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ゆるゆると


この日のために、ゆるゆると過ごしていた。

いつ、その日が来てもいいように……



今月は、心地よい空間でゆっくりと休んでいる✨



気がかりなことに力を注ぐため、
他のことへは負荷をかけずに、

その日を待った。


先週の金曜に、待っていた連絡を受けた!


やっと!✨


長かった……
この世の中の状況によって、
1週間、1週間と伸びて、気づけば1ヶ月待機をした。

そして、1ヶ月間、もちろん面会もできなかった。


やっと……


その一言しか出てこない。





母と会わない1ヶ月は、
また、私の心の整理となった。

会えないという状況は、
母のことを考える時間を忘れさせてくれていた。


また、会わないのではなく、会えないという状況も
気持ちを楽にさせてくれる。


意識ももうあまりなく、余命も少ない。
残り少ない母との時間だけれど、
忘れていられることは、私にとって楽なこと……

ある人は、会えずにいることに
悲しみ悔やみ苦しく感じるものなのかもしれない。


私は正直、母の姿に心を揺さぶられてしまうので、
会うことより離れている方が、心が落ち着く。


薄れていても、皮膚に浸透している罪悪感は、
古傷のように、疼く感覚がある。

お互いを守るため、大切な距離なのだけれど、
考え理解するのが難しく納得できない母に、それを強いてきたことは、辛く苦しいものでもあった。

自分を肯定できるけれど
母を悲しませている自分
母の思うようにすれば
母も私も苦しいものとなる

母は納得してないけれど
仕方なく受け入れ過ごした
思考や感情はまとまることなく
バラバラに存在し
母の潜在意識が垣間見れ

母の内側にあるまとまらないものを
感じて取ってしまう自分も苦しい


気にかけず、何も考えず、忘れられている方が
私は安心していられる

自分が、非情であるように感じることもある
けれど、決してそんなことはなく

母を大切に思う自分も当然いる

見ていると古傷が疼いてしまう時もあり
でも、温かく思いやりを注ぎたい思いもあり

さまざまな思いを抱きながら
母との関係にある心をまた見守る



意識があまりなかった母は、
今まであった刺激への反応も、
もう見られてないそうだ……


そうですか


私は、その一言だけを返した


会えない1ヶ月もまた
心を見つめる時間であった


母との最期の時間を
私はどのように過ごそうか


どのような頻度で
どのような気持ちで
どのような心で母と向き合おう


これだけはいつも思う


母の期待に全てを応えられなくて
ごめんね……

私は、私の人生を大切にしたいんだ……

ごめんね

母の望むようにできなくて
ごめん……




退院✨


今日はいいお天気で良かった!

また、ここから最期の時間の始まり。

母と家族とそれぞれが
大切な時間を過ごすだろう✨


さぁ、出発✨



〜思いつらつら〜




・・お読みいただきありがとうございます・・




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