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障害者グループホーム運営の収入

こんにちは!
二人の障害児の父 すけじろう です。

本日は、グループホームの収支についてお話したいと思います。
今は経営から離れてますので最新の情報とは言えませんが、報酬改定があったとはいえそんなに大きくは変わってはいません。
なので、十分参考になると思います。

まず、グループホームというのは「共同生活援助」という名前になります。
利用者の方達には「区分」というものが付き、区分なし~最高で6まであります。
区分を説明するのはなかなか難しいのですが、「自立生活困難度」でしょうか。
この区分の数によって、事業所に入ってくる報酬が変わります。
簡単に言うと、区分6の利用者さんばかりを入居させれば一番儲かる、という訳です。

(正直、この区分の話だけでも2,3回はブログが更新できそうなのですが、今日は収支だけに留めておきます)

では、当時私のホームにいらっしゃった方を例に上げてご説明します。

4人利用可能なホームが2棟ありました。
つまり利用者さんは全員で8人いらっしゃったという事になります。

内訳は

区分4・・・3人
区分3・・・3人
区分2・・・2人

でした。

共同生活援助(グループホーム)の報酬は、1日あたり何点、という計算をします。
何人ホームかで変わってくるのですが、4人ホームなら

区分4・・・471点
区分3・・・381点
区分2・・・292点

となります。
そして、この1点が何円なのか?というのを決める「地域区分」というのがあります。
詳しくは割愛しますが、私の所では1点=10.48円でした。

なので

区分4・・・471点×10.48円=4,936円
区分3・・・381点×10.48円=3,992円
区分2・・・292点×10.48円=3,060円

となります(小数点は切り捨ててます)。
これに、上記した人数をかけます。


区分4・・・4,936円×3人=14,808円
区分3・・・3,992円×3人=11,976円
区分2・・・3,060円×2人=  9,180円

合計・・・35,964円

これが、1日の「基本報酬」という事になります。
これにプラスして、私のホームでは夜間支援も行っていたため「夜間支援体制加算Ⅰ」というものを追加できました。
夜間支援というのは、22時~6時の間に支援出来る体制を整えているかどうかです。
一言でいうと、夜勤者がいるかどうか、になります。

夜間支援体制加算Ⅰの点数は

区分4以上・・・336点
区分3・・・・・280点
区分2・・・・・244点

です。
先程の地域区分と人数の計算を当てはめると

区分4以上・・・10,563円
区分3・・・・・  8,803円
区分2・・・・・  5,114円

合計・・・・・・24,480円

になります。
基本報酬と夜間支援体制加算を足します。

基本報酬・・・35,964円
夜間支援・・・24,480円

合  計・・・60,444円

これが、私のホームでの1日の報酬になります。
1か月30日で計算しますと、

60,444円×30日=1,813,320円

これが月商になります。
たった8人のお客さんで、年商20,000,000円を超える企業って事ですね。

実はもっと点数を加算できる方法もあるのですが、ややこしくなるので今日は割愛します。
なので、最も安くてもこれくらい、と思ってください。

次回は 支出と純利益 のお話をさせていただきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!



二人の障害児の父
すけじろう

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