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日系企業で出世する人の特徴

外資系では実力のある人が出世すると聞きますが、日系企業で出世する人はいったいどんな人でしょうか。私の知る限り、実力とはまた違った能力が求められます。「日系企業で出世する方法」についてその長所と短所を交えながらまとめました。

┃石橋を叩いて……

残念ながら日系の企業は減点方式が多いと言わざるを得ません。成果というものが曖昧であるケースが多く、また、挑戦して失敗したことをいつまでも責められたりします。上司は”事なかれ”で居たいのです。

石橋を叩いて渡る。これでもかと叩く。
彼らは危険察知能力が高いと思います。危ないと思った仕事に対しては出来るだけ手を出さない。避けられなかった場合には、浮き輪や命綱を準備して、これでもかと言わんばかりに石橋を叩きながら渡っていきます。

石橋を叩いて壊す。
時に石橋を壊してしまいます。絶対ミスしないように用心するあまり、膨大な時間をかけてしまいがちです。これでは元も子もありません、石橋は壊れて仕事自体がパーです。しかし、彼らは失敗者としては終わりません。そのためにあらゆる準備をしているのですからね。時に他人のせいにしたり、言い訳をしたり……。

石橋を叩いてハンマーを壊す。
石橋を叩いていたハンマーを壊すこともあります。ここでは部下ですね。無理な要求により、残業やストレスがかかった部下が壊れてしまうこともあります。石橋を叩くことは悪いことではありませんが、自分の立場を守るあまり、部下をないがしろにしてしまう人も多い気がします。


┃コツコツと……

コツコツと努力することは美徳です。それは間違いありません。しかし、まじめにコツコツとやることばかりでは勝てない時代になっているのですけれども……。

コツコツと努力する。
誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰る。報連相はもれなくきっちりと。煩雑な申請や手続きももれなく確実に。こういう人物が求められます。上司も安心して働けるので、仕事も任せやすいでしょう。

コツコツと真面目にわき目もふらず。
彼らは決められた手順を確実に守ります。もちろん近道することもありますが、それは誰がどう見ても問題ないときのみ。「これ意味ある?」と言われることも文句を言わず遂行します。なので、「この無駄作業を減らそう」というような動きはあまりしてくれない……。無駄を無駄と受け入れていることが多いですね。


┃まとめ

減点方式の日系企業ではひたすらタスクをこなし、コツコツと働くほうが出世しやすいと思われます。文句や規律を守らない行為は最小限にして会社生活を送る方がいいです。大きな成果は求められません。

これは、むしろ近年よく見られる傾向です。コンプライアンスやパワハラなど、社会の目が厳しくなるにつれて、さらに規則や規律を守る人が出世する傾向にあると思います。

しかし、業務にスピード感が出なくなったり、過剰な管理で部下に不満がたまることがあるので、注意が必要ですね。

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