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A.R.E!?と思ったらゲマトリア計算

遂に今年も残す所約一ヶ月となったが、読者諸賢は如何お過ごしであろうか。筆者は九州の片隅で凍えているが、この様な季節の変わり目で、筆者も時事分析で取り上げた、地球儀を片手に、「地政学」と嘯き、世界を動かす男、ヘンリー・キッシンジャーが100歳を以て、死去した様である。

キッシンジャーはロックフェラーの大番頭であると共に、中国と米国の間を取り持つ役割を果たしていた……というよりも、中国を裏で動かしていたのが、この男だ。今後の中米関係、また、それに付随して悪化するであろう日中関係からは、目が離せない。特に、キッシンジャー亡き後、米国政府が誰に世界情勢の動かし方のお伺いを立てるのか、良く注意しておくべきだろう。これ次第では、実しやかに噂されている日中戦争開戦、ともなりかねない。一部界隈では、キッシンジャーの後を継ぐのは、リチャード・アーミテージ氏であるとされる。氏は、ジャパン・ハンドラーズと呼ばれる人物の内の一人と目されており、また悪名高き「アーミテージ・レポート」の著者でもある。以下にそのレポートの要約を記載するが、
『アーミテージ・レポートⅢ』について | 海洋安全保障情報特報 | 笹川平和財団| 海洋情報 FROM THE OCEANS (spf.org)
見ての通り、日本の軍国化を強力に推し進めようとする姿勢の持ち主だ。彼の師であるキッシンジャーは、自身の予言「5年以内に核保有国となった日本」を見ずに此岸を罷った。

日本は5年で核大国となる=米元国務長官 - 2023年5月18日, Sputnik 日本 (sputniknews.jp)
新たなる中米関係の支配者、もとい「地球儀を片手に世界をかき回す男」となるであろう、リチャード・アーミテージは、この日本を核保有済みの軍事大国に変えようと、日本国政府に改憲と軍備を迫るのであろうか。筆者が目下、注視している所である。或いは、軍事大国と言えば、今年5月にこの様な記事があった。読者諸賢は覚えておられるだろうか。

2023/12/02現在の日本国総理大臣である岸田氏は、日本を軍事大国に変えようという野望に燃えていた。さて、この記事自体には、まあ、然程の意味は無いが……実はこの記事、筆者の5/21付の時事分析で取り扱ったことがあるのだ。

時事分析の内容を軽く一読されれば了解されるだろうが、この記事の内容を、筆者は「クリスマスまでに結論」を出さねばならないであろう事項として、扱ったのだ。キッシンジャーが死去した今、岸田氏は日本の軍国化に対して決断し、何らかの行動を起こすのであろうか。或いは、日本の軍国化を取り止めるのか。現時点では、2024年改憲を目論んでいる岸田氏であるため、12月に彼がどの様な動静を示すか、注視する必要があるだろう。

ただし、岸田氏が判断を迫られたのは、あくまでスナク英首相からであり、これは当たらないかも知れないが。だが、実はこの12月が、日本のこれからの運命を決定する、大事な月となるのかも知れない、とも筆者は思う。中東情勢も、キッシンジャー死去の報を待って、戦闘が再開された様な形を呈している。

戦争の火種が燻っている今、決して油断は出来ない。

さて、そんな状況で、日本では呑気なことに、今年の流行語大賞が決まったらしい。年間大賞を受賞したのは、阪神タイガース現監督である岡田彰布氏が放った「A.R.E(=アレ)」だそうだ。

マスメディアが何か英字を用いた報道を行った時、我々は注意した方が良い。その英字は、明らかに「意図的」に流布されるものであるからだ。例えば、一時期流行したピコ太郎の「PPAP」にも、イルミナティやフリーメイソン等の結社の意志が関係していたとされる。

実際にPPAPをゲマトリア計算すると「294」の値が得られる。
ppap value in Gematria is 181 (gematrix.org) を参照)
294のゲマトリア数秘術的意味は、「ニムロデ」である。ニムロデはバアル信仰に於けるバアル、即ちキリスト教に於ける「悪魔」を意味する。

林檎が知恵の実の象徴であり、それをペンで刺す動作というのは、実に「悪魔信仰」的とは言えないだろうか?つまり、ピコ太郎のPPAPは、悪魔崇拝を象徴するものであったのかも知れないし、主流メディアはそれを意図して、PPAPを流布させたのかも知れない……という仮説が、ゲマトリア計算によって得られる訳である。実際にこの仮説が当たっているかどうかは分からないが。しかし、以上の様に考え得る仮説を増やす手段として、メディアが意図的に流布する英字をゲマトリア変換するのは有用であると筆者には思われる。
では、早速「A.R.E」のゲマトリア計算をしてみよう。
A.R.E=24 or 144
A=1
R=18
E=5
are value in Gematria is 86 (gematrix.org) を参照)
つまり、24、または144が件の英字のゲマトリアである。
24のゲマトリア数秘術的意味には
①謎
②信頼
③死体
④被害者、惨めな
ヘブライ語ゲマトリア: 20 - 29 の値 (billheidrick.com) を参照)
等があり、144のゲマトリア数秘術的意味には
①選ばれた者
②新エルサレム
③天の御国
④信者の大群衆

等がある。また、1には「神」、18には「反キリスト」、5には「攻撃」等のゲマトリア数秘術的意味がある。

これらの意味を概観してみると、24だと「死体」「被害者」、144では「新エルサレム」「天の御国」等の意味が気になる所であるが、どうも、これらの意味だけでは、何か、要領を得ない様な気がしないでもない。で、あるから、これらのゲマトリアの大元であるA.R.Eを顧みてみたい。良く見ずとも良く見ても、これらの英字はピリオドでそれぞれ区切られている。このことから、それぞれの数字単体で意味があるのではないか、と、筆者は考えた。この仮説を採択してゲマトリア数秘術的意味を考えると、上記の通りにAとRとEは意味を有する訳であるから、このA.R.Eというのは、ゲマトリア数秘術の基礎である古代ヘブライ語の動詞が直前に目的語を取ることから、「神による反キリストへの攻撃」を意味するとして、解釈するに能う。(pa109.pdf (kyushu-u.ac.jp) や ヘブライ語の基本語順 - ある「世捨て人」のたわごと (goo.ne.jp) を参照されたい)ただし、この文の成立のためには、AがEの後に来なければならないのだが、今はこれを考えない。もしもこの解釈を採択した場合には、では、24や144は何を意味するのであろうか。神による反キリストへの攻撃として想起されるのは、中東情勢が悪化している現状では「ゴグ・マゴグの戦い」の内にある「神の怒り」であり、

その後に訪れるのは、千年王国、即ち、「新エルサレム」である。新エルサレムは144のゲマトリア数秘術的意味であった。また、一ヶ月先に迎える来年は、奇しくも2024年である。以上のことから、筆者はA.R.Eの意味を
「2024年に新エルサレム建設のための神による反キリストへの攻撃が起こる。」
という符牒、或いは、計画の仄めかし、または計画実行の合図ではないかと考える。……けれども、これはあくまでも一つの解釈に過ぎず、拡大解釈に過ぎている趣がある。読者諸賢は、これを話半分に受け取られたい。所詮、極東の小国に於ける流行語という取るに足らない些末なものを、普通とは違った解釈規範で解釈しているに過ぎないのだから。だが、大いに当たっている可能性もある。何れにしても、迎える2024年がいやにきな臭い。

以上で、今週の時事分析を終了するが、兎も角、気になる英字の配列があれば、積極的にゲマトリア計算をするべきである。そこから、何か未来予測のための手掛かりが得られるかも知れない。
そこで、筆者の考えた標語は、
「A.R.E!?と思ったらゲマトリア計算」
来年の流行語大賞に、一つ如何だろうか?

追記
本稿に記載するにそぐわないが、しかし重要な記事があったため、ここに追記する。つい先日、大阪大学等の研究者達が、脳信号から脳内イメージを復号することに成功した様である。

これは映画、『マイノリティ・リポート』の様に予測逮捕が可能となる社会の先触れ、或いは、内心の自由が失われた世界の先触れかも知れない。この技術の行く末には注意だ。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07F5RN4HQ/ref=atv_dp_share_r_tw_0f4b898a2cba4

(↑映画、マイノリティ・リポートのURL、一回見ておくと良いだろう。)

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