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おうち時間を特別にするインテリア術   ~色や香りで癒されるアクセントコーナーを!~

北欧風のナチュラルテイストのインテリアにも、ちょっとした刺激が欲しくなってきた今日この頃…
身近にあるものを使って、アクセント色のコーナーを作ってみました。
ポイントをご紹介します。

海外のお土産からのインスピレーション

綺麗な色だけれど、使ってこなかったストールやスカーフ、お土産のカップなどは、自分では選ばない色なので、かえって新鮮に感じます。
海外旅行で訪れることを想像しながら、お土産のデミタスコーヒーのカップを中心に、アクセントコーナーを作ってみました。
カップをよく見ると、街並みの絵を描いている職人さんの息遣いが感じられるようです。
ベランダで栽培中のカモミール、使ったことのないショールなどを合わせてみました。イメージに合わせた小説やエッセイを加えるのも良いかも…

海外のお土産からのインスピレーション

フルーツをアートとして楽しんで…

フルーツは、元気の出るビタミンカラーの柑橘系、品種によって幅広い色のリンゴ、色の変化するバナナなど、どれも美味しそうな色をしています。その色のパワーを頂きたいので、キッチンのカウンターに、果物を静物画のように、皿に盛るようにしています。

飾ってみると、セザンヌ等の作品が気になりだして、ネットで絵を鑑賞するようになりました。それまでつまらないと思っていた作品に込められた想いや、画家の筆致やテクニックの違いが見えてくるようです。
時々写真に撮ってスマホのアプリで加工し、油絵、デッサン風・イラスト風などにしてみることも。

写真を油絵風に加工 オレンジとレモン

一期一会の空間づくり 茶道をエッセンスに!

最近、抹茶を楽しむ人が増えているようです。
自宅近くの古民家風カフェは、抹茶を使ったドリンクやプリンが人気で、おしゃれな若い人や欧米人が行列しています。
茶道具では、アウトドア用品店の割れない茶碗やケース入り茶筅などが入った野点セット、フランス風のレースやインドサリー柄を茶器袋に用いて籠に入れたものなどもあり、デザインも様々なものがあります。新しいカフェスタイルを楽しむ人が増えたようです。

私も茶道のお稽古を始めたこともあり、キッチンに、道具のコーナーを作りました。
更紗風の茶器袋に入れた浦島太郎模様の茶碗、昔祖母にもらった茶杓、先程のカフェで購入した茶筅、宇治の老舗茶園から取り寄せた抹茶などを揃えています。
抹茶は、粉の時の色は鮮やかですが、お湯を入れた瞬間、落ち着いた抹茶色に変わります。口に含むと香気と旨みが広がり、「一期一会」の意味が心に染みます。

一期一会の空間づくり 茶道をエッセンスに!

家の中の整理で思い切って捨てる前に、一つ一つのものを手に取ってみて、ストーリーのあるインテリアコーディネートを考えてみてはいかがでしょうか?

(その2 終わり)
執筆 住まいのナビゲーター/一級建築士 亀井真理


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