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劇団ユニバースの一員だった時間について
劇団ユニバース セイジン公演「アネモネ」にご来場いただきました皆様、ご来場いただいてないけど応援してくれたりスミアンジュまたなんかやってんなと思ってくださったりした皆様、ありがとうございました。
無事に公演を終えることが出来ました。
「アネモネ」の演出からインスタでDMがきたのが2020年の12月。
「アネモネ」の代表からもインスタでDMが来たのが2021年の2月はじめ。
「成人公演やるん
19時1分発、都会行き
ある公演でご縁のあったひととお好み焼きを食べたのは少し前、クリスマス直前のこと。
お仕事に少し関わらせていただくことになって、その話をしに名古屋に向かった。
19時1分発。
私の住むところはまあ田舎といえば田舎。
名古屋を都会と呼びたいくらいには田舎。
都会行きの電車、夜に乗るとまるで都会に帰るような錯覚をくれる、赤い電車。
外から見ている時間より中で乗っている時間の方が長いから、私はこの電
成人公演2021 - 岐路
成人公演2021『岐路』
この『岐路』っていうタイトル。
気に入っている。
このタイトルを決めたのは私とマヌカだった。
ももえ先輩がつけてくださったタイトルには(仮)が付いていて、最初はみんなでタイトルを考えてたけど、決まらなくて、時間もなくなってきて、もうマヌカと私で決めちゃおう、って。それがいきさつ。
とりあえずお互いに考えた案を送り合った。
私が先にメモのスクショを送り付けた。
その
成人公演2021 (2)
最後の公演が終わってから何日かが経っている。
公演当日のことを全く思い出せないようで、全て覚えているようで、不思議な感じがしている。
この公演をすることには正直不安があった。
私の中では終わりを迎えに行くんだと決めた、でも観に来る人にそんなことは関係ない。
いつだって何かしらの形で自分を揺さぶられるものを観に来るのだ。観劇というのはそういうもののはずだ。そうであるべきだと私は、ずっと思っていたか
成人公演2021 (1)
私にとって、卒業公演はある種の葬式だった。
もちろん他校の仲間と一緒に演劇やりたいとか、自分たちで公演をつくってみたいとか、そういう気持ちも大きかった。
でも私にとっては、高校3年生の冬に不本意な終わり方をした私の高校演劇、その呪いを、ちゃんと葬って思い出にしてしまうための儀式のようなものにもなる、はずだった。
できなかった。目に見えない脅威に捻り潰されて。かたちになる前に私たちの卒業公演は破