪くなり、3月5日に検査を受け、6日に陽性を確認
8日 +1 オアフ島に住む高齢者が3月2日にワシントン州で病気になり、4日にホノルルに到着、7日に救急車で運ばれ検査、8日に陽性を確認
10日 ±0 カナダのオンタリオ州の病院当局は、カナダの30代の医師が3月7日にハワイでの休暇から戻った後、9日に新型コロナウイルスの検査を受け、10日に陽性を確認。
11日 ±0 コロラド州の50歳の看護師は夫と2月3日にユナイテッド航空でホノルルへ。ワイキキに3日滞在後、タートルベイリゾートに2月5日滞在。2月13日にハワイアン航空でヒロへ。3日後にマウイへ。2月18日にコロラドに帰り、3月1日に発症。3月11日に陽性を確認。
15日 +2 2月29日~3月7日にコロラドを旅行し、3月9日に発症。3月8日にフロリダから戻り、3月10日に検査。
16日 +2 クアロア牧場の女性ツアーガイド(⇒クアロア牧場は休業)。最近旅行したカピオラニ・メディカル・センターの医療従事者。
17日 +2
18日 +2 トリプラー陸軍病院の従業員はニューヨーク旅行後、18日に陽性となり、ハワイの陸軍の最初の感染者となった。
19日 +8 ハワイ州上院議員のクラレンス・ニシハラ氏はラスベガス旅行後、19日に陽性。州議会議事堂は閉鎖。
20日 +10 このうち2人は米国本土等への旅行歴はなく、クアロア牧場の症例に続き、ハワイ州内でのコミュニティ拡散。
21日 +7 ラスベガス旅行後、3月15日にハワイに戻った陸軍の兵士1人、ハワイアン航空の客室乗務員1人を含む。
22日 +6 20日に米国本土帰りのキャンプ・スミスの海兵隊員1人、ニューヨーク帰りのトリプラー陸軍病院の従業員2人、子供2人を含む。
23日 +12 ハワイ旅行後に陽性のサンディエゴ居住者が22日に死亡。
24日 +11 ホノルル市バスとハワイパシフィック大学の従業員が陽性。
25日 +4 ハワイアン航空の複数の従業員が陽性。
26日 +8
27日 +13
28日 +10 ホノルル警察本部とホノルル消防局で最初の感染者を確認。
29日 +19
30日 +19 ダニエルKイノウエ国際空港で働く運輸保安局の審査官が陽性。
31日 +18
計157人 死亡1人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年3月31日現在

2020年4月

オアフ島は4月20日、新規感染者数ゼロを達成。
ホノルル市長は外出禁止令を5月31日まで延長し、マスク着用を義務づけ、公園の利用再開と一部の事業の営業再開を発表。
ホノルル便は4月8日を最後に運休。日本からハワイへの到着人数117人
オアフ島の感染者累計数652人 死亡者累計数18人

ハワイ州は、米国本土をふくむ外国からの観光客を拒否し、島間の移動も禁止する鎖国政策が功を奏し、人口95万3207人のオアフ島(ホノルル市郡)においても4月20日に新規感染者数ゼロを達成し、段階的に州を開く準備を始めた。4月20日にはマスク着用を義務づけ、4月25日には公園の利用を再開し、4月30日には一部の事業の営業再開を許可した。

4月の主な動き

日本航空は4月1日、2020年3月29日~4月30日に運航を計画していた成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西=ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の運休を決定。羽田=ホノルル路線の、JL74羽田発を3月29日~4月1日・3日・5日・8日に運航し、JL73ホノルル発を3月29日~4月1日・4日・6日・9日に運航すると発表。

トランプ大統領は4月1日、新型コロナウイルスのパンデミックによりハワイ州で「大災害が発生している」と宣言し、州の現在の取り組みを補足するために連邦政府の支援を命じた。国土安全保障省は、ロバートJ.フェントン氏をハワイでの復興作戦の連邦調整官に任命した。

ハワイ州の4人の市長のうち3人(ホノルル市郡のカーク・コールドウェル市郡長、カウアイ島のデレク・カワカミ郡長、マウイ郡のマイク・ビクトリーノ郡長)は4月1日、トランプ大統領に書簡を送り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を緩和するため、ハワイ州への不要不急の旅行を中止し、すでに州内で実施されている様々な命令を強化するよう要請した。

ハワイ州知事は4月2日、新型コロナウイルス感染症で2人目のハワイ在住者が亡くなったと発表。

米国空軍は4月2日、ハワイの太平洋空軍司令部(パールハーバー・ヒッカム統合基地)に配属された現役軍人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したと発表。最近の渡航歴はなく、司令本部ビルの職員との接触があった。

ハワイ州保健局は4月3日、オアフ島在住の76歳の男性が亡くなり、ハワイ州3人目の新型コロナウイルス関連死亡者となったと発表。

第41回まつりインハワイ パン・パシフィック・フェスティバル(6月12日~14日)」は、4月3日に中止を決定。

在日アメリカ大使館は4月3日、日本に滞在するアメリカ国民に対し、「直ちに帰国準備をすべきである」と帰国を強く促す文書をHP上に掲載。同盟国のアメリカから、日本の検査不足を指摘される形となった。

クルーズ船「ザアンダム」(乗客乗員1045人)、「ロッテルダム」(乗客乗員1391人)は4月3日、フロリダ州の港に到着。死亡4人のうち2人が陽性。インフルエンザに似た症状250人のうち9人が陽性。症状のない乗客乗員はバスから直接、飛行機に搭乗する。重病10人未満を地元病院が受入れ。

クルーズ船「コーラル・プリンセス」=乗客1020人+乗員878人は、フロリダ州マイアミに何日も停泊し、上陸許可を待つ。2人が死亡し、乗客7人乗員5人が新型コロナウイルス陽性。飛行機に搭乗可能な人は4月5日に出発し、呼吸器疾患の症状を持つ人は船上に残る予定。

イギリスのエリザベス女王は4月5日夜、ビデオメッセージを発表し、新型コロナウイルスとの戦いに「きっと成功する」と呼びかけた。


安倍総理は4月7日、緊急事態宣言を発出。
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0407kaiken.html


ホノルル警察の副署長は4月7日、「外出禁止令違反で、5000件を超える警告を発し、26人を逮捕した。本日から、法の完全執行を進める」と語った。
キーヒ・ラグーン・パークにトイレとテントを整備し、症状のあるホームレスを15日間自己隔離するプロジェクトも発表。

4月8日(水)朝のワイキキ・ビーチをヘリコプターから撮影した動画。

Empty beaches. Empty parks. Empty roads. New aerial video of Waikiki shows the impact of the state's shutdown order on Hawaii's no. 1 tourist destination. #HINews #HNN

Posted by Hawaii News Now on Wednesday, April 8, 2020


シェラトン・ワイキキは4月9日、新型コロナウイルスのパンデミックの中で、愛とアロハをハワイと世界の人々に広めようと、光のディスプレイを表示。11フロアの64部屋を使用し、数日をかけて準備。困難な時期に喜びを広めるマリオット系ホテルの取り組みのひとつ。


ホノルル市は4月10日(金)・11日(土)・12日(日)の23時~翌朝5時、自動車・バイク・自転車での夜間外出禁止令を試験的に実施する。徒歩での外出は許可。警察・救急・消防・軍など初動対応者(出退勤・勤務)、配達業者、警備員、医薬品購入者は、自動車の使用を許可。

日本航空は4月13日、成田/ホノルル路線、羽田/ホノルル路線、関西/ホノルル路線、中部/ホノルル路線、成田/コナ路線の5月1日~5月31日の全便運休を発表。

ANAは4月13日、成田/ホノルル線と羽田/ホノルル線の4月25日~5月15日の全便運休を発表。

ホノルル市長は4月13日、ファブリック・ストア(生地店)は、一度に店内に入れるのが2人までか、オンラインや電話で取引を行い、受け取りや配送のオプションがある場合、必要不可欠なビジネスだ。 私たちは、住民が自分自身や愛する人のためにマスクを作ることが必要不可欠だと認識している。


ホノルル市長
は4月14日、「4月20日12時から30日16時30分まで、必要不可欠な事業の従事者・顧客・訪問者、公共交通機関の利用者は、医療用でないマスクを着用するよう義務づけた。銀行やATMではマスク不要。違反者は最高5000ドルの罰金か最高1年の懲役か、その両方。


トランプ大統領は4月16日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を3段階で進める新指針を発表。地方政府が指針をもとに飲食店や学校の再開を決める。3月中旬から呼びかけてきた厳しい外出制限の緩和を初めて認めるが、感染の再拡大を懸念する声も多く、どこまで経済が戻るかは不透明だ。

シェラトン・ワイキキの光のディスプレイに続いて4月17日には、プリンセス・カイウラニにハートマーク、ハイアットアロヒラニのタワーにALOHAの文字、ワイキキビーチ・マリオットのハートマークは点滅している。Mystical Sounds Productionがプログラムを無料で制作。


ホノルル市長は4月20日、「オアフ島は、新型コロナウイルスの新症例0人の最初の日を達成した。それは、私たち全員が行ってきた犠牲が効果をあげてきたことを意味する。在宅、マスク着用、集会禁止によって、感染と死の拡大を避け、コミュニティを安全に保てたことを誇ろう」とツイッターに投稿。

4月20日、オアフ島は、新型コロナウイルスの新症例0人の最初の日を達成


ホノルル市長は4月21日、「自宅に留まり仕事をする期間を5月31日まで延長する。新規感染者数が少ない状態が続くなら、いくつかのビジネスの5月31日以前の開業許可、他の制限の段階的解除ができるかもしれない。制限解除にむけて1万人の無料検査を実施する」と発表。

ホノルル市長は4月21日、「4月25日(土)午前5時から、市立公園は運動=ランニング、ウォーキング、ジョギング、サイクリングに限定して使用を再開する。キャンプ、テニス、バスケットボール、遊具、ドッグパーク、野球、バレーボールなどには使用できない」と発表。


ANAは4月22日、成田=ホノルル路線と羽田=ホノルル路線の5月16日~31日の全便運休を発表。

ホノルル市長は4月23日、「私たちの計画では、段階的に都市を再開する。 一度にすべてを再開すると、感染者が急増し、医療システムが崩壊する可能性がある。リスクの低い場所から外出禁止令の対象から除外し、さらに情報を収集しながら、除外する場所を広げていく」と発表。


ホノルル警察は外出禁止の緊急命令を実施中。
2020年4月24日現在、7940人に警告、3456人に召喚状を発行、112人を逮捕。召喚状が発行された場合、指定日時・場所の裁判所に出頭すると、裁判官が最高5千ドルの罰金か、最高1年の懲役か、その両方を決定する。出頭しない場合は、逮捕令状発行の可能性あり。


ハワイ州知事は4月25日、ハワイ州の外出禁止令と、外国と米国本土からの訪問者・州外から戻る居住者・島間旅行者の強制的な14日間の自己検疫を、5月31日まで延長する追加緊急宣言に署名。「決定は簡単ではなかったが、新型コロナウイルスは潜在的に致命的」と述べた。

ホノルル市の市立公園は4月25日午前5時から、運動=ランニング、ウォーキング、ジョギング、サイクリングに限定して使用を再開。
動画は4月25日のアラモアナビーチパークの様子。


ハワイ州知事は4月27日、「ハワイ州の生花店は、オンラインや電話での注文、店では持ち帰りのみ、という従業員や顧客にとって安全な方法で業務を行うのであれば、母の日(5月10日)にむけて、5月1日からの業務再開を許可すると、私たち(知事&市長)は判断した」と発表。

「ハワイ州の生花店は、母の日にむけて5月1日からの業務再開を許可」と州知事が発表


岩田健太郎教授は4月28日掲載のダイヤモンド・オンラインのインタビューで「しばしば抗体はできているのに免疫はできていない、という現象が発生します。抗体があれば、『新型コロナに一度かかったことがある』ということはほぼ言えますが、『もう二度と新型コロナにはかからないお墨付きが得られる』ということには必ずしもならない」と語る。

4月28日現在のオアフ島の新型コロナウイルス陽性399人の居住地郵便番号による分布図
最も赤い地区は、陽性(回復者ふくむ)21~50人
ワイアラエ~カハラ(96816)
カイルア~カネオヘ湾の海兵隊航空基地(96734)
エヴァ・ビーチ(96706)
パール・シティ(96782)
ミリラニ(96789)
カパラマ(96819)
※カネオヘ、真珠湾周辺など軍関係者の居住地に感染者が多い

4月28日現在のオアフ島の新型コロナウイルス陽性399人の居住地郵便番号による分布図


ホノルル市は4月29日、次の事業の4月30日(木)16時30分~5月18日(月)の期間限定での営業再開を許可。不動産のネット販売。新車・中古車販売とリース。セルフ洗車などの自動サービス。出張ペット・グルーミング、出張洗車。家庭教師、楽器レッスン等1対1サービス。ゴルフコース。


ハワイ州は4月30日、新型コロナウイルスの抗体を検出する血液検査を開始する。ジョシュ・グリーン副知事は「抗体を持つ人は18カ月~3年間、適度な免疫力がある。抗体検査を行うことは、誰がハワイに来ることができるかの方針を設定できるので、価値がある」と述べた。

リケリケ・ドライブ・インは4月30日に閉店。当店は現在のオーナーのジュリー・タテヤマさんの祖父母が1953年に開業し、67年にわたって地元の人気料理を提供。新型コロナウイルス危機で持帰と配達に切り替えたが、うまくいかず、外出禁止令が延長されたため決断。

リケリケ・ドライブ・インのネオン・サイン

ホノルル市郡運輸局と施設整備局は4月30日、ワイキキのカラカウア通りとルワーズ・ストリートの交差点(ルイ・ヴィトンやクイックシルバーの立地する交差点)に、横断歩道の可視性と安全性の向上をめざして新しい歩行者用スクランブル横断歩道標識をデザインし設置。

ルワーズ・ストリートのスクランブル横断歩道


日本からハワイへの到着人数
2020年4月
1日(水) 17人
3日(金) 20人
5日(日) 24人
8日(水) 56人
合計117人
※以上は日本航空の羽田=ホノルル路線

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年4月30日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年4月
1日 +25
2日 +24
3日 +31
4日 +29
5日 +15
6日 +11
7日 +20
8日 +16
9日 +6
10日 +9
11日 +5
12日 +2
13日 +2
14日 +6
15日 +11
16日 +4
17日 +7
18日 +2
19日 +3
20日  0
21日  0
22日 +3
23日 +1
24日 +3
25日 +3
26日 +1
27日  0
28日  0
29日 +3
30日  0
計399人 回復364人、入院53人、死亡11人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年4月30日現在

2020年5月

ホノルル市は5月15日から小売店とショッピングモールを再開。
ホノルル市は5月18日から、新型コロナウイルスに経済的影響を受けた世帯を支援するため、家賃や育児費の支援を開始。
ホノルル市は5月19日から、10万人を目標に、新型コロナウイルスの無料検査を強化。
ホノルル便は5月から全便運休し、日本からハワイへの到着人数0人
オアフ島の感染者累計数652人 死亡者累計数18人

ホノルル市は、4月20日に新規感染者数ゼロを達成して以降、外出禁止令を段階的に緩和してきた。4月20日にはマスク着用を義務づけ、4月25日には公園の利用を再開し、4月30日には一部の事業の営業再開を許可。5月15日から小売店とショッピングモールを再開。5月28日からプール、キャンプ場など屋外でのアトラクションの再開を許可。5月29日から1対1個人サービス提供ビジネスの営業再開を許可。
ホノルル市長は5月19日、経済を安全に再開できるように、オアフ島での新型コロナウイルス無料検査を10万人(PCR検査5万人、抗体検査5万人)を目標に増やすと発表。

5月の主な動き

シェラトン・ワイキキは5月4日から、4月から点灯しているハートマークの光のディスプレイに加えて、母の日(5月10日)を祝う「M♡M」の文字を点灯している。
モアナサーフライダーは、大きなハートマークを点灯している。


ハワイ州知事は5月5日、下記事業を5月7日12時1分から再開できると述べた。花など非食用農業/天文台/洗車/ペットのグルーミングサービス/選択的手術を含む医療と社会的支援/非営利団体/アパレル/電子機器/花屋を含む小売業とサービス/ショッピングモール/卸売と倉庫。
その後、オアフ島の小売店とショッピングモールは、5月15日から再開できる形に変更された。


ミスハワイの現在と今までの受賞者30名は5月8日、イズが編曲した「Somewhere Over the Rainbow & What A Wonderful World」の演奏と歌と踊りをつないだ映像を公開した。
現在のミスハワイのニッキーさんは「この映像が皆様の気持ちを高められるように願います」と語る。


ホノルル市長は5月10日、「今後のホノルル市の食品配布用に9200の缶とボトルを寄付していただいた株式会社伊藤園在ホノルル日本国総領事館の皆様、ありがとう。必要な時期における、彼らのパートナーシップに感謝する」とツイッターで発信。


ANAは5月12日、成田=ホノルル路線と羽田=ホノルル路線の6月1日~15日の全便運休を発表。

ハワイ州で営業中の91のホテルのうち63が5月12日、観光客を14日間の強制検疫中に客室に留めるため、チェックイン時に1回だけ使用できるキーを発行することに同意。観光客が部屋を出れば、別のキーを入手する必要があり、フロントは法執行機関に通知できる。

5月12日現在、5月15日(金)から次のショッピングモールを再開する予定。
パールリッジセンター:月~土11時~19時。日12時~18時
アラモアナセンター:月~土11時~19時。日12時~18時
インターナショナルマーケットプレイス:11時~19時
ロイヤルハワイアンセンター:10時~22時
カハラモール:月~土10時~21時。日10時~18時

ハワイ州は5月13日、新型コロナウイルスの症例を特定し、連絡先を追跡し、感染者を隔離する資金5000万ドルを連邦政府から取得。ハワイ州では50人のスタッフと30人のボランティアが接触者追跡を行っているが、これを300人に拡張し、1日1000件の追跡能力を構築する。

ホノルル市長は5月13日、「5月15日から、小売業の制限付き再開に加えて、アウトドアスポーツフィールドとコートの利用が1対1のスポーツとエクササイズ(シングルステニス、シングルスピックルボール、ヨガ、太極拳)に限り再開、 ドライブインの宗教サービスが条件付きで許可される」と発表。


日本航空は5月14日、成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西=ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の6月1日~6月30日の全便運休を発表。

ホノルル市長は5月14日、「5月16日からビーチを再開する。同じ世帯の10人以下のグループであれば、ビーチに集まり、座り、日焼けし、語りあい、弁当を食べ、日の出や日没を見ることができる。ただし、他の人々と6フィートの距離を保ってほしい。ビーチは日の出30分前から日没30分後まで開く」と発表。

オアフ島では5月16日(土)、ビーチを再開。初日のクイーンズ・ビーチは大勢の人で賑わっています。Honolulu Ocean Safety and Lifeguard Services Divisionは、266人がライフガードに救助されたと報告している。


ホノルル市郡は5月18日から、新型コロナウイルスに経済的影響を受けた世帯を支援するため、家賃など家計支出は月額最大1000ドル、育児費用は最大500ドルを申請できるプログラムを開始。申請には、預金残高1万ドル以下、地域平均収入以下を証明する各種書類が必要。


ホノルル市郡は5月18日から、ブティック、レストラン、宿泊施設、娯楽施設、パーソナルケアサービス、自動車輸送などが、事業中断で生じた費用を返済し、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐ安全対策を実施できるように、1回限りの1万ドルの助成金を各事業に提供する。


ハワイ州知事は5月18日、ハワイ州に到着した旅行者と島間旅行者への14日間の検疫を6月30日まで延長する緊急宣言に署名。ハワイ州の再開計画を発表。6月から中リスクの事業を徐々に再開し、新型コロナ感染状況が管理可能な状態ならば、さらにハイリスクの事業を再開。


ホノルル市長
は5月19日、「オアフ島での新型コロナウイルス検査を10万人以上に増やす。ハワイ大学医学部、様々な民間研究所、地域保健センターと提携し、PCR検査5万人、採血による抗体検査5万人、各地域の傾向を分析する廃水疫学検査を行う。経済を安全に再開できるように、これらの検査を強化していく」と発表。


ホノルル市長は5月21日、対面式のスピリチュアル・サービスは5月23日から、レストラン店内での食事サービスは6月5日から再開できるとし、その条件を発表。レストランでは、従業員のマスク着用、6フィート間隔の座席配置などを指示。1階の店は歩道などを使用できる。


ANAは5月21日、成田=ホノルル路線と羽田=ホノルル路線の6月16日~30日の全便運休を発表。

ハワイアン航空は5月21日、次の運休を発表。ホノルル便:HA458羽田発/HA864羽田発/HA822成田発/HA450関西発/HA828福岡発は2020年7月1日まで。ホノルル便HA856羽田発は7月2日まで。コナ便HA852羽田発は7月1日まで。ホノルル便HA442新千歳発は7月19日まで。

ハワイ州のメイシーズ全11店舗が5月22日(金)11時に再オープン。消毒ステーションを要所に設け、特定のレジにプレキシガラスを設置。従業員は毎日、勤務開始前に健康診断を行い、フェイスマスクを着用し、顧客との6フィート間隔を維持する。


ロス・ドレス・フォー・レスが5月24日(日)10時、ハワイ州の全20店舗を再開。一度に店内に入れる人数を制限したため、数百人が建物の外に列を作った。来店客は「多くの人がワゴンを使っていて、カゴの中は子供服や生活雑貨でいっぱい」と語った。


5月25日、ミネソタ州ミネアポリス近郊で、偽ドル札の使用容疑により手錠をかけられたジョージ・フロイドが「呼吸ができない、助けてくれ」と懇願していたにもかかわらず、警察官のデレク・ショーヴィンは8分46秒間フロイドの頸部を膝で強く押さえつけ、フロイドを死亡させた。その他3名の警察官の関与が確認されている。逮捕の一部は一般人によって撮影され、フェイスブックで拡散されると、この事件を発端として、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴えるブラック・ライブズ・マター運動は全米的なデモ・暴動へと発展した。

ホノルル市郡は5月26日、本年3月と6月に期限が切れる運転免許証と州の身分証明書を発行するため、運転免許センターを再開した。 HPから予約できる。予約できるのは6月に期限が切れる証明書まで。それ以降の年内に期限切れになる証明書は後日対応。


ハワイ州福祉局は5月26日、ハワイ州の産業が再開し、人々が仕事に復帰し始めると、保育が不可欠とし、保育施設を再開するガイドラインとして、施設の消毒、1人のスタッフが9人以内の毎日同じ子供たちを世話すること、子供・スタッフ・訪問者への体温チェックなどを細かく指示した。


ホノルル市郡は5月26日、メンタルヘルスの専門家による無料の遠隔医療サービスを提供。HPに申請する。需要が高く順番待ち。自殺、虐待、他人を傷つけたいなど、深刻な苦痛や緊急事態が発生している場合は、911にダイヤルするか、最寄りの緊急治療室にアクセスする。


ホノルル市長は5月26日、ヘアサロン・理髪店・タトゥーパーラー&ホノルル動物園・シーライフパーク・クアロアランチ・ウォーターパークの5月29日再開、オフィスの6月5日再開、6フィート間隔確保の10人以下の屋内集会の許可、劇場・博物館・ジムの6月19日再開を、ハワイ州知事に要請。

ホノルル市長は5月26日、観光に関して「6月のうちに、強制的な14日間の検疫なしでのハワイの島間旅行を徐々に再開したい。そのうえで新型コロナウイルス症例数が少ないオーストラリア、ニュージーランド、韓国、日本との旅行バブルの形成可能性を検討したい」と述べた。

6月のうちに、強制検疫なしでのハワイの島間旅行を徐々に再開したいと語るホノルル市長


ハワイ州副知事は5月26日、「到着前に乗客の検査を求める形で、7月に観光を再開したい。米国本土より感染率の低い日本、ニュージーランド、オーストラリアの旅行者が最初に許可されるべき。日本の旅行者はハワイの観光経済の30%を占める」と述べた。

ノードストローム・アラモアナは5月26日、2020年5月28日(木)に再開する予定と発表。安全対策として、従業員の勤務前の健康診断、従業員と顧客のフェイスカバー、6フィート間隔の確保、店舗内の顧客数の制限、試着室の改善などを行う。


ハワイ州知事は5月27日、従業員と顧客の安全を確保するガイドラインに基づき、オアフ島で、より多くの事業と事業を安全に再開するホノルル市長の提案を承認。屋外アトラクションの5月28日再開。美容院等の5月29日再開。ビジネスと10人以下屋内集会の6月5日再開。

ハワイ州知事は5月28日からホノルル市郡において次の事業の再開を許可。屋外でのアトラクション:ウォーターパーク、プール、キャンプ場など。住宅または非営利団体における屋外での10人以下の集会。


ハワイ・エグゼクティブ・コラボレーティブのポール与那嶺氏は5月28日、ハワイ州議会上院特別委員会を前に「一定の安全基準を満たした日本からの旅行者はハワイでの14日間の強制検疫を迂回できるという日本とハワイの合意ができれば、観光再開の効果的なスタートに役立つ」と述べた。

ハワイ州副知事は5月28日、観光再開が遅れている要因について「到着した訪問者へのスクリーニング・プロセスが確定していない」と述べた。副知事は国内・海外の旅行者に到着前72時間以内の検査を求めており、全米1000か所で検査機能をもつCVSファーマシーと話しあっている。

ハワイ州知事は5月29日からホノルル市郡において次の事業の再開を許可。個人サービス:美容院、理髪店、タトゥーショップ、エステティシャン、マッサージセラピスト、そのほかの1対1個人サービス提供者。ドッグパーク。スケートパーク。


CVSヘルスは5月29日から、オアフ島の2店(ミリラニ、パールシティ)で新型コロナウイルスの綿棒を使った自己検査を開始。検査は要予約。綿棒は鼻に入れるが、奥まで入れる必要はない。検査方法は薬局が監督。綿棒は箱に入れて施錠し検査機関へ。3日後に結果が出る。

ハワイ・パブリック・ラジオとブルーノート・ハワイは、5月30日から10回、毎週土曜日の18時(日本時間の日曜日13時)に地元の音楽を紹介する「Virtually Live」を放送。
5月30日は、Henry Kapono、Alx Kawakami、Johnny ValentineらがCecilio & Kaponoの名曲を演奏。

#WATCH: Hawaii News Now and Blue Note Hawaii present Virtually Live, an at-home concert series featuring your favorite...

Posted by Blue Note Hawaii on Saturday, May 30, 2020


日本からハワイへの到着人数
2020年5月

合計0人

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年5月31日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年5月
1日 +1
2日  0
3日 +1
4日  0
5日 +4
6日 +1
7日 +3
8日  0
9日 -1 ※ハワイ島へ再分類
10日 +1
11日 +2
12日 +1
13日 +3
14日  0
15日  0
16日 +1
17日  0
18日  0
19日  0
20日 +1
21日  0
22日 -2 データ見直し削除
23日  0
24日  0
25日  0
26日  0
27日  0
28日 +3
29日 +3-1 データ見直し削除
30日 +2
31日  0
計421人 回復398人、入院58人、死亡11人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年5月31日現在

2020年6月

6月5日から飲食店を再開。6月16日から島間旅行者に対する14日間の強制検疫の解除、映画館、バーを再開。
しかし、オアフ島や米国本土の新規感染者数は増加傾向。
ホノルル便は6月も全便運休し、日本からハワイへの到着人数0人
オアフ島の感染者累計数652人 死亡者累計数12人

☆ 
 ハワイでは、オアフ島が4月20日に新規感染者数ゼロを達成して以降、外出禁止令を段階的に緩和してきた。5月15日から小売業を再開。6月5日から飲食店を再開。6月19日から島間旅行者に対する14日間の強制検疫の解除、映画館、バーを再開。
 しかし、6月6日のブラック・ライブズ・マターの抗議活動に1万人が集まり、オアフ島や米国本土の新規感染者数が増加傾向であることなどから、州外旅行者と海外旅行者に対する14日間の強制検疫の解除、大規模イベントの再開については、目途が立っていない。
 ANAは6月9日に、日本航空は6月10日に、日本=ハワイ路線で7月1日~31日の全便運休を発表。ハワイ好きの日本人の間に失望感が拡がった。 
 一方、ハワイ州知事は6月24日、「米国本土からハワイに到着する旅行者は、到着前に新型コロナウイルス検査(FDA承認のPCR検査)を自己負担で受け、空港で陰性証明書を提示することで、14日間の強制検疫を避けられる。この旅行前検査プログラムは8月1日から始める」と述べた。

6月の主な動き

保険未加入のハワイの人々に無料の90日間限定の医療機関Aloha Free Clinicが6月1日、ノース・キング・ストリートにオープン。対面診察、遠隔医療、ジェネリック医薬品、割引血液検査を提供。HPか電話で要予約。当機関は寄付とボランティアがサポート。

保険未加入のハワイの人々を対象にした無料の90日間限定の医療機関をオープン


ハワイ州知事は6月1日、「ハワイ州居住者の島間旅行に対する14日間の強制検疫を6月16日に解除する。島間旅行者は空港で体温スクリーニングと健康診断書への記入を行う。国内・海外旅行に対する14日間の強制検疫を解除するか延長するかは来週中に発表する」と述べた。

ハワイ州居住者の島間旅行に対する14日間の強制検疫を6月16日に解除すると発表する州知事


ハワイ州知事と州4市郡長は6月1日、「私たちはジョージ・フロイドさんの悲劇的な死を悼み、アロハを彼の家族と友人に送る。全米の悲しみ、失望、怒り、恐れを理解し、長年の不正に平和裡に抗議する人々の側に立つ。ハワイの人々は多様性を尊重して共に生きる方法を世界に示せると信じる」との声明を発表した。

ハワイ州副知事は6月3日、「ハワイ州への旅行者の20人に1人に対して、新型コロナウイルスのランダムテスト(PCR検査など)を、島間旅行者に対する14日間の強制検疫を解除する6月16日から開始することを、州の指導者に提案する」と述べた。

ハワイ州知事は6月3日、「米国本土と海外からの旅行者に対する14日間の強制検疫を6月30日以降も継続する。新規感染者数は米国で2万人、日本と韓国で各30人。米国本土より先に、日本や韓国からの訪問者を歓迎するかもしれない」と述べた。

ハワイ州知事
は6月5日からホノルル市郡において下記事業の再開を許可。
レストランでの食事/ビジネスオフィス/10人以下の屋内集会/市民のオープン・マーケット/市立スイミングプール(競技用プール)/ココヘッド射撃場とアーチェリー場/ホノルル動物園


日本政府が検討中の出入国緩和策が6月5日に判明。ビジネス目的の往来の際、新型コロナ感染を判断するPCR検査の陰性証明書と行動計画の提出を求め、審査を通れば入国時に長期間の待機を免除するもの。


トミー・バハマ(本社シアトル)は、6月5日から、ワイキキ・ビーチウォークのレストランをハワイ州の収容人数制限や衛生安全規定に沿って再開する。営業時間は14時~20時で、アイランド・タイム(ハッピー・アワー)は14時~17時。小売店の再開は後日」。

トミー・バハマ・ワイキキ・レストランの3階


6月6日、ブラック・ライブズ・マターの全米の抗議活動の一環として、オアフ島、カウアイ島、マウイ島、ハワイ島での集会に数千人が集結。ホノルルでは、警察のアフリカ系アメリカ人への残虐行為に対する平和的な抗議のために、5千人~1万人がアラモアナ公園から州議会議事堂へ行進した。

アラモアナ海浜公園からの行進に参加した群衆は、州議会議事堂に集まった。


ハワイ州知事は6月8日、「ブラック・ライブズ・マターの組織的平和的な抗議活動に感銘を受けたが、数千人が密集する形になったので、参加者に数日間の自己隔離を要請する。西海岸の感染拡大で、米国本土からの旅行者への14日間検疫は6月末まで継続する」と述べた。

6月6日に州議会議事堂で閉幕した行進には1万人以上が参加した


ホノルル市長は6月9日、「2か月間で11回の食料配布を行い、200万ポンド(907トン)の食料を、必要とする私たちのコミュニティに提供してくれた皆様に感謝する。Hawai‘i Foodbank、Hawaii Community Foundation、Bank of Hawaii、そして新型コロナウイルスの世界的流行の中で力を示し続けている私たちのコミュニティにマハロ」と述べた。

ANAは6月9日、成田=ホノルル路線と羽田=ホノルル路線の7月1日~31日の全便運休を発表。

日本航空は6月10日、成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西=ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の7月1日~31日の全便運休を発表。
☆ 
ハワイ州知事は6月10日、「州外・海外旅行者への14日間の強制検疫を7月31日まで継続する。6月16日から島間旅行者への検査方法の効果を確認することで、日本、韓国、ニュージーランド、オーストラリアや感染率の低い米国の州の旅行者の受け入れを目指す」と述べた。

「州外・海外旅行者への14日間の強制検疫の7月31日まで継続」を発表する州知事


ハワイ州副知事が率いるフイ(グループ)が、ハワイ観光産業の再開に向け、14日間の自主隔離規定に代わる新型コロナウイルス検査に重点を置いた旅行政策を検討している。仏領ポリネシアやアラスカでは出発72時間前に検査を受け、空港で陰性証明書を提示する方法を採用。

日本政府は6月18日、出入国をビジネス目的に限定して緩めると決めた。出入国時のPCR検査が条件。ベトナム、タイを対象に7月にも実施。空港での1日の検査能力は最大2300人だが不測の事態に備えて入国者は最大でも1日250人に絞った。米中韓台に広げるには1日1万人の検査能力が必要。

ハワイ州知事は6月19日からホノルル市郡において次の事業の再開を許可。
教育・介護施設/屋内アトラクション(ボーリング場、アーケード、ミニゴルフ、映画館、美術館等)/屋外チームスポーツ(野球、サッカー、バレーボール等)/フィットネス施設/バー/映画テレビ制作。

日本政府は6月21日、夏から海外との往来を緩和する予定で、出入国時のPCR検査を条件にしている。検査能力が往来数の制約になるため、なかなか増えないPCR検査以外の手法を探していた。今回の検査法が確立すれば、空港で短時間に大量の検査ができると期待している。塩野義は、今秋の実用化を目指す。

ハワイ州知事は6月24日、屋内・屋外のレストランやバーでのライブ音楽を許可するホノルル市長の提案を承認した。演奏者は、演奏メンバー以外の人々とは10フィートの距離を保つ。屋内のレストランやバーでは、お客様やスタッフとの間にバリア(プレキシガラス等)を設ける。

ハワイ州知事は、「州外からハワイに到着する旅行者は、到着前に新型コロナウイルス検査(FDA承認のPCR検査)を自己負担で受け、空港で陰性証明書を提示することで、14日間の強制検疫を避けられる。この旅行前検査プログラムは8月1日から始める」と述べた。

ダニエルKイノウエ国際空港で、旅行前検査プログラムについて述べる州知事


日本からハワイへの到着人数
2020年6月

合計0人

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年6月30日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年6月
1日  0
2日 +1
3日 +1
4日 +1
5日 +6+2-1 記録もれ2追加1削除
6日 +8
7日 +2
8日 +1
9日 +6
10日 +4-1
11日 +7
12日 +15-1
13日 +17
14日 +4
15日 +8
16日 +4
17日 +3
18日 +18
19日 +25
20日 +6
21日 +9
22日 +4-2
23日 +3
24日 +13
25日 +12-1
26日 +14-1
27日 +5
28日 +23
29日 +2
30日 +15-1
計652人 回復518人、入院84人、死亡12人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年6月30日現在

2020年7月

6月5日以降、新規感染者数が増加傾向。
ハワイ州知事は、米本土からの旅行者の旅行前検査プログラムの立ち上げを延期。
ホノルル市長は、2020年7月31日(金)からオアフ島のバーを閉鎖。
ホノルル便は7月も全便運休し、日本からハワイへの到着人数0人
オアフ島の感染者累計数1755人 死亡者累計数19人


 オアフ島は、外出禁止令で新規感染者数ゼロを達成したが、5月15日から小売業を再開し、6月5日から飲食店を再開し、6月6日に1万人が集まるBlack Lives Matterの抗議活動があり、6月19日から島間旅行者に対する14日間の強制検疫を解除し、映画館、バーを再開。
 ハワイ州知事は6月24日、「14日間の強制検疫を避けられる旅行前検査プログラムは8月1日から始める」と告知。
 しかし、オアフ島では6月5日以降、新規感染者数が増加傾向となり、7月30日と31日には3桁の新規感染者数を確認。第2波を第1波と比べると、死者は少ないが、感染者数は上回っている。
 ホノルル市長は、無症状病原体保有者によって感染が拡大していると述べ、7月4日の独立記念日を前に、7月3日からマスクやフェイスガードの着用を義務づけ、違反者には最高5千ドルの罰金を科すと告知した。
 これを受けてハワイ州知事は7月13日、「ハワイ州への旅行者のための旅行前検査プログラムの立ち上げを8月1日から9月1日へ延期する。ハワイ州への旅行者は、9月1日まで14日間の強制検疫の対象となる。経済はさらに悪化するが、居住者の健康と安全を優先して決断した」と発表。
 日本からハワイ州への旅行については、ハワイ・ツーリズム・ジャパンのエリック・タカハタ氏が7月2日、「ハワイ州は日本政府に、ハワイを訪れた日本人旅行者の帰国時の隔離措置の免除、ハワイの旅行警告レベル3から1への引き下げなど相互的な規制緩和を提案する書簡を送り、返答を待っている」と述べている。
 日本航空は7月9日、日本=ハワイ路線で2020年8月1日~31日に運航を計画していた434便のうち426便を運休し、赴任・留学・一時帰国等のお客様のために羽田=ホノルル線の臨時便8便を運航する、と発表。

7月の主な動き

加藤厚生労働相は7月2日、新型コロナウイルスによる出入国制限の緩和に向け、羽田、成田、関西の3空港周辺に出入国者向けのPCR検査センターを9月頃に設置すると表明した。出国者向けには3空港周辺に加え、東京都と大阪府の市街地に検査拠点を設ける方向だ。 

ハワイアン航空は7月2日、次の運休を発表。
ホノルル便:HA458羽田発/HA864羽田発/HA822成田発/HA450関西発/HA442新千歳発/HA828福岡発は2020年8月16日まで。
ホノルル便HA856羽田発は8月15日まで。
コナ便HA852羽田発は8月16日まで。 

ホノルル市長は7月2日、「7月3日以降、オアフ島で、屋内の公共スペースと6フィートの物理的距離を維持できない屋外では、マスクかフェイスシールドの着用を義務づけることを、ハワイ州知事が承認した」と発表した。違反者には最高5千ドルの罰金を科す。

ハワイ・ツーリズム・ジャパンのエリック・タカハタ氏は7月2日、「ハワイ州は日本政府に、ハワイを訪れた日本人旅行者の帰国時の隔離措置の免除、ハワイの旅行警告レベル3から1への引き下げなど相互的な規制緩和を提案する書簡を送り、返答を待っている」と述べた。

JTBハワイトラベルの石田恒夫社長は7月7日、書簡の中で「8月31日までツアー中止を延長する。日本政府は、ハワイ州が14日間の強制検疫を解除するまで、日本人のハワイへの旅行を許可しない。9月1日以降のツアーについては7月末までに判断する」と述べた。

日本航空は7月9日、成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西=ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の8月1日~31日の全便を運休し、赴任・留学・一時帰国等のお客様のために羽田=ホノルル線の臨時便を8月1日・10日・20日・30日(4往復)に運航と発表。なお、搭乗者は強制検疫の対象。

日本政府は7月11日、海外との段階的な往来再開に向け、入国時に空港で行うPCR検査の能力を9月中に1日当たり1万人規模に増強する方針を固めた。中国や韓国、台湾など10か国・地域とは7月中旬にも新たに協議を始め、往来の規模などを調整する。空港の1日当たりの検査能力は現在、2300人にとどまっている。

ハワイ州知事は7月13日、「ハワイ州への旅行者のための旅行前検査プログラムの立ち上げを8月1日から9月1日へ延期する。ハワイ州への旅行者は、9月1日まで14日間の強制検疫の対象となる。経済はさらに悪化するが、居住者の健康と安全を優先して決断した」と述べた。

感染拡大により、旅行前検査プログラムの延期を発表するハワイ州知事


ハレクラニホテルの経営者は7月13日、「新型コロナウイルスのパンデミックに対応する新しいプロトコルを公衆衛生の専門家と開発し、それにもとづいて一連の改装工事を行うため、工事が完了する2021年7月までホテルを閉鎖する」と従業員に通知。

ハワイ大学公共政策センターは7月13日、コロナウイルスへの州の対応に対する600人の世論の調査結果を発表。大多数は公衆衛生上の制限は妥当と考え、半数以上が多くの人々が集まる場所に行くのは安全でないと感じ、81%は「今は観光客に訪問してもらいたくない」と答えた。

ANAは7月14日、成田=ホノルル路線と羽田=ホノルル路線の8月1日~31日の全便運休を発表。

ハワイアン航空は7月16日、次の運休を発表。
ホノルル便:HA458羽田発/HA856羽田発/HA864羽田発/HA822成田発/HA450関西発は2020年9月1日まで。
コナ便HA852羽田発は8月30日まで。
ホノルル便HA442新千歳発は8月30日まで。
ホノルル便HA828福岡発は8月31日まで。

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染を確認するためのPCR検査について、唾液を検体とするより簡単な方法でも、鼻の奥をぬぐって検体を採取する方法と同様の検査結果が得られたため、7月17日から空港検疫の対象者や濃厚接触者等の無症状者への検査に活用すると発表。

厚生労働省は、唾液を検体とするPCR検査を空港検疫に採用


ホノルル市長は7月18日、ツイッターに下記を投稿。
今週末に外出する予定があるなら、これが地元の医療専門家が提供する一般的なガイドラインです。
室内よりも野外のほうがリスクは少ない。
近くで交流したいでしょうが、いまは距離をおいて。
特に室内では大声で話すのはやめましょう。
10人以上の集会は避け、マスク着用と物理的距離を保つ。


ニューヨーク・ポスト紙は7月19日、フェイスブックの創設者でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、日焼け止めに十分な白い顔とパーカーにハーフパンツという姿で、電動サーフィンを楽しむ様子がハワイで目撃されたと報道。彼はカウアイ島に700エーカーの広大な土地を所有している。

日焼け止めの白い顔とパーカーにハーフパンツで電動サーフィンを楽しむザッカーバーグ氏


茂木敏充外務大臣は7月22日、「国際的な人の往来再開に向け、ブルネイ、カンボジア、中国、香港、マカオ、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、韓国、シンガポール、台湾との調整を開始し、次のステップとして、欧州の主要国、ハワイ等をこれらの仕組みの対象に入れられるか、検討していきたいと思う」と述べた。

マウイ郡長のマイケル・ビクトリノ氏は7月24日、ハワイ州の新型コロナウイルス新規感染者数が過去最高を記録したことを受けて、ハワイ州居住者の島間旅行に対する14日間の強制検疫を復活させ、自宅で安全に過ごす段階へ戻すよう、ハワイ州知事に文書で要請した。

ハワイ州保健局は7月27日、ホノルルの2つのバー
Brix&Bones 1217 Hopaka St.
Arena 808 1020 Keeaumoku St.
を7月16日〜26日に利用した人に新型コロナウイルスの検査のために医師に連絡するよう呼びかけている。これまでのところ12症例が2施設での感染に関連付けられた。

加藤勝信厚生労働相は7月29日、入国者の新型コロナウイルスの感染有無を確認するため、成田空港の一部と羽田空港で唾液による抗原検査を始めたと発表した。唾液の抗原検査は1時間程度で結果が分かる。8月から関西空港でも導入し、9月中に入国者に対する1日の検査数を約1万件まで拡充する方針。

ホノルル市長は7月30日、「新型コロナ感染者の急増を抑えるため、2020年7月31日(金)午前0時から少なくとも3週間、オアフ島のバーを閉鎖する。レストランでは22時以降、酒類を販売・提供を禁止する。違反者は罰金を科されるか、酒類販売業免許を失うリスクがある」と述べた。

ホノルル市長は、7月31日からオアフ島のバーを閉鎖すると発表


ホノルル市長は7月31日、「バーは人々が集まり、マスクを着用せず、判断を妨げる酒類を飲む高リスクビジネスであるため、今後3週間は閉鎖するよう指示した。バー閉鎖の影響を受ける事業者は、ホノルル市郡が提供する下記支援プログラムを活用してほしい」と述べた。


加藤勝信厚生労働相は7月31日、米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、2021年6月末までに日本側が6千万人分の供給を受けることで基本合意したと発表した。同社はドイツの製薬ベンチャー、バイオンテックと共同で開発を進めている。

日本からハワイへの到着人数
2020年7月

合計0人

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年7月31日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年7月

1日 +7
2日 +17
3日 +25
4日 +19
5日 +25-1
6日 +6
7日 +38
8日 +20
9日 +34
10日 +25
11日 +38
12日 +19-1
13日 +19
14日 +19-1
15日 +27-1
16日 +16
17日 +23
18日 +15
19日 +26-1
20日 +14
21日 +21
22日 +17
23日 +50
24日 +58
25日 +68-2
26日 +55-1
27日 +28
28日 +46
29日 +98-1
30日 +120+1
31日 +119-1
計1755人 回復960人、入院146人、死亡19人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年7月31日現在

2020年8月

オアフ島では7月末から毎日、3桁の新規感染者数を記録。
ホノルル市長は、8月27日から2度目の外出禁止令を発令。
ハワイ州知事は、旅行前検査プログラムの立ち上げをさらに延期。
日本航空は8月から赴任・留学・一時帰国のお客様のために臨時便を運航。日本からハワイへの到着人数580人
オアフ島の感染者累計数7691人 死亡者累計数59人

 オアフ島は、外出禁止令で新規感染者数ゼロを達成したが、外出禁止令を解除したところ、6月5日から新規感染者数が増え続け、7月末から3桁の新規感染者数を記録するようになり、ハワイ州は、アメリカ合衆国の中で感染者数の増加率が最も高い州になってしまった。
 これを受けて、ハワイ州知事は旅行前検査プログラムの立ち上げを9月1日へ延期し、14日間の強制検疫を再開。
 マウイ郡長は7月24日、「ハワイ州居住者の島間旅行に対する14日間の強制検疫を復活させ、自宅で安全に過ごす段階へ戻す」よう、ハワイ州知事に文書で要請した。
 ホノルル市長は「クラスターの多くは、バーベキュー、パーティー、葬式などのために家に集まる人々から発生している」と指摘し、「7月31日(金)午前0時から少なくとも3週間、オアフ島のバーを閉鎖する。レストランでは22時以降、酒類を販売・提供を禁止する」との指令を出した。
 しかし、その後も新規感染者数が増え続けたことから、8月6日の記者会見でハワイ州知事は「ハワイ州の島間を移動するすべての旅行者に対する14日間の強制検疫を8月11日(火)から再開する」と発表し、ホノルル市長は「8月7日(金)午前0時から9月5日(土)まで、オアフ島のすべての公園とビーチを閉鎖する」という措置をとることを明らかにした。
 さらに、ホノルル市役所では8月10日にクラスターが確認され、オアフ・コミュニティ矯正センター(刑務所)では感染が手に負えないほど拡大する事態となった。
 このため、ハワイ州知事は8月18日、旅行前検査プログラムの立ち上げを10月1日まで延期した。
 ホノルル市長は同日、「8月19日(水)午前0時から28日間、オアフ島では、屋内外での6人以上の集会、レストラン・博物館・映画館・船の6人以上の団体利用、企業の懇親会を禁じる。ショッピングモールではマスク着用すること。ビーチ・公園・バーは引続き閉鎖する」と述べた。
 しかし、市長は8月25日、この措置では不十分と判断して、2度目の外出禁止令を8月27日(木)午前0時から2週間発令。さらに「外出禁止令期間に1日5千回、合計7万回の無料PCR検査を行う。新型コロナウイルス感染者との接触者の追跡プログラムを強化するため、500人のスタッフを雇う。自宅で自己隔離できない人々を収容するためにホテルの部屋100室以上を確保する」との対策を発表。
 ハワイは、市民の2カ月間にわたる緊張感の欠けた行動により、3月25日以前の段階に戻ることを余儀なくされた。

8月の主な動き

8月3日、レストラン・サントリー・ホノルルに勤務している従業員1名が新型コロナウイルスに感染していることが判明。当該従業員の最終出勤日は8月1日(土)。専門業者による店舗内の消毒作業と全従業員のPCR検査を実施し、安全の確保が確認された上で店舗を再開する。

ANAは8月4日、ANAは7月14日、成田=ホノルル路線と羽田=ホノルル路線の9月1日~30日の全便運休を発表。

日本航空は8月6日、成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西/ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の9月1日~30日の全便を運休し、臨時便として9月15日と29日に羽田発ホノルル便、9月16日にホノルル発羽田便、9月30日にホノルル発関西空港便を運航と発表。なお、搭乗者は強制検疫の対象。

ハワイ州知事は8月6日、「ハワイ州の島間を移動するすべての旅行者に対する14日間の強制検疫を2020年8月11日(火)から再開する」と述べた。

8月6日、ハワイ州知事の記者会見

ホノルル市長は8月6日、「2020年8月7日(金)午前0時から2020年9月5日(土)まで、オアフ島のすべての公園とビーチを閉鎖する」と述べた。

8月6日、ホノルル市長の記者会見

ホノルル警察署長は8月6日、「違反者を通報するホットライン(808)723-3900を8月9日(日)10時に開設する」と述べた。

2020年8月6日現在のオアフ島の新型コロナ陽性者(過去28日間)の居住地郵便番号分布図
最も赤い地区は、陽性者(回復ふくむ)60人以上
ワイアラエ~カハラ96816
カパラマ96817~19
ヒッカム空軍基地96853
トリプラー陸軍病院96859
アイエア96701
パールシティ96782
ワイパフ96797
エヴァビーチ96706

2020年8月6日現在のオアフ島の新型コロナ陽性者(過去28日間)の居住地郵便番号分布図


ファウチ博士は8月7日、「科学者が新型コロナウイルスに対して98%以上の非常に効果的なワクチンを作成する可能性は低い。FDAは、50%の効果があれば、コロナウイルスワクチンを承認するが、公衆衛生のアプローチ(マスク着用と距離確保)を放棄してはならない」と述べた。

アメリカ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士


ホノルル市長は8月10日、「市役所で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、10人の感染者が確認された。そこで、10日16時30分から市役所を閉鎖して消毒する。一部の業務は継続。市長をはじめ全職員は検査を受け、結果が出るまで自己検疫に入る。職員はリモートで仕事を行う」と述べた。

8月10日、ホノルル市役所前で記者会見する市長


ハワイアン航空は8月13日、次の運休を発表。
ホノルル便:HA458羽田発/HA864羽田発/HA822成田発/HA450関西発/HA442新千歳発/HA828福岡発は2020年9月16日まで。
ホノルル便:HA856羽田発は9月15日まで。
コナ便:HA852羽田発は9月16日まで。

オアフ・コミュニティ矯正センター(刑務所)で新型コロナウイルスへの感染が手に負えないほど拡大。8月11日に検査した受刑者110人のうち70人と職員7人が陽性。受刑者86~92人と職員24人が陽性とみられる。今後数日で全受刑者を検査し、所内を消毒する。

ハワイ州新型コロナウイルス感染者数の民族別割合
8月14日
太平洋諸島30%-州での人口割合4%
フィリピン17%-16%
白人15%-25%
先住ハワイ14%-21%
日系8%-15%
その他アジア8%-4%
中国3%-4%
黒人2%-2%
その他4%-8%

州での人口割合4%の太平洋諸島人の感染者数は人口の30%と多い
州での人口割合15%の日系人の感染者数は人口の8%と少ない


ハワイ州知事は8月18日、「ハワイ州への旅行者のための旅行前検査プログラムの立ち上げを9月1日から少なくとも10月1日まで延期する。ハワイ州と米国本土の新型コロナウイルス感染状況を引き続き監視し、旅行前検査プログラムの適切な開始日を決定する」と述べた。

ホノルル市長は、「8月19日(水)午前0時から28日間、オアフ島では、屋内外での6人以上の集会、レストラン・博物館・映画館・船の6人以上の団体利用、企業の懇親会を禁じる。ショッピングモールではマスク着用すること。ビーチ・公園・バーは引続き閉鎖する」と述べた。

ハワイアン航空は8月20日、次の運休を発表。
ホノルル便:HA458羽田発/HA864羽田発/HA822成田発/HA856羽田発/HA450関西発は2020年10月1日まで
コナ便:HA852羽田発は9月30日まで
ホノルル便:HA442新千歳発/HA828福岡発は9月30日まで

ホノルル市長は8月25日、「ホノルル市が要請した外出禁止令がハワイ州知事に承認された。オアフ島の外出禁止令は8月27日(木)午前0時から2週間。生活必需品以外の小売店、パーソナルサービス(理髪店など)、ジムは閉鎖。レストランは持帰と配達のみ許可する」と述べた。

オアフ島の2度目の外出禁止令は8月27日(木)午前0時から2週間
生活必需品の小売店は許可
レストランでの食事は禁止。持帰と配達のみ許可。


ホノルル市長は8月25日、「オアフ島の外出禁止令期間に1日5千回、合計7万回の無料PCR検査を行う。新型コロナウイルス感染者との接触者の追跡プログラムを強化するため、500人のスタッフを雇う。自宅で自己隔離できない人々を収容するためにホテルの部屋100室以上を確保する」と述べた。

オアフ島の外出禁止令期間に1日5千回、合計7万回の無料PCR検査
自分で鼻の奥をぬぐって検体を採取する方法


2020年8月26日現在のオアフ島の新型コロナ陽性者(過去28日間)の居住地郵便番号分布図
最も赤い地区は、陽性者(回復ふくむ)60人以上
ワイアラエ~カハラ
マキキ
カパラマ
ヒッカム基地
トリプラー病院
パールハーバー
アイエア
パールシティ
ワイパフ
エヴァビーチ
カポレイ
ワイアナエ

2020年8月26日現在のオアフ島の新型コロナ陽性者(過去28日間)の居住地郵便番号分布図


安倍総理大臣は8月28日、「レムデシビルなど症状に応じた治療法も進歩し今、40代以下の若い世代の致死率は0.1%を下回ります。他方お亡くなりになった方の半分以上は80代以上の世代です。重症化リスクが高いのは高齢者や基礎疾患のある方々であり一人でも多くの命を守るためには、こうした皆さんへの対策が最大の鍵となります。
冬に向けてはコロナに加え、インフルエンザなどの流行で発熱患者の増加が予想されます。医療の負担軽減のため、重症化リスクの高い方々に重点を置いた対策へ今から転換する必要があります。
まずは検査能力を抜本的に拡充することです。冬までにインフルエンザとの同時検査が可能となるよう、1日20万件の検査体制を目指します」と発表。

加藤勝信厚生労働相は8月28日の記者会見で、米バイオ医薬ベンチャーのモデルナが開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて「来年上半期から4千万回以上の供給を前提に交渉を進めている」と明らかにした。1人2回の接種が必要。近く合意するとみられる。

ホノルル市長は8月31日、「カネオヘ・ディストリクトパークとリーワード・コミュニティカレッジでのPCR検査で、患者情報ラベルなしの1776件のバイアルびんが確認されたため、該当者に再検査の日時場所を通知する。原因はスタッフが検査方法の正しい説明を受けられなかったため」と述べた。

日本からハワイへの到着人数
2020年8月

 1日(土) 173人
10日(月) 159人
20日(木) 130人
30日(日) 118人
合計580人
※日本航空は8月1日、10日、20日、30日、赴任・留学・一時帰国のお客様のために羽田=ホノルル線の臨時便8便(4往復)を運航。
なお、ハワイ・日本訪問者とも14日間の強制検疫の対象。

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年8月31日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年8月
1日 +87
2日 +44
3日 +198-1
4日 +139-1
5日 +173
6日 +148-1
7日 +200
8日 +223
9日 +147
10日 +138
11日 +112
12日 +197
13日 +343-1
14日 +218-1
15日 +273
16日 +202-1
17日 +163
18日 +124
19日 +233+1-1
20日 +229+1-1
21日 +209-2
22日 +259
23日 +228-3
24日 +150
25日 +201
26日 +245-1
27日 +289
28日 +233-1
29日 +263
30日 +174
31日 +107
計7691人 回復2149人、入院448人、死亡59人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年8月31日現在

2020年9月

ホノルル市の外出禁止令は9月23日まで。ホノルル市長は、外出禁止令の緩和戦略4段階のうち、第1段階を9月24日から開始。集会・公園や海岸での滞在・屋外スポーツは5人まで許可。小売店やレストランは50%の収容能力で営業を許可。
日本航空は臨時便を運航。日本からハワイへの到着人数193人
オアフ島の感染者累計数1万1197人 死亡者累計数111人

☆ 
 オアフ島では、7月末から3桁の新規感染者数を記録するようになった。
これを受けて、ホノルル市長は、2度目の外出禁止令を8月27日から9月23日まで発令。
 一方、ハワイ州知事は、米国本土からの旅行者むけの旅行前検査プログラムの立ち上げを延期したが、その後、10月15日に開始すると発表。このプログラムは、ハワイ到着72時間前に米国FDAが承認するPCR検査を受け、CLIA認定検査所の陰性結果証明書を空港で提示できれば、14日間の強制検疫を回避できるという内容。
 これらの施策によって新規感染者数が減少してきたため、ホノルル市長は9月22日、外出禁止令の緩和戦略4段階を発表。「第1段階は、9月24日(木)から実施し、集会・公園や海岸での滞在・屋外スポーツは5人まで許可。小売店やレストランは50%の収容能力で営業を許可。ジムは屋外のみ許可。バーとナイトクラブは引き続き閉鎖する」と述べた。
 オアフ島の新規感染者数は減少傾向にあるが、感染者の死亡が毎日のように発表されるなど引き続き厳しい状況が続いており、10月15日からの旅行前検査プログラムの実施が、ハワイ経済と新型コロナウイルスの感染状況にどのような影響をもたらすかが注目されている。

9月の主な動き

ハワイ州は9月1日から、州外からの旅行者と島間旅行者に新しいオンラインによる安全な旅行申告書の提出を義務づけた。旅行者は出発の24時間前に健康情報を入力し、電子メールでQRコードを受け取る。QRコードは、到着時に空港のスクリーナーによってスキャンされる。

ハワイ州は9月1日、州外からの旅行者と島間旅行者にオンラインによる安全な旅行申告書の提出を義務づけた


新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、日本政府が費用の自己負担を全員無料とする案を検討していることが9月2日、分かった。感染の広がりやすさや重症化リスクといったウイルスの特徴を踏まえ、多くの人に接種してもらう狙い。

サラ・パク博士は、堅牢な新型コロナウイルス検査と感染者との接触者の追跡プログラムを構築できなかったと非難され、9月4日から有給休暇を取得した。上司のハワイ州衛生局長ブルース・アンダーソンが9月15日付で辞任するとの発表から4日後のことだ。

ANAは9月8日、10月1日~31日の日本=ハワイ路線のうち、帰国や赴任・留学の需要に応え、成田=ホノルル路線を10月5日と19日の2往復のみ運航と発表。

ホノルル市長は9月8日、「外出禁止令を9月24日(木)まで延長する。市立公園・植物園・特定の公園施設・ビーチは、9月10日(木)から再開し、滞在、釣り、散歩、ランニング、サイクリングなど個人の活動を許可する。ただし、家族をふくめてグループでの活動は禁止」と述べた。

日本航空は9月10日、成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西/ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の10月1日~31日の全便を運休し、臨時便として10月11日と24日に羽田発ホノルル便、10月12日にホノルル発羽田便、10月25日にホノルル発関西空港便を運航すると発表。

ハワイ州副知事は、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した。 彼は9月11日、夕方に結果を受け取り、自宅の寝室で安全に隔離しており、自宅から任務を継続する予定。体調は良く、何千人ものハワイ市民が経験していることを逐次報告したいと考えている。

ハワイアン航空は9月14日、必要不可欠な渡航があるお客様向けに
10月1日から毎週木曜日にHA821ホノルル発16時20分~成田着19時55分
10月3日から毎週土曜日にHA822成田発19時55分~ホノルル着8時20分
の週1便の運航を再開と発表。

ハワイ州知事は9月16日、「ハワイ州への旅行者のための旅行前検査プログラムを10月15日から開始する。ハワイ到着72時間前にアメリカFDA承認PCR検査を受け、CLIA認定検査所の陰性結果証明書を空港で提示できれば、14日間の強制検疫を回避できる」と述べた。

2020年12月1日から、「ニューオータニ・カイマナビーチホテル」は「カイマナ・ビーチ・ホテル」となる。新しいマネージメント会社のもと、「カイマナビーチホテル」は、これまでと同様に、暖かいおもてなしと素晴らしいサービスを提供し続ける。

新装したカイマナビーチホテルのレストラン「ハウ・ツリー」


ホノルル市長は9月22日、「外出禁止令の緩和戦略4段階を9月24日(木)から開始する。第1段階では、集会・公園や海岸での滞在・屋外スポーツは5人まで許可。小売店やレストランは50%の収容能力で営業を許可。ジムは屋外のみ許可。バーとナイトクラブは引き続き閉鎖する」と述べた。

ホノルル再開戦略の第1段階


ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜が2020年9月23日、横浜みなとみらい21地区に開業。ハワイアン・ホスピタリティを受け継ぎ、皆様をオハナ(私達の大切な仲間)としてお迎え。146室の客室は全室47㎡以上。全く新しいラグジュアリーな空間と安らぎをお届けする。

ソフトバンクの孫正義は9月24日、唾液PCR検査をいつでも誰でも何度でも提供すると発表。料金は2000円+送料。

ANAは9月28日、11月1日~30日の日本=ハワイ路線のうち、帰国や赴任・留学の需要に応え、羽田=ホノルル線を11月6日と20日の2往復のみ運航と発表。

ホノルル市は、カイマナ・ビーチで発見されたサメについて警告している。2匹の4~5フィートのサメが、海岸から20~30フィートのところを泳ぐ魚の群れを食べている状態を9月末から観察中。観光客の減少で、ワイキキ・ビーチには魚の群れ(動画の黒い影)が押し寄せている。動画は9月30日に撮影。


日本からハワイへの到着人数
2020年9月

15日(火) 105人
29日(火)  88人
合計193人
※日本航空は9月15日、29日、赴任・留学・一時帰国のお客様のために
羽田=ホノルル線の臨時便4便(2往復のうち1便は関西空港着)を運航。

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年9月30日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年9月

1日 +157
2日 +303-2
3日 +190
4日 +236
5日 +191-1
6日 +147-1
7日 +90-1
8日 +58
9日 +88
10日 +158
11日 +142
12日 +115-2
13日 +96-1
14日 +71-2
15日 +60-1
16日 +97
17日 +137-1
18日 +105-2+1
19日 +101-1-1
20日 +71
21日 +49
22日 +55
23日 +154-1
24日 +81
25日 +97
26日 +124
27日 +91
28日 +90-3
29日 +80
30日 +94-3
計11197人 回復9277人、入院747人、死亡111人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年9月30日現在

2020年10月

ハワイ州知事は、旅行前検査プログラムを10月15日に開始。米国本土からの旅行者は陰性証明書を空港で提示できれば、14日間の強制検疫を回避できるようになり、ワイキキのホテルは再開にむけて動き出す。
ホノルル市長は、10月22日からホノルル再開戦略の第2段階へ移行。
ANAとハワイアン航空も運航を再開。日本からハワイへの到着人数560人
オアフ島の感染者累計数1万3133人 死亡者累計数170人

 オアフ島では、7月末から3桁の新規感染者数を記録するようになったため、ホノルル市長は、2度目の外出禁止令を8月27日から9月23日まで発令。外出禁止令により新規感染者数が減少してきたため、ホノルル市長は9月24日から9月22日、ホノルル再開戦略4段階の第1段階を実施し、10月22日から第2段階へ移行。第2段階では、飲食店では5人以内の同居していない人との食事、パーソナルケアサービスの室内営業、短期間の住宅レンタル、屋内のジムでは定員の25%以内、室内運動5人以内などを許可。
 一方、ハワイ州知事は、米国本土からの旅行者むけの旅行前検査プログラムを10月15日に開始。このプログラムは、ハワイ到着72時間前にアメリカFDA承認PCR検査を受け、CLIA認定検査所の陰性結果証明書を空港で提示できれば、14日間の強制検疫を回避できるという内容。
 さらにハワイ州知事は10月27日、「11月6日から、日本の信頼できる21の検査パートナーで新型コロナウイルス検査を受けて陰性の場合、日本からの旅行者はハワイ州の14日間の強制検疫を回避できる。検査はハワイ出発前72時間以内に行う必要がある」と発表。
 なお、オアフ島の新規感染者数は、2桁と3桁の増減を繰り返しており、減少しているとは言えない状況。

10月の主な動き

トランプ大統領は10月1日、新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性となったことを発表。

ハワイアン航空は10月5日、11月も継続して毎週木曜日にHA821ホノルル発15時35分~成田着金曜日19時55分、毎週土曜日にHA822成田発19時55分~ホノルル着8時の週1便を運航と発表。

日本航空は10月6日、成田=ホノルル路線、羽田=ホノルル路線、関西/ホノルル路線、中部=ホノルル路線、成田=コナ路線の1月1日~30日の全便を運休し、臨時便として11月10日と11月23日に羽田発ホノルル便、11月11日と11月24日にホノルル発羽田便を運航すると発表。

トランプ米大統領に投与されたリジェネロン社のモノクローナル抗体カクテルは、バイオエンジニアリング技術で精密に作った2種類の抗体を患者の体内に直接送りこんで鼻や口でウイルスを攻撃し、ウイルスが肺に到達して深刻な症状を引き起こすのを防ぐ。

忽那賢志氏は、「新型コロナウイルス感染症に対して現時点で治療効果が示されているは、レムデシビルとデキサメタゾン。レムデシビルは、5月7日に緊急承認され、重症患者に使用。デキサメタゾンは、酸素吸入が必要な中等症患者、人工呼吸管理が必要な重症患者に有効」と報告。

ヒロ・メディカルセンターは10月9日、ハワイ島でのコロナウイルス関連の死亡者数は36人と述べた。27人がユキオ・オキツ退役軍人ホーム、2人がヒロのライフケアセンター、6人が地域。
ハワイ州衛生局によるハワイ島での死亡者数は15人。

2020年10月14日現在のオアフ島の新型コロナ陽性者(過去28日間)の居住地郵便番号分布図
最も赤い地区は、陽性者(回復ふくむ)180人以上
カパラマ 96817・96819
ヒッカム空軍基地 96853
トリプラー陸軍病院 96859
ワイパフ 96797
ワイアナエ 96792

オアフ島の新型コロナ陽性者(過去28日間)の居住地郵便番号分布図 10月14日


ハワイ州衛生局は10月14日、日本の厚生労働省が承認している新型コロナウイルス検査を承認。日本の信頼できる検査パートナーのリストを作成するため、医療機関と協議中。リストが完成し、日本むけ旅行前検査プログラムが始まると、ハワイ到着後の14日間の強制検疫を回避できる。

ハワイ州知事は10月15日、米国本土からの旅行者むけの旅行前検査プログラムを開始。

茂木外務大臣は10月16日、記者会見で「ハワイ州の対応については承知しておりますが、一方で、ハワイ州、日本と比べると、1万人当たりの感染者、30倍ぐらいになるのではないかと思うところでありまして、そういった状況も考えながら検討していく必要があると思います」と述べた。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_001017.html#topic4

2020年10月16日の茂木外務大臣会見


加藤内閣官房長官記者会見、10月19日午後
「ハワイ州による自己隔離の免除措置は、渡航を容易にするための州独自の措置。わが国ではハワイ州での感染状況に鑑み、ハワイから日本に入国する際には14日間の自己隔離等の水際措置が引続き維持されていくと承知している」。
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202010/19_p.html

ホノルル市長は10月19日、「ハワイへの訪問者がマスクを着用しないと、ルールを守っている市民が憤慨する。航空会社やホテルなど観光産業は、訪問者にハワイのルールを知らせ、ルールを守っているか確認する必要がある」と述べ、ワイキキビーチでマスクを着用していない訪問者にマスクを配布した。


9月に着任した青木豊 在ホノルル日本国総領事は10月21日、ハワイ州のイゲ知事を表敬訪問。ハワイの観光再開に向けた日本とハワイの具体的な協力について話し合った。

ハワイ州知事を表敬訪問した青木総領事

ホノルル市長は「10月22日からのホノルル再開戦略4段階の第2段階への移行が州知事に承認された。第2段階では、飲食店では5人以内の同居していない人との食事、パーソナルケアサービスの室内営業、短期間の住宅レンタル、屋内のジムでは定員の25%以内、室内運動5人以内などを許可」と発表。

ホノルル再開戦略の第2段階


ホノルルマラソン協会は10月23日、「JALホノルルマラソン2020開催に向けて準備を進めて参りましたが、大会運営に必要な公道・公園使用等を含め許認可の獲得が困難と判断し、2020年12月13日(日)の開催を断念せざるを得ない状況となりましたので、お知らせ申し上げます」と告知。
☆ 
ハワイ郡長は10月23日、「ハワイ島での新型コロナウイルスの蔓延は、1つのクラスターや郡の一部に限定されず、社交や家族の集まりが原因。コナ、ヒロ、プナにクラスターがある」と述べた。

トニー・ローマは10月24日、「常連の皆様、おはようございます。残念ですが、2020年10月28日がワイキキ店でのサービスの最終日となることをお知らせします。私たちはクヒオ通り2330に12月1日に開店する姉妹店TR Fire🔥Grillに参加します。胸いっぱいのマハロと愛を皆様へ!!」と告知。

トニー・ローマ ワイキキ店は10月28日で閉店


ANAは10月26日、12月1日~2021年1月31日の日本=ハワイ路線のうち、帰国や赴任・留学の需要に応え、羽田=ホノルル線を12月11日・25日・1月1日・15日の4往復のみ運航と発表。

ラナイ島は3月以来、新型コロナウイルス感染者のいない唯一の島だったが、10月21日に4症例が報告され、10月26日までの感染者数は78症例。ハワイ州知事は「公的規制を超える人数の集会が原因」と述べ、外出禁止令を10月27日12時から施行。

ハワイ州知事は10月27日、「11月6日から、日本の信頼できる21の検査パートナーで新型コロナウイルス検査を受けて陰性の場合、日本からの旅行者はハワイ州の14日間の強制検疫を回避できる」と発表。検査はハワイ出発前72時間以内に行う必要がある。

ハワイ州が指定した日本の信頼できる21の検査パートナー

日本からハワイへの到着人数
2020年10月

3日(土) 80人
5日(月) 27人
10日(土) 51人
11日(日) 46人
15日(木) 13人
17日(土) 79人
19日(月) 43人
24日(土)170人
31日(土) 51人
合計560人
※運航日
HAWAIIAN=3・10・17・24・31日
ANA=5・19日
JAL=11・24日

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年10月31日現在

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年10月

1日 +102-3
2日 +70-1
3日 +87
4日 +53
5日 +41
6日 +67
7日 +90-1
8日 +86
9日 +109-1
10日 +59-1
11日 +79-2
12日 +37
13日 +30-1
14日 +81-2
15日 +74-1
16日 +69-1
17日 +81
18日 +68-1
19日 +31-2
20日 +61-3
21日 +65
22日 +52
23日 +67-2
24日 +58-1
25日 +49-1
26日 +26-1
27日 +50-1
28日 +41-1
29日 +60
30日 +74
31日 +46
計13133人 回復10434人、入院978人、死亡170人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年10月31日現在

2020年11月

米国本土からの旅行者が14日間の強制検疫を回避できる旅行前検査プログラムを開始したことを受けて、主要ホテルが再開し始める。
日本からの旅行者も11月6日から陰性証明書を提示できればハワイ州での14日間の強制検疫を回避できるようになったが、日本へ帰国後の2週間の強制検疫は回避できない。
日本からハワイへの到着人数1006人
オアフ島の感染者累計数1万5330人 死亡者累計数190人

 ハワイ州知事は、米国本土からの旅行者むけの旅行前検査プログラムを10月15日に開始。これを受けて、主要ホテルが再開し始める。
 さらにハワイ州知事は10月27日、「11月6日から日本の信頼できる21の検査パートナーで新型コロナウイルス検査を受けて陰性の場合、日本からの旅行者はハワイ州の14日間の強制検疫を回避できる。検査はハワイ出発前72時間以内に行う必要がある」と発表。
 11月18日には、36ヶ所の日本の医療機関と新たに契約を締結。これにより、全国57ヶ所の指定医療機関で事前検査プログラムに必要な陰性証明書を発行できる体制が整った。
 なお、ハワイ州に入るには、出発前72時間以内にハワイ州指定医療機関でPCR検査を受けて陰性証明書を取得し、出発前24時間以内にハワイ州Safe Travels Programに旅行計画・健康状態・陰性証明書を登録し、取得したQRコードを、ホノルル空港で提示しなければならない。
 これを受けて航空各社は、年末年始のホノルル便を増便したが、日本へ帰国後の2週間の強制検疫は回避できない。

11月の主な動き

ホノルル市郡長選挙は、11月3日の投票で、リック・ブランジアーディ氏が当選。1946年、マサチューセッツ州生まれ。1965年、ハワイ大学入学、レインボー・ウォリアーズの選手・コーチに。Hawaii News Now、KGMB、KHNLでGMを務めた。
BLANGIARDI, Rick 224,218 58.2%
AMEMIYA, Keith 149,530 38.8%

ホノルル市郡長に当選したリック・ブランジアーディ氏

米国連邦議会ハワイ州下院議員選挙は、2020年11月3日の投票で、
第1地区は、民主党のエド・ケース氏(1952年生まれ)が当選。
CASE, Ed 183,053 64.7%
CURTIS, Ron 71,094 25.1%

米国連邦議会ハワイ州下院議員に当選した民主党のエド・ケース氏


第2地区は、民主党のカイ・カヘレ氏(1974年生まれ)が当選。
KAHELE, Kai 171,398 57.9%
AKANA, Joe 83,928 28.3%

米国連邦議会ハワイ州下院議員に当選した民主党のカイ・カヘレ氏

アメリカ合衆国大統領選挙ハワイ州投票結果
2020年11月3日
BIDEN / HARRIS 365,802 63.2%
TRUMP / PENCE 196,602 33.9%
https://elections.hawaii.gov/wp-content/results/histatewide.pdf

アメリカ合衆国大統領選挙ハワイ州はバイデン/ハリスが圧勝


ハワイアン航空は11月2日、「成田発ホノルル行きを11月19日から週2便(木・土)、12月21日から週4便(月・火・木・土)、羽田発ホノルル行きを12月23日から週3便(水・金・日)、関西発ホノルル行きを12月21日から週3便(月・木・土)運航する」と発表。

日本航空は11月10日、羽田発ホノルル行き臨時便を12月は12日、20日、26日、28日、29日、31日に、2021年1月は2日、3日、8日、22日に運航すると発表。

ANAは11月11日、羽田発ホノルル行きを12月1日から週2便(月・金)に増便して運航と発表。

ワイキキのホテル再開予定
旅行前検査プログラム開始日の10月15日以降、ほとんどのホテルが再開を予定。
11/1 Prince Waikiki
11/13 Waikiki Beachcomber
11/27 Hyatt Centric
12/1 Queen Kapiolani
12/1 Royal Hawaiian
12/15 Hilton Hawaiian Village
2021/2/1 Halepuna
2021/4/1 Outrigger Reef
2021/7  Halekulani

日経ビジネスは「航空大手が実施する周遊フライトが人気だ。日本航空(JAL)が11月14日に運航した、ハワイ旅行気分を味わえる羽田発羽田着のフライトは販売座席数に対して7.5倍を超える応募があったという。収入としては微々たるものだが、旅行熱が高まっている証左だ」と報道。

日本航空は11月17日、「2020年12月は、成田発ホノルル行きを1日、3日、5日、8日、10日、15日、17日に、羽田発ホノルル行きを12日、20日、26日、28日、29日、30日、31日に、2021年1月は、羽田発ホノルル行きを2日、3日、4日、8日、15日、22日、29日に運航」と発表。

ハワイ州は11月18日、日本の厚生労働省が認可する新型コロナウイルス感染症の核酸増幅検査(NAT)を行うことができる36ヶ所の医療機関と新たに契約を締結。これにより、全国57ヶ所の指定医療機関で事前検査プログラムに必要な陰性証明書を発行できる体制が整った。

JALグループの格安航空会社㈱ZIPAIR Tokyoは11月20日、成田発20:15ホノルル着7:55の国際線を12月19日から運航すると発表。運航日は下記の通り。
12月 19, 22, 25, 26, 28, 29, 30日
1月 2, 3, 4, 8, 9, 10, 16, 23, 30日

JALグループの格安航空会社㈱ZIPAIR Tokyoが2020年12月19日からホノルル便の運航を開始


日本からハワイへの到着人数
2020年11月

6日(金) 64人
7日(土)128人
10日(火)112人
14日(土)133人
19日(木) 65人
20日(金) 67人
21日(土)129人
23日(月)139人
26日(木) 70人
28日(土) 99人
合計1006人
HAWAIIAN=7・14・19・21・26・28
ANA=6・20
JAL=10・23

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年11月30日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年11月

1日 +53
2日 +65-1
3日 +73-2
4日 +125-1
5日 +66-1
6日 +87-1
7日 +108
8日 +105+1
9日 +53-1
10日 +62
11日 +85-1
12日 +72
13日 +92
14日 +90-1
16日 +76
17日 +37-1
18日 +59-1
19日 +77-2
20日 +70
21日 +123-1
22日 +97-1
23日 +80-1
24日 +45
25日 +93
26日 +92-2
27日 +71-2
28日 +48
29日 +46+1-1
30日 +66
計15330人 入院1137人、死亡190人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年11月30日現在

2020年12月

12月11日、米食品医薬品局(FDA)は、米ファイザーと独バイオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可。
12月14日、ワクチンの最初の975ドースがハワイ州に到着。
日本からハワイへの到着人数3094人
オアフ島の感染者累計数1万7908人 死亡者累計数223人


 ホノルル市郡は、ホノルル再開戦略4段階の第2段階。飲食店では5人以内の同居していない人との食事、パーソナルケアサービスの室内営業、短期間の住宅レンタル、屋内のジムでは定員の25%以内、室内運動5人以内などを許可。バーとナイトクラブは閉鎖だが、ワイキキでは、屋外のバーは20時までオープンしている。
 なお、オアフ島の新規感染者数は、2桁と3桁の増減を繰り返しており、減少しているとは言えない状況が続いている。
 ハワイ州(人口136万人)では12月14日、ハワイ州へのファイザー・バイオンテック・ワクチンの最初の出荷975ドースが到着。ホノルル市郡の警察官や消防署員など緊急対応者のグループ数百人は12月22日、ワクチンを接種。
 ハワイ州知事は、10月15日から米国本土からの旅行者むけの旅行前検査プログラムを開始。さらに11月6日から日本からの旅行者にむけて、日本の信頼できる21の検査パートナーでの旅行前検査プログラムを開始。11月18日には、さらに36ヶ所の日本の医療機関と新たに契約を締結し、全国57ヶ所の指定医療機関で陰性証明書を発行できる体制を整えた。
 これを受けて航空各社は、年末年始のホノルル便を増便したが、日本へ帰国後の2週間の強制検疫が障害になっている。
 一方、米国本土からハワイへの渡航者は、1日6000人~7000人に増加し、
昨年比で50%~60%の減少まで回復した。

12月の主な動き

旧日本軍による1941年12月7日の真珠湾攻撃で犠牲になった人を悼む式典は、新型コロナウイルスのパンデミックのため、2020年12月7日、パールハーバー国立メモリアルに限定して開催された。


米食品医薬品局(FDA)は12月11日、米ファイザー独バイオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可。自治体や医療機関、物流業者はすでに準備を開始、近く接種を開始。厚生省の次官は、来年5月か6月までには希望すれば接種を受けられるようになるとの見通しを示した。

ハワイ州知事は12月14日、ハワイ州へのファイザー・バイオンテック・ワクチンの最初の出荷975ドースが今朝、クイーンズメディカルセンターに到着したと発表。残り3900ドースは16日に到着。さらに45000ドースとFDA承認待ちの36000ドースのモデルナ・ワクチンが年内到着予定。

ファイザー・バイオンテック・ワクチンの最初の975ドースが12月14日、ハワイに到着


ANAは12月15日、2月1日~28日の運航計画を決定。羽田発ホノルル行きを月・金に、ホノルル発羽田行きを火・土に運航。

日本航空は12月17日、2021年2月は羽田発ホノルル行きを5日、12日、19日、26日に、2021年3月は羽田発ホノルル行きを6日、13日、20日に運航と発表。

米食品医薬品局(FDA)は12月18日、米モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可。2例目。数日中に18歳以上の成人への接種が始まる見通し。年内に約2000万回分を米政府に納入する。モデルナ・ワクチンは超低温での保存は不要のため、地方の病院など遠隔地に配布される。

忽那賢志氏は12月21日、「イギリスの南東イングランドで新型コロナウイルス感染症の症例が急増し、変異したウイルスによるものであることが確認された。これまでのウイルスよりも感染性が高く、再生産数(R)を 0.4 以上増加させ、最大70%感染性が増加する可能性が示唆されている」と報告。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a33c28e92adf310d8f54ad82d030946bb1e4d3a2

ホノルル市郡の警察官や消防署員など緊急対応者のグループ数百人は12月22日、リーワード・コミュニティ・カレッジで新型コロナウイルス・ワクチンを接種。

9月16日~10月25日にハワイ州民1709人から回答を得た世論調査によると、回答者の67%が「ハワイは地元の人々を犠牲にして観光客のために運営されている」という項目に同意。ハワイ観光に対する州民の感情が1988年以来の最低レベルに落ちていることを示した。

ワイキキ~アラモアナのクリスマス
小売・飲食344店とデパート6店で構成されるアラモアナセンターは、新型コロナ対応の入店客数制限や席数半減措置のため、プレゼントを購入する人々、食事をする人々が並んでいる。
1階、2階と2階中庭にツリーが輝き、2階海側にマスク姿のサンタ像。

アラモアナセンター2階海側にマスク姿のサンタ像

11月1日から再開したプリンス・ワイキキ。クリスマスのデコレーションが充実している。七夕飾りのように短冊に願い事を書くツリーがあり、新型コロナウイルスのパンデミックが一日も早く終息し、いつものハワイが戻ってくることを願うメッセージが書いてあった。

短冊に願い事を書くツリー。いつものハワイが戻ってくることを願う

新型コロナのハンデミックの間、休むことなく通常営業を続けている星野リゾート・サーフジャック・ハワイ。いつもと同じリラックスしたクリスマスの雰囲気にあふれている。日中は28℃まで上がる12月のワイキキにプールは欠かせない。子供たちも楽しそう。

パンデミックの間も通常営業を続けるサーフジャックのプールで楽しむ子供たち

今回のワイキキのホテルめぐりでショックだったのが、シェラトン、ハイアット、マリオットといった客室数1000室以上の大型ホテル。宿泊棟の灯りも営業する飲食店も少なくて残念。その中でハイアットのクリスマス装飾は頑張っていた。1日も早い復活を祈っている。

ハイアット・リージェンシーのクリスマス装飾の一部

11月1日に再開したモアナ・サーフライダー。正面玄関の柱にクリスマスカラーの照明をあて、バニヤンツリー、ビーチバー、プールをライトアップ。照明を止めて月明かりに照らされた某ホテルを見た後では、有難かった。中途半端な営業再開はイメージを損なうのでは…

クリスマスカラーの照明をあてたモアナサーフライダー玄関の柱

12月1日に再開したロイヤル・ハワイアン。ワイキキの夜、木々の向こうに浮かびあがるピンク・パレスは、気品と風格にあふれていた。1927年の開館以来、様々な波をくぐりぬけてきた当館は、新型コロナのパンデミックも難なくやり過ごしていくように感じた。

12月1日に再開したロイヤル・ハワイアンの玄関

Happy New Year from Hawaii!
2020年12月31日は、18時に太陽が沈むと、市民が花火を打ち上げ始め、音がコンドミニアムの壁に反響する。新年を迎える午前0時前にはアラワイ運河に出て、東はダイヤモンドヘッド方面から西はマキキ方面まで山側の約10箇所から一斉に上がる花火をみんなで眺めた。


日本からハワイへの到着人数
2020年12月

1日(火) 17人
3日(木)129人
4日(金) 51人
5日(土)147人
7日(月) 53人
8日(火) 21人
10日(木) 90人
11日(金)118人
12日(土)156人
13日(日)108人
14日(月) 53人
15日(火) 31人
17日(木)233人
18日(金) 53人
19日(土)166人
20日(日)123人
21日(月)175人
22日(火) 91人
23日(水)143人
24日(木)101人
25日(金)231人
26日(土)249人
27日(日) 57人
28日(月)125人
29日(火)163人
30日(水) 82人
31日(木)128人
合計3094人

ハワイ州における新型コロナウイルス感染状況 2020年12月31日現在


オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移
2020年12月

1日 +32
2日 +63-1
3日 +118-2
4日 +73
5日 +83-1
6日 +87
7日 +58
8日 +39
9日 +45
10日 +79
11日 +57-1
12日 +153-1
13日 +58-3
14日 +158-1
15日 +35
16日 +85
17日 +114-1
18日 +105-1
19日 +116
20日 +180-2
21日 +104
22日 +51
23日 +69-1
24日 +79
25日 +95-1
26日 +83+1-1
27日 +72
28日 +30-1
29日 +56-1
30日 +86-2
31日 +135
計17908人 入院1285人、死亡223人

オアフ島の新型コロナウイルス新規感染者数の推移 2020年12月31日現在

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