ソビエトロシアの魅力に迫る
猿人全開ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ🦍
サンシャインゴリラです🦍
ロシア料理に出会う
先日、錦糸町のロシア料理店に行きました。
行ったきっかけはいくつかあって、バルト三国(旧ソ連)出身の知人のホモ・サピエンスとのたわいもない会話の中に、食事ネタで盛り上がる機会があった。
ペリメニ美味しいよ!食べてみて!という話になった。
北欧に近いバルト三国で中国料理テイストな食いモンを食ってるなんて意外〜って最初は思ったのです。軽く調べたら中国大陸の食文化が北にも広まっていることを知って、「あ〜これは行っとかないとならん」とメモに書いたのだった。
錦糸町の街を昼間ッからブラブラと歩いていたら、ロシア料理店を見つけた。
なんだかんだでロシア料理って馴染みがないから食べてみたいと思っていたのだ。お店は夕方からなので、入ることができなかったのでまたの機会に持ち越すことになった。
別の機会に、ゴリラはこの本に出会いました。
人間能力解放メソッド システマ
ロシアってサンボとレスリングのイメージなんだけど。システマかあ
名前は聞いたことある。
-あらすじ-
うだつの上がらないサラリーマンの僕が出会った謎のロシア人“ゲオ”。
一見小太りでパッとしないゲオが僕に伝えてくれたのは
ロシア特殊部隊で生まれた「人生を変える方法」=「システマ」だった―
チンピラに絡まれた主人公を助けるヒョードル似の男、ゲオ
物語の中でサラリーマン君は自称ロシア特殊部隊出身のゲオに弟子入りします。
弟子入りした彼は17個の指令を聞いて日常生活に落とし込み、ゲオとのやり取りの中で一つ一つ実践していきます。
仕事をしている中で、抜き差しならない状況、切羽詰まった状況に陥った。
その中で平常心を保ちながら切り抜けていくストーリーの本である。
僕が特に参考にしたのは「呼吸する」「力む」こと。
本の内容は格闘技の教本ではない、メンタルを鍛えるために考える基本的なことについて書いてありました。
抜粋して書きます。
・呼吸する&力む
なによりボクシングで生かされています、現在進行形で。
身長が175センチの僕は、ライト級の中でちょっと高い方。
どんなに距離を取ろうとも射程範囲に近づいて腹や顎をめがけてパンチを打ってきます。試合中ではガードが甘いところに刺してくるのです。
これはボディの打ち合い練習の風景ですが、耐える方向に考えが向いてしまい、背中を丸めてしまっている。
何発か打たれるとこのようにヘタレてしまうのだ。
恐怖心&痛み→体が緊張→呼吸が止まる
呼吸をわざと止めて無理に耐えようとすると、パニックになり連打に耐えられなくなって負のサイクルに嵌め込まれてしまいます。
実践練習を通して何度も経験していますが、落ち着きを取り戻すまでに手数を打たれて相手のペースに持っていかれます。
「鼻から息を吸って口から吐く」ことを徹底して打ち合いに挑みます。
呼吸を整えると、次第に姿勢もよくなりお腹に力を入れやすくなる。
腹を打たれた瞬間に「息を吐いて」筋肉を収縮させ瞬発的に「力む」のだ。
自分が出したパンチも相手に伝わり、お互いが同時に鍛えられるこの練習。
くれぐれも肋を打たないように腹筋めがけて左右交互に打ちます。
格闘技はとても奥深いもので、メンタルも自然にタフになっていくことが実感できます。最初の頃はボディの打ち合いなんてできませんでした。
3ヶ月前は2発くらいで「もうやめて!限界!」って待ったをかけていました。
呼吸も一つの技術であることを、本を通して知りました。
日々練習の記録をつけていますので見ていただけたら幸いです。
ロシア料理 ペリメニ
作中に「ペリメニ」が紹介されていたので、錦糸町に出向いた。
ゲオが焼き餃子に首ったけになったきっかけが、ロシアの郷土料理「ペリメニ」に似てるけど、ペリメニを焼いたのか?!と驚くシーンがある。
2回もペリメニの情報を聞いてしまった以上はもうあの店行くしかないじゃん。ということで、雨の中お店に入ったのです。
店内はとても広く、漆塗りの調理道具やマトリョーシカが飾られていた。
モーニングスター(聖水撒き)も置いてある。
一品目
ロシアビール ストリチノエ ダブルゴールド
元はソ連の要人や外国人観光客のために振る舞われていたビール。
当初はシステマ本の文中に出ていた「バルチカ」をチョイスしようと思ったところ、売り切れだったのでストリチノエにしました。
このチョイスも結果的にはよかった。
どんなビールか聞いてみたら、黒ビール寄りの味ですって紹介されたのです。
黒ビールが好きなので、この出逢いにも"よし"としました。
ハイ、飲んでみました。おいしいです。
どうですかこの琥珀色。
このビールは苦さを感じながらも、後味に甘さの余韻を残します。
味はヱビスビールに近いような。。。気がします。
酒の味レポは下戸ゆえに自信がない😅
二品目 クワス
これはソフトドリンクとして提供されている微炭酸の"微アルコール性"飲料。
ライ麦と麦芽を発酵させて作るもので、味をどう説明したらいいのか、まあ「麦ジュース」である。キンキンに冷えているので冷たいうちにどうぞ。
3品目 ピロシキ
これは日本でも知られているド定番料理。
ピロシキは揚げ物のイメージがありましたが、今回オーダーしたのはオーブンで焼いた魚のピロシキです。具は鮭と玉ねぎで非常にヘルシー。
1個と言わずに3個くらい頼めばよかった。
4品目 サラダ
マヨネーズ和えのサラダ。真ん中にある飾り切りされた野菜は赤かぶです。
ベーコンときゅうり、トマト、パセリが入っている。
5品目 ペリメニ
今回の主役 ロシア風水餃子。
日本で広く食べられている焼き餃子との違いを挙げてみよう。
具について
・ニラが入っていない
調理法
・チキンブイヨンorコンソメで煮込む。
食べ方
・サワークリームをかけて食べる
感想
スメタナ(サワークリーム)が合う。
わかりやすくサワークリームと括弧書きをしておりますが、スメタナとサワークリームの違いは乳脂肪分の比率にあり、スメタナはやや低脂肪。
味はヨーグルトに近く、酸味の度合いは控えめ。
6品目 ズラーズィ(ロシア風煮込みハンバーグ)
ロシア風煮込みハンバーグ
トマトソースを使った煮込みハンバーグである
中に固茹での卵が入っており、ツナギが少なめのハンバーグである。
やや粗挽きの肉を使用しており、大変歯応えがよい。
7品目 チキンのつぼ焼き
このメニューを頼む前に「そばを使っています。そばアレルギーですか?」と聞かれますので、正直に答えましょう。
メニューには「つぼ焼き」と書いてありましたが、フタを開けると煮込み料理でした。
一口食べてみたところ…
ンー、お粥のようなテイスト。
第一印象はきのこたっぷりシチューライスです。
香ばしさとそばの風味が口いっぱいに広がります。
そばがきと麺類のそば以外、そばが入っている食べ物を食べたことがないので、新たな発見となりました。
蕎麦の実とクリームソースって案外合う、これは新しい発見です。
意外にロシアはそばの消費量が日本より多く、日本の5~6倍とのこと。
消費量―日本の5~6倍をロシア国内で消費
ロシアは世界最大級のそばの消費国でもあり、年間消費量は日本の5~6倍の60万~70万トンに達する。日本とロシアの人口の差はそれほど大きくないので(世界銀行によれば2014年時点で順に約1億2,700万人と約1億4,400万人)、国民1人当たりの消費量もロシアの方が遥かに多いことになる。日本では麺にして食べることがほとんどだが、ロシアでは実のまま干した後ひき割りにして茹でたものを、料理のつけあわせとして食べることが多い。また、そば粉をクレープのように焼いた「ブリヌィ」(バターや蜂蜜をのせて食べることが多い)という料理や、そばを使用した「カーシャ」と呼ばれるミルク粥は、ロシアでは食卓の定番メニューとなっている。このように、ロシアでは、そばは食卓に欠かせない食材のひとつであり、不作の年には、そばの価格の抑制や品不足への対応がロシア政府の主要な課題のひとつとなる。
8品目 クッキー
こちらは中に練乳を煮詰めたものが入っているクッキー、激甘。
この美味しさは舌を経て10,000分の1秒の速さでゴリラのDNAに届いた。
中にはクルミが入っていて、木の実の見た目がまた可愛らしい。
非常に良い週末を過ごすことができてよかった。
本の紹介は一部にとどめましたが、面白いのでぜひ読んでみて下さい。
在宅で仕事をしている方も、そうでない方も、何かしらのひらめきが生まれることを願っています。ザ・ズダローヴィエ。