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離人症の日々

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宇宙とカサンドラ

宇宙とカサンドラ

私の夫も発達障害の診断があるが「ハッキリしない物事を明らかにしたい」という一心で、相手への追及が強くなることがある。それを私も昔、自分の母親相手にやっていた。

母はガッツがあるけど結構天然で、周囲の人たちは母の言うことに対してたびたびハテナを浮かべる。私はそんな母にイライラして、母の曖昧な表現を許せなかった。「曖昧さを認めてもらえないのは結構きついんだな」と今なら感じる。

キャパシティとキャパ

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足裏の感覚とドラマ

足裏の感覚とドラマ

足裏の感覚が戻ってきている。体の重みも少しある。
離人感の薄皮がひとつずつ剥がれてきたということだろうが、どうも、最後の壁が、分厚く巨大で無謀なものに感じられる。
途方もない感。本当にここから抜けられるのだろうか。あんまりそんな感触がしない。焦る。

夕方には半分パニックになってしまう。孤独感と、このまま磨りガラスの世界に閉じ込められたままなのではと思うと、しぬことへの衝動のようなものを感じる。し

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増量と心

増量と心

ダイエットをしている。6年前からありえないほど増量した。変わりすぎて、人に会いたくないほどだ。大食い&不摂生の旦那に出会ってからである。もともと食に依存している私は、かなりつられた。

ダイエットなんて一般的な悩みの解決策なんて皆知ってる。運動と食事だ。「えっ、運動と食事?」なんて人はいない。知ってるのになぜできないか。それは、根性・気合い・やるかやらないかの前に、頑張る土台ができていないこともあ

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離人症20年やってわかったこと

離人症20年やってわかったこと

離人症を20年以上やってきて、最近やっとわかったことがあった。
それは「緩む」ことが私の離人症への最適解ということである。今のところ。

離人症に対しては、ほんとうにいろんなことをやってきた。
なんたら療法から人生観まで真面目に書き出すと100個はやったんじゃないか。

その中にもちろんリラックス法もある。
カウンセリングで教えられるものと、一般的に言われているもの。

リラックスは、たしかに良い

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