成人公演2021 (2)
最後の公演が終わってから何日かが経っている。
公演当日のことを全く思い出せないようで、全て覚えているようで、不思議な感じがしている。
この公演をすることには正直不安があった。
私の中では終わりを迎えに行くんだと決めた、でも観に来る人にそんなことは関係ない。
いつだって何かしらの形で自分を揺さぶられるものを観に来るのだ。観劇というのはそういうもののはずだ。そうであるべきだと私は、ずっと思っていたから。
私たちが何かを叫んだところで観ている人の記憶に残るだろうか。頭の片隅になに