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足裏の感覚とドラマ

足裏の感覚が戻ってきている。体の重みも少しある。
離人感の薄皮がひとつずつ剥がれてきたということだろうが、どうも、最後の壁が、分厚く巨大で無謀なものに感じられる。
途方もない感。本当にここから抜けられるのだろうか。あんまりそんな感触がしない。焦る。

夕方には半分パニックになってしまう。孤独感と、このまま磨りガラスの世界に閉じ込められたままなのではと思うと、しぬことへの衝動のようなものを感じる。しぬ衝動ってどんなものかと思ってたけど、こんな感じなのだろうか…。

最近観てるドラマの話する。
『初恋、ざらり』という、軽度知的障害者の女の子のラブストーリー。漫画で読んでいて結構感情がキツくなったので、意を決してドラマを観たが、感情キツくなりつつも面白い。

職場での指示の意図が汲み取れないシーンや、同僚に話しかけられなくてヘマするところは自分の過去と重ねてキッツとなるが、丁寧な描写に共感できて涙が出る。それから、恋愛模様が可愛すぎてトキメく。なんか色っぽいし。

主人公の頑張り屋さんなところが相手に見初められるわけだが、ここがただの迷惑バックラーの私と違う点だ。主人公は初めて彼氏ができたといえど、実はこれまで彼氏じゃない男たちに流されてまぁまぁ寝てきたという点はリアルで良い。

その前は『だが、情熱はある』というドラマを観ていた。南海キャンディーズの山里さんとオードリーの若林さんのそれぞれの半生を描いたほぼ実話の話だ。自分の情けなくて弱いところを曝け出して芸に昇華する、陰の者にしかできない芸術はすごく魅力的だ。本当のところを出してくれる、胸の内を明かしてくれる人は好きだ。

自分も、他の人だったら言いにくいことをわざわざ書いたりして、共感してもらってやってきたところがあって、勇気をもらった。私にはそこまで守るべき立場というものがないので、ぶっちゃけたことを言ってもまあまあ許される。

『明日、私は誰かのカノジョ』というドラマの二期も合わせて観ていた。これは現代の若い女の子の闇(パパ活、ホスト、性風俗、整形、毒親など)の詰め合わせセットなお話。歳を取ってきたせいか、世知辛いリアルを描いたものが刺さる。現実ってうまくいかないよね、みたいな。

普段そんなにドラマ好きというわけではなく、たまたま連続でハマっているが、定期的に楽しみのある生活というのはいいね。現実感が戻ってきたらもっといろんなことが楽しめるのかな。

他に最近ハマっていることは、カモミールティーをガブ飲みすることと、まつ毛美容液を塗ること。励んでいることは、食事管理とストレッチ。気のせいかこの一週間で少しほっそりしてきた気がする…お願い…気のせいじゃなくあってくれ。

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