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もう、絶対に誰のこともひとりぼっちにしない│#1

「もう、絶対に誰のこともひとりぼっちにしない」

いまから5年ほど前のこと。
社会人1年目にして、心とからだの不調でドクターストップがかかり、働くどころか日常生活すらままならなくなってしまったわたしは
いろんな葛藤と戦いながら、真っ暗な部屋のなかで、強く、強くそう決めたことを覚えています。

当時、[うつ][休職][社会復帰]というワードで検索して出てくるのはネガティブな話題ばかり。

隠すべきもの、触れてはいけないもの、抜け出せないもの、時には責めるべきものとして存在していたような気がします。
(ほかでもない、自分自身がいちばん後ろめたさを感じていました)

そして、同じような情報を目にするたびに、「はやく元気になって会社に戻らなきゃ」と焦っていた心のなかに
重たい鉛がひとつ、またひとつ、ずっしりと積み上がっていくような感じがしました。

(いまはうつを扱うマンガが出ていたり、病気と上手に付き合われている方のインタビュー記事が公開されていたり、数年でとても素敵になったなあとおもいます)


病気になると、とにかく判断力が鈍ります。そして、情報の取捨選択が上手にできなくなります。
心が弱りきってしまっているので、何気ない一言にどうしようもなくダメージを受けることもありました。

当時のわたしは、これまでの自分と全くの別人になってしまった状況にとまどいながらも

「これ以上苦しい想いをする人が増えないように、いつか悩んでいる人の役に立つような情報を発信するんだ」

と、頭のどこかで考えていたところがあります。妙な使命感というか、正義感というか。笑

いま思い返すとそれは、「周りに迷惑をかけてばかりで、誰の何の役にも立てていない」という罪悪感をカバーするために沸き起こった衝動だったのかもしれないけれど。

とにかく、高低差の激しい“気分の波”に飲まれそうになりながら、スケッチブックを片手に日々の出来事や心境の変化を観察していきました。


そして、あれから5年経ったいま。

わたしは試行錯誤を重ねて、場づくりをしながら文章を書く仕事をしています。

それは、自分が社会復帰を果たしていくなかで

・安心して本音を話せる場所(=コミュニティ)
・人それぞれの生き方のストーリー(=インタビュー記事やエッセイ)

にものすごく助けてもらったので、今度は制作側に回りたいと考えたからです。

そして何より、純粋にそういうことに携わっている時間がしあわせで、たのしくて、熱くなれるから!

このマガジンでは、病気で苦しんでいたときに役立ったことや、社会復帰の過程、また寛解後に自分らしい働き方や生き方が分からなくなって悩んだことなどなど、

【自分と仲直りしながら、あたらしい道を探してきたこれまでのこと】

について書いていきます。いまも人生模索中ですが(笑)

(学生時代も含めると、正社員、派遣社員、アルバイト、フリーランスなど、ひと通りの働き方を経験したなあ。
外資系にも日系にも、大企業にも学校法人にもベンチャーにも居ました。職歴が多い……!)

note初心者なので、まだあまりしくみが分かっていないのですが、どうぞよろしくお願いいたします〜!

たいへん励みになります!心のなかでスキップをしつつ、チョコとアイスを美味しくいただきます!