心の影

一緒にいたくて　すぐそばに

物理的に
心理的に

そばにいる　それだけで　嬉しくて
そばにいる　それだけで　あたたかで
そばにいる　それだけで　安らいで

そばいにる　それだけで
満たされていく　何か

いったい　何を得ているのだろう

心の深層にまで　浸透して
満たされていく　何か

何かを　感じていたくて

消えゆく　何かと
浸透しゆく　何か

溶けゆく　心

満ちれば　欠け
欠ければ　足らず

この手の中へ　掴みたくて　

私の影が　伸びゆく
そして　影だけとなって

分離して
影は私となって　求めだす

飢え　渇きのように

この手の中へ　掴みたくて

影と私

満たされる　何かとは

いったい　

何なのだろう……

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〜満たす〜

人肌恋しい

あたたかさを感じていたくて
それを確かめていたくて
包まれたくて

寂しさを埋めたくなる時

それは何を求めているのだろう

愛を感じたいのか
人の温もりを感じたいのか
安らぎを感じたいのか

それとも
安心を感じたいのか
自分の存在を感じたいのか

きっと　どれも

一つの言葉で言い表せない
いろいろな何かを感じている

埋めたい寂しさは　何なのか

一人きりになったような寂しさか
そばにいない哀しさなのか
願いの叶わない憂いなのか

安らげない不安な気持ち
愛情を感じたい確認
自分自身への何かを感じ

言葉で言い表すことのできない
人の温度のような　

何かを感じて　浸透を求め

ひとの心とは

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・・お読みいただきありがとうございます・・

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