インクルーシブ学童sukasuka ippo愛さんに逢いに〜1
記事•ミカ
SUPLIFEのエミちゃんがインクルーシブ学童の取り組みを知った事がきっかけで繋がっていただき、実際にお話を伺って心を打たれ、それ以来私達の心の支えになっている、SUPLIFEが尊敬してやまない一般社団法人sukasuka ippoの五本木愛さん。
2021年バディウォークにオンラインでご出演いただいたり温かな応援をいただいたのですが、コロナ禍で延期が続いていたクラファンリターンの「カメラマンゆみこちゃん」による撮影がやっと実現!スタッフの祥子ちゃんと私も同行させてもらいました。
京急久里浜駅を降りるとすぐに商店街が見えてきます。昼間の時間帯で閉まっているお店も多いのですが、それでも賑やかそうな雰囲気が伝わってきます。
商店街を歩きながら「こうやって歩いていたら、商店街の方々に自然と知ってもらえるね」と実感。程なくして、通りを挟んで両側にインクルーシブ学童、インクルーシブ美容室、2階に学習支援、と地域に根付くsukasuka ippoの建物がありました。
実際にお会いした愛さんはzoom越しの印象に輪をかけて、パッと明るくお陽さまのような温かさとパワーがあり、この人といたら大丈夫な気がする、、という包容力と強さと安心感の溢れる女性でした。
今回もお忙しい中お時間を割いてくださり、いろいろなお話しを聞かせていただきました。その内容の素晴らしい事✨私の言葉では到底伝えきれないのですが、長くなってしまうので分けて心に残った事をお伝えしたいと思います。
〈sukasuka ippoの今〉
アンジェルマン症候群の娘さんの子育てをきっかけに、地域の中で生きていく事の模索から始まったインクルーシブ学童(sukasuka-kids)。
インクルーシブ学童の中で、障がいのある子が刺激を受けるのはもちろんの事、そうでない子達がここでどんな風に成長するのか、この年月の中でその成長は確実に感じられているそうです。
◉その事が感じられるエピソードをひとつ↓
障がいのある子が新しく入所した定型の子のおもちゃを取ってしまったそう。
その子が怒っているのでおもちゃを返したけど、その子は「〇〇ちゃんは謝ってない!」と起こり続けていました。
それを見た学童に何年か通っている大きな子が「ねぇ見て、〇〇ちゃんはこうやって(ごめんのサイン)謝ってるよ。言葉じゃないけどずっと謝ってるんだよ」そうやって怒っていた子に教えてあげていたそうです。
言葉で伝えたり表出の難しい友だちと関わる中では、相手が何を思っているのか想像する力も大きく育つ。
そして大人が解決するのではなく、子ども同士でお互いを知り、関わり方を学んでいく。
これって日常的に時間を共に過ごしているからこその姿なんですよね。
障がいを持つ子どもを育てているとどうしても「周りに迷惑をかけるのではないか」「手がかかりすみません」という気持ちになりがちですが、ごちゃまぜに過ごす環境の中ではみんなが育ち合えるんだという事をインクルーシブ学童は実証してくれています。
レスパイト的な要素も大きな目的の一つでもある「一時預かり保育事業sukasuka-nursery」。これまでの実績が認められ無認可から公的補助を受けられる認可となり、利用者負担が少なくなり必要な方がより利用しやすくなったそうです。
現在、一時預かり事業•インクルーシブ学童•インクルーシブ美容室•学習支援•子育て中の母達のテレワーク推進と展開されていますが、愛さんの中には今後の展望がはっきりとあります。
長くなったので続きはまた次回に。