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イラスト映画劇場

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大学生の頃は、授業にも行かないで、情報雑誌「ぴあ」を片手に、関東一円の名画座を巡っていました。 サラリーマンになってから30年は、映画からは遠ざかっていましたが、定年退職後は、そ…
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我が麗しの女優たち スーザン・ジョージ

我が麗しの女優たち スーザン・ジョージ

1. カタカナ表記:スーザン・ジョージ
2. 英語表記:Susan George
3. 出身国:イギリス
4. 生年:1950年生まれ
5. 現在の年齢:72歳

70年代初期から、映画を見始めている、僕らの世代の映画ファンには、忘れ難い女優がスーザン・ジョージでしょう。

彼女のキャリアの極め付けと言ったら、なんといっても、1971年の「わらの犬」にとどめを指します。
監督は、バイオレンスの巨匠

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映画「私をスキーに連れてって」1987年

映画「私をスキーに連れてって」1987年

○ 20年ぶりの再見

本作の監督である馬場康夫氏のYouTubeは、チャンネル登録もして毎回見ています。
最近では、若い世代の映画系YouTuberの動画も、たくさんアップされていて最新映画情報は色々と勉強になるのですが、僕よりも4歳年上の馬場氏の映画解説の動画は、当然のように、クラシック名作ネタに重きを置いてくれるので、オールド映画ファンとしては、どうしてもシンパシーを感じてしまいます。
その

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第15作「男はつらいよ 寅次郎相合傘」1975年松竹

第15作「男はつらいよ 寅次郎相合傘」1975年松竹

さて、第15作目です。

今回のマドンナは、吉永小百合に引き続き二度目の登場となる浅丘ルリ子。
もちろん彼女が演じるのは、前回同様ドサ回りの歌手松岡リリーです。
ファンからの人気も高かったのでしょう。
山田洋次監督のインタビュー映像を、YouTubeで見たのですが、マドンナに浅丘ルリ子を起用するにあたって、監督は最初、農婦の役を考えていたそうです。
しかし、そのマドンナの概略説明を浅丘ルリ子にした

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映画 第12作「男はつらいよ 私の寅さん」1973年松竹

映画 第12作「男はつらいよ 私の寅さん」1973年松竹

さて、第12作です。

まず、これは言っておかないといけないでしょう。
「男はつらいよ 寅さん読本」によれば、シリーズ全50作品の中で、観客動員数でトップという記録を保持しているのが本作です。
ちなみに、観客動員数54万人でスタートした本シリーズは、右肩上がりで記録を更新し続け、本作ではなんと動員数241万人。5倍近くにまで膨らんでいます。
観客動員数が100万人の大台に乗ったのが第8作目でしたが

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