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こんにちはsunumizuです読み方は、すぬみずです コロナ拡大の為、ドイツ留学中に帰…

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こんにちはsunumizuです読み方は、すぬみずです コロナ拡大の為、ドイツ留学中に帰国し職もなくプー太郎生活を送ってますフェミニズムを中心にした人権問題関心があります好きなことを好きなタイミングで投稿します面白いと思っていただければ幸いです

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  • じゃりン子チエと現代社会

最近の記事

ハンセン病と現代

   画像:国立療養所長島愛生園 より ハンセン病との出会い大学生の四年間の夏。 私は、大学を通して毎年数日間、岡山のある場所に滞在した。 国立療養所長島愛生園である。  有名な場所ではないから、知らない人の方が多いと思う。 長島愛生園は、1930年に建てられた元々ハンセン病という病気に罹られた方の日本で初めての国立療養所である。  大学一年生の頃、ハンセン病?長島愛生園?何それ状態だった。しかし、私は希望者が参加できるハンセン病の資料を翻訳する研修に参加した。参加し

    • 煙草という逃げ道

      久しぶりに煙草を吸った。 約3週間振り。 因みに私の相棒は、アメリカンスピリットのライト。 正直な感想は、 こんな味だったけ? なんか、もっと美味しかった気がする。 3週間でここまで舌が変わったのか それとも吸いながら飲んでいたコーヒーなのか。 わからないが、なんとも言えない失望感があった。 これを機に本当に煙草を止めるかもしれない。 1週間、煙草が原因で入院したにも関わらず、退院後更に本数を増やし喫煙を続けていた私が。 そもそも、私が煙草を吸い続けていた理由は、所

      • 男性障害者自殺について考える

        コロナの第二派が騒がれている中、こんなニュースを見かけた。 大阪の平野区に一人暮らしをする総合失調症を患っている男性が、自治会から”さらし者”にされ、自殺したのだ。 この事件、起こったのは2019年11月。 約7か月経った今日(7月31日)公表された。 記事にも書かれている通り、自治会の班長をくじで決める際、除外して欲しいと男性は訴えた。しかし、"特別扱い"はできないと言われ、障害があることや日常生活への影響を記すよう要求された。そして、それを他の住民に見せると言ったのだ

        • オリンピックばかりの政治家達とメディアへ 〜一市民の怒り〜

          パラリンピックという言葉をご存知だろうか。知らない人もいらっしゃると思う。だって、世間ではオリンピック一色。それが終わった後、パラリンピックが開催される。 NHKでパラリンピックをダイジェストで放送。民放のニュース番組もメダリストを除けば"可愛い"、"若い"、"身体障害者"の時だけ、もっと言えば"不幸"な人たちを「辛い状況だけど頑張ってるね」みたいな空気。 一言言いたい。 いや、いつの時代やねん。 東京オリンピック笑があるから、ついでに今まで注目されてなかったパラリンピ

        ハンセン病と現代

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        • じゃりン子チエと現代社会
          3本

        記事

          マイノリティとして生きる

            大学時代、講義でマイノリティについて学ぶというものがあった。 その中で、先生が 女性もマイノリティ だと言った。 あれから数年経っているが忘れられない。 今まで自分はマイノリティだと思ったことも、マイノリティという言葉について少しも考えたことがなかった。 それまで、私にとってマイノリティとは、もっと遠い存在で、特殊なものだと思っていた。 それが、ただ単純に少数派を指す言葉だとは思っていなかったのだ。   私は、マイノリティだ。 日本人で女性で発達障害者

          マイノリティとして生きる

          じゃりン子チエと現代社会③

          3.レイモンド飛田とN国  レイモンド飛田は、じゃりン子チエに出てくる元ヤクザの地獄組の親分である。レイモンドは、大阪カブの会という賭博を行ったことや警察への暴行により逮捕され、組を解散せざるを得ない状況になる。その後も一攫千金を狙うもののテツによって阻止されている。  作中に登場するヤクザは、ほとんどがテツと関わりを持つとヤクザから引退し、就職したりなど社会復帰をするが、レイモンドは作中では珍しく自分は大物になれると信じている為か、就職せず、新たな事業を始めるものの失敗

          じゃりン子チエと現代社会③

          じゃりン子チエと現代社会②

          2 テツとモンスターペアレント  モンスターペアレントという言葉が日本で現れたのは、元教師の向山洋一氏が教室ツーウェイという雑誌の中で名付けた2007年である。モンスターペアレントは、不当、不可解な要求を、次々に担任、校長、学校につきつけている保護者であり、社会問題の一つでもある。  その問題である、モンスターペアレントがじゃりン子チエの1巻の第3話「教育パパ」で現れる。この話が描かれたのは、モンスターペアレントという言葉が現れる29年前の1978年である。  この話は

          じゃりン子チエと現代社会②

          じゃりン子チエと現代社会

           じゃりン子チエという漫画をご存じだろうか。じゃりン子チエは、はるき悦巳先生が大阪市頓馬区西萩という下町に住む小学五年生の竹本チエとその周りの人々について描いたギャグ漫画である。  因みに、じゃりン子チエは1978年から1997年の19年間連載されていた。私は、1996年生まれの為、チエちゃん世代とは言えないのだが、両親の影響でチエちゃんと同じ小学生の頃じゃりン子チエと出会った。  新型コロナウィルスの拡大で、留学先から緊急帰国し、外出も出来ず、職もなく退屈で仕方

          じゃりン子チエと現代社会

          兄が警察に連行された日

           全ての胃の中の物を吐き出してしまいそうな程の感情を抑えて、私は食卓に出された食べ物をみつめた。この感情を人はなんて呼ぶのだろうか。怒りなのかショックなのか悲しいのか。私にとってこれは、この世で一番最悪な感情のように感じた。  家から帰ると、兄がいなかった。それからほんの少しして、兄が警察に連行されたことを知った。どうして捕まったとかそういうことをここに書ける程私は心が強くないで、省略させてもらう。  もう二度と会いたくも話したくもない。母親にそういうと、母親は何も答えなかっ

          兄が警察に連行された日