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CSM(認定スクラムマスター)の試験対策や難易度について

今回はCSM(認定スクラムマスター)の試験対策や難易度について書きます。

CSMの試験は簡単と聞きますが、いざ受けるとなると不安ですよね?事前に難易度や試験対策が分かれば、試験中に焦ることもありません。

今回はCSMを受ける前にどのような対策が必要か、難易度などについて説明していきます。

CSM(認定スクラムマスター)の試験概要

CSMの修了メール
CSM研修の修了メール

CSM(認定スクラムマスター)は、研修受講後に受けることができます。Scrum Allianceから上記画像のようなメールを受信し、Webサイト上で受験します。

詳細は以下です。

試験形式:オンライン(予約不要)
問題形式:四者択一(複数選択はできません)
試験時間:60分
問題数 :50問
合格基準:37問
試験監督:なし
言語  :日本語選択可

Scrum Allianceからのメール受信後、90日以内であれば無料で2回まで受験できます(1回落ちてもダイジョブ!)。3回目からは1回の受験につき $25必要になります(※2022年8月時点の情報です。必ず最新情報をご確認ください)

詳細は、Scrum AllianceのQAページでご確認いただけます。
・How do I take the CSM® test?(https://support.scrumalliance.org/hc/en-us/articles/360002112772-How-do-I-take-the-CSM-test-
・Can I retake the CSM® test if I score poorly?(https://support.scrumalliance.org/hc/en-us/articles/208753326-Can-I-retake-the-CSM-test-if-I-score-poorly-

ちなみに試験中の資料参照がOKかどうか気になるかと思います。試験中に試験監督などは付きませんので、”資料を参照しても分からない状況”ということだけをお伝えしておきます(ここから先は、ご自身でご判断ください)。

(22年8月追記)
以下のページを確認すると、”Remember, the test is open book.”と記載があります。試験中の参照は問題ないように思われます。不安であれば、受講した研修トレーナーに確認すると良いと思います。
・Scrum Exam Study Guide(https://resources.scrumalliance.org/Article/scrum-exam-study-guide

CSM(認定スクラムマスター)の試験対策

アジャイルソフトウェア開発宣言
アジャイルソフトウェア開発宣言

試験範囲については、Scrum AllianceのHPから確認することができます。(https://www.scrumalliance.org/ScrumRedesignDEVSite/media/pdfs/CSM-Test-Content-Outline.pdf

試験内容については触れられませんが、試験対策として「アジャイルの原理原則」と「スクラムの仕組み」を見直しておくことを推奨します。

資料として以下の3点を勉強すれば上記について理解できるかと思います。
・スクラムガイド
・アジャイルソフトウェア開発宣言
・アジャイル宣言の背後にある原則

(記事の最後にリンク貼っておきます)

特にスクラムガイドに記載されている内容が重要です。
具体的には以下の4点です。
・スクラムの理論、価値基準
・ロールと役割(スクラムマスターなど)
・イベント(スプリントなど)
・アウトプット(バックログなど)

スクラムの理論(透明性、検査、適応)と価値基準(確約、集中、公開、尊敬、勇気)が、各イベントとアウトプットにどのように関係しているかを理解しておきましょう。

別資格”PMI-ACP”を保有されている方なら、サラッと資料を目通しておくだけで大丈夫なレベルかと思います。

CSM(認定スクラムマスター)の難易度

CSM(認定スクラムマスター)の難易度

主観ですが、決して難しくはありません(スクラムが初めてという方は少し難しく感じるかもしれませんが)。前述の4点をきちんと理解していれば対応できると思います

かくいう私ですが、4つ間違えました(はい、ごめんなさい)。

間違えた問題は、日本語訳が変だったなあという感じです。色んな捉え方ができてしまい、回答に迷ってしまう感じですね(まあ、言い訳ですケド!)

それでもPMIの翻訳に比べたら、マシだったように思います。

ちなみにCSMは試験中に英語と日本語を切り替えられないのでご注意ください(私が見る限りできなかったです)。PMIの試験に慣れていると、最悪英文読めばいいや!と思いがちですがね…

いずれにしても日本語訳のイマイチが原因で不合格なんてことはないです。スクラムを理解していれば、多少の違和感があっても答えられます。

CSM(認定スクラムマスター)の試験対策と難易度まとめ

CSM(認定スクラムマスター)の試験対策と難易度まとめ

今回はCSMの試験対策と難易度について書きました。

決して難しい試験ではありませんが、スクラムをきちんと理解して臨みましょう。スクラムガイドを読み込んでおくことが重要です。

日本語訳が変な問題もあるかと思いますが、スクラムをきちんと理解していれば多少の違和感があっても答えられます。

今回ご紹介した試験対策で合格を目指しましょう。その過程でスクラムを理解し、認定スクラムマスターとしてチームを支援していきましょう!(試験に合格することが目的ではありませんのでね)

参考
・スクラムガイド
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
・アジャイルソフトウェア開発宣言
https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html
・アジャイル宣言の背後にある原則
https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

私が所属している企業では、CSM研修をはじめとするアジャイル研修を実施しています。ご興味あればご覧ください。

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※本記事の内容は個人の見解であり、私が所属する組織とは一切関係ありません。

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