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映画感想

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#映画レビュー

マーベルズとてもよかった。盛り下がり気味のMCUの中でも輝きがあったと思う。サーガの一部としてバトンをしっかり渡した感もあり。何よりカマラカーンが良かった。明るくて元気、愛嬌たっぷり。そして今までのヒーローとは少し違うバックボーン。次世代はこの子が軸になるのかな

映画『怪物』を見てきました。

映画『怪物』を見てきました。

視聴済みを前提とした記事になり、ネタバレを含みます。ぜひ映画館で鑑賞の上いただければ!

以下、感想です。

予告で気になり、もともとはサイコスリルな映画かと思っていました。実際にそれを期待して見に行ったし、序盤もそんな描かれ方だったように思えます。が、後半につれそれはメタ的な引きであり、物語の随所で出てくる「怪物」というワードにミスリードされていたことに気づきます。 

各人の視点をザッピングす

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【ネタバリあり感想】すずめの戸締り、みてきました。

【ネタバリあり感想】すずめの戸締り、みてきました。

今更ですが、「すずめの戸締り」みてきました。前情報は一切ない状態でした。(テレビをみないので情報が入ってこないのです)

正直、めちゃくちゃ泣きました。

退廃美や過疎地の生活、旅情の物語かと思いましたが、

震災の話だったんですね。冒頭の幼いすずめが彷徨うシーンは異次元だと思ってました。陸上に船の残骸、家屋の残骸。現実に在った姿なんですね。

忘れかけていた記憶を呼び起こされるようでした。

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映画版スラムダンクをみてきました

映画版スラムダンクをみてきました

ぼくはスラムダンクの原作をしっかり読んだことがなくて。小学生の頃、兄の部屋に冒頭数巻と、山王戦あたりのコミックがあって、こっそり読んだ記憶がある。

その時はやっぱり、桜木花道と流川が強烈で、宮城リョータには地味な印象を抱いていた。やっぱりデカくて天才で派手な桜木花道が好きだった気がする。(でもメガネくんは好きだった記憶がある)
 
今回の映画は宮城リョータを軸に展開されていたけれども、やっぱり桜

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映画『渇水』を見てきました。

映画『渇水』を見てきました。

2023年6月2日公開の映画『渇水』を見てきました。

この映画の原作は震災・コロナ以前の作品ですが、映画化にあたっては普遍的な要素を残しつつもモダナイズされているとのこと。その普遍的な様相はまさに貧困やネグレクトの問題。

姉妹はまさに普遍的な社会課題の中心に位置します。子供ながらに「二人で生きる」と決めながらもその論理から逃れることはできません。そしていよいよ生活資金も尽き、万引きに走ってしま

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