心配って口に出して安心するのは親だけだ。子供にとっては呪いでしかない。

私の人生の大半は、自信がなかった。

自信がないから、
他人を疑ってばかりで、
友達もほとんどいなかった。

人生が辛く
人と上手くコミュニケーションがとれず
頼れず、頼られず
人間関係が上手くできなかった。

私の両親は優しい。
綺麗な家もある。ご飯も食べたいだけ食べてこれた。
こんな恵まれた環境だったにも関わらず、
私はずっと自分に自信がなかった。

その理由が、
旦那と結婚して
分かった。

私は親から大切に育ててもらったが、
信頼はされていなかった。

いつも私が何かする前は、
「また変なことして。そんなことしないほうがいいよ。」
私が失敗したときは、
「お母さん〇〇（わたしの名前）は失敗するって思ってたのよ〜。」
やりたいことを父に伝えた時は、
「お前はいつも中途半端。お前のことは信じられない。」
母もよく、
「あなたのことは信頼できない」
と私に言っていた。

ふたりとも私が失敗して落ち込まないように
言っていただけの可能性もあるし、

もしなにか始めて失敗した時に、ショックが大きくならないように言っていたと思う。

でもそのせいで、私はずっと自分に自信がなかったんだと、旦那に信頼されて気づいた。

旦那は、私はできる前提で話をしてくれる。
私が無理だと言っても、〇〇（わたしの名前）ならできる、と断言してくれる。
私が不安な時は「大丈夫」と言ってくれる。

こういう言葉が欲しかったんだ。私は。

両親といたときは、
いつもストッパーがかけられている感じがした。

だから内心、私はもっとできるはずなのに
どうしてこんなヘマしてしまうんだろう。
自分なんて大嫌い。

と常に思っていた。

でも結婚して、そのストッパーが外されて
私の良い部分が徐々に出てきたと思う。

呪いの言葉は罪だ。
親はそのことを自覚してほしいと思う。

心配から言葉が出てしまうのはわかる。
でも心配って口に出して安心するのは、
親だけなんだ。

子供は心配ばかりされると、
信頼されてないって思う。

私ももうすぐ親になる。

「頑張ってこい。お前ならできる。」
っていうスタンスで子供に接したいと
ここから思っている。