映画「オッペンハイマー」を観た

バーベンハイマーで名前が先走りして、公開は未定。気付いたら、うそ?やってたんだ!というのが自分の中での印象。やってるからには観に行かねば!

始まる前は3時間とか長すぎ〜〜!!と思ってたが、観てしまえば何だか物足りない印象。少なくともオッペンハイマーについて何も分かってない。

勉強になったのは、3時間どうやって人を画面に突きつけて置けるかという技法。ショート動画の繋ぎ合わせみたいな感じだった。
別に作るなら、日記を前にして書きながらその日の1日を振り返る映画、を撮れば「オッペンハイマーッポイ」ができるかもしれない。

そもそも原爆とか過去の遺物って感じがする。その冷戦時代を生きてないし。夜に「マウリポリ」を観るつもりだけど、今回の戦争でも核兵器なんて使われてない。そもそも無差別に人を殺す意味があるのか?
戦意喪失、戦争を終わらせる決定打として日本には使われたみたいだけど。飲み会の開始に、とりあえずビール〆にラーメン行く感覚で、戦争終わらしたいから御会計の感覚で核爆弾使いますか?
いやしないでしょ…しないよね…。

【以下ネタバレ】

この映画は密室での取調べを舞台に、オッペンハイマーの個人的な生い立ちは無視して若き天才がトリニティ計画の成功に貢献し原爆の父となり、そのまま政界への進出を目指したのか何なのかよく分からんけど、ストローさんに嵌められるって話。
ロシアへのスパイ疑惑、とか知らない話だったけど、もしアメリカだけが原爆を持てたらその後冷戦はなかったのかな。そうしたら2024年はどんなようになってたんだろう?

ナチスが開発してるから、あせってみんなの力を合わせたら、その後新たな敵を生み出してしまったって流れ。漫画とかでかつての敵が…てあるけど、その後冷戦的な展開になるマンガ知ってたら教えてほしいっす!

話題だから見たけど、たぶん今見ないと一生観なかったと思うから、気になる人は絶対見るべきかも。爆音が効果的に使われてるから映画館で観ないとすごく退屈だと思う。実際、原爆成功後のながれはスマホいじってる人1人じゃなかったし。

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印象に残った台詞「300年の物理学が生み出すのが大量破壊兵器かぁ…」「恨むのは落とした人間だ、私だ!」水爆開発を決定したり大統領が根源(被爆者の立場に立った時の悪人)な気がしたけど、そもそも恨まれるのが怖いならたい人殺しの道具なんか作んなよ!て後から考えると思う。つまり裁判でも着眼された(愛国心)これをくすぐられると人間はその能力をいかようにも使ってしまうという。
マンモスを狩るために生み出した弓が、肉を切るための石器が、人殺しの武器となった時、原始人はどんな気持ちになったんだろう?
その範囲なら自分がやったんだ…という罪悪感が芽生えそうだけど、国家ができて戦争で人殺しの工作をするようになった時から、兵器の数だけ考案者がいたわけで。立役者たちを描いていったら、シリーズオッペンハイマーになるな。コロナウイルスを作った人とか!
「俺たちは科学者だ、軍服を脱げ」が本作一番の名言かもしれない。まぁオッピーは心の中に軍服と悲しみで飾られた王冠を持つに至ったわけだが。はいおっぱぴー

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