からだの基礎知識

たけちゃん先生/ヨガインストラクターの方に解剖学の講座をしています。このnoteは編集…

からだの基礎知識

たけちゃん先生/ヨガインストラクターの方に解剖学の講座をしています。このnoteは編集部が、たけの記事を抜粋してお届けしています。 作業療法士・クラニオバイオダイナミクス 施術者

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からだのことを伝えるnoteを始めた理由

はじめまして。 たけです。 僕は作業療法士というリハビリの仕事を20年ほどしています。 病気を回復へ向かわせていける人、体の扱い方を知らずにさらにケガや病気に進んでいくような人など、色々な方を見てきました。 その中で気づいたことがあります。 多くの人は「自分の体について知らない」ということです。 間違ったケアや運動をしているかもしれないのに気がついていません。僕もそうでした。 10代の頃はただがむしゃらに筋トレをしていたし、過度な運動をして手術をしたこともあります。

    • ヨガのポーズの進め方•安全な手順

      前回、ヨガにも当てはまるトレーニングの重要な原則をご紹介しました。 記事はこちらです。 トレーニングの原則の中で一番重要かもしれないです。 今回は、この原則から考える ヨガのポーズをする安全な手順について書きます。 関節や構造に負担をかけないよう適切に実践しましょう! 身体の原則に従って進めていくと、安全に、効果的に実践することができます。 ヨガのポーズを練習する安全な手順それではヨガのポーズの進め方を【漸進性の原則】から考えてみます。 1. 効率 まずは正しいフ

      • ヨガのポーズの進め方【漸進性の原則】

        ヨガをするときに「こうなりたい」という思いや、目標が先に立ってしまうことがあります。 気持ちはそうかもしれませんが、身体は急に変化することはありません。 きちんとした生理学的な変化のペースがあります。 からだを壊してしまう大きな要因として「無理をしてしまう」「今の自分にとっては過負荷だった」ということがあります。すごく多いです。 今回、順を追って進む【漸進性の原則】というトレーニングの原則をご紹介します。 トレーニングの原則なのですがヨガでも当てはまります。 ときにはチ

        • 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために・・・Yoga、クラニオ編

          こんにちは。 たけです。 メンタリストDaiGoさんがYouTubeにて、「2023年年始に読むと人生が変わる本」1位に紹介していた『The Long Game 〜今、自分にとっていちばん意味のあることをするために〜』を読みました。 その内容は、Yoga、クラニオセイクラルにも共通のことが言えるものでした。 Yoga、クラニオ、リハビリをしていて最近特に感じることがあります。 手軽なことに飛びつくあまりに、「長期的な視点」を多くの方が持てていないことです。 身体や心

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        からだのことを伝えるnoteを始めた理由

          腰を痛めないために知っておくこと「腰椎は回らない構造になっている」

          ヨガのポーズなどで、腰を下からねじったり回そうとする方が多いですが 腰椎は回る作りにはなっていません。 動画のとおり、横に動かそうとすると赤いテープの部分でぶつかっているのがわかるでしょうか。1度(1°)しか動きません。 腰椎は回らない構造になっていて、縦に動きます。 なのでヨガのねじるポーズのときなど 腰を無理にねじらないように気をつけましょう! ↑ 後ろを向いたり、顔を上の方に向けるときに 「回旋するのは胸椎」です。胸の後ろです。 イラストのようなポーズのときは

          腰を痛めないために知っておくこと「腰椎は回らない構造になっている」

          股関節はお尻の関節

          股関節 = Hip joint (お尻の関節) 日本語では股関節を「股」と表現し、前側にイメージがあります。 英語では「Hip joint (お尻の関節)」と表現するので イメージが後ろ側にきます。 日本語のイメージ  → 前に屈む・前が狭くなる 英語のイメージ  → お尻が伸びる・後ろ側が広がる 少し違いを感じます 色がついている筋肉は股関節のインナーマッスル「外旋六筋」です。 このようについています。 どんな風に筋肉がついているのか、を知っていると動くとき

          股関節はお尻の関節

          体に関するインスタもやってます! https://instagram.com/sugoinekarada?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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          体を壊さずにトレーニングする方法【負荷はOK・負担はダメ】

          ずっと元気な体でいたい 「今だけでなく、歳をとっても元気な体を保ちたい」 という人に向けて、トレーニングする上で気をつけることをご紹介します。 負荷はOK 負担はダメ僕はリハビリの仕事を20年以上しています。これまでご高齢の方を沢山見てきました。 いろいろな職業の方がいますが、ひと昔前は今よりも肉体労働の方が多いし、食べ物を自分の畑で作っていたりとか、わりと健全な生活をしていて方が多いです。 なので基本的に体は強固な方が多いと思います。 少なくとも筋力という点では、

          体を壊さずにトレーニングする方法【負荷はOK・負担はダメ】

          自分を大切にする第1歩目

          こんにちは。編集部です。 今回は「自分を大切にする」についてです。 自分を大切に。ってよく聞くけど、 そもそも自分を大切にってどーゆうことだっけ?? 自分をないがしろにしすぎてよくわかんないや。という方もいるのではないでしょうか。 からだの先生である、たけちゃん先生に聞いてみました。 Q.   自分を大切にするってどーゆうことですか? A. 「まず自分を知ることなんじゃないかな。 例えばヒザを強くしたいって思ったら、 ヒザってどおなってるのか?をまず知らないと、ト

          自分を大切にする第1歩目

          ヨガで人生の捉え方が変わった話し

          僕は作業療法士というリハビリの仕事をしています。病気や疾患を持った方と長く関わります。 ご高齢の方と関わるなかで 「体にも心にも、その方の歴史が刻まれている」ということを学ばさせてもらいました。 「病気でも幸せに生きてる人っていいな」 「なぜ病気になるんだろう?」 「病気って防げないのか?」 と、いつも考えていました。 病気は防げるものがたくさんある気がついたことは、肉体的にも精神的にも病気になるのには原因があるということです。 病気は防げるものがたくさんあります。

          ヨガで人生の捉え方が変わった話し

          インナーマッスルとアウターマッスルの違い

          インナーマッスルとアウターマッスルは、役割や特徴、筋肉の質も違います。 なのでトレーニングの仕方も同じではありません。 それぞれの役割や特徴を書いていきます。 ・アウターマッスルは「主に活動するためのパワー」です。 必要な時には大きな力を発揮し、運動することができます。 表面の筋肉がしっかり付いて「モコっ」としている、あれはアウターマッスルです。 スポーツや運動するときは大きな筋肉が働いて、最大限のパフォーマンスが発揮されます。 スポーツによって選手の体型って違いま

          インナーマッスルとアウターマッスルの違い

          あるものに気づくだけでも体は良い方向へ変化する

          ヨガの教えの中に 「サントーシャ」=「足るを知る」という教えがあります。 サントーシャとは「いま自分が持っているものに気づき、満足することを心得る」ということです。 「物欲や相手をうらやましがるようなことはせずに、いま自分が持っているものを知るだけで幸せはありますよ!十分ですよ」ということ。 これは『からだ』にも置きかえられます。 僕たちのからだには、 ・感じる力 ・やわらかい弾力  (またはやわらかく変化する機能) ・自然治癒力 ・反射作用 ・代謝 などたくさん、も

          あるものに気づくだけでも体は良い方向へ変化する

          ヨガはインナーマッスルを鍛える【安全にポーズを深めていくために大切なこと】

          ヨガは全身を使う、とても良いメソッドです。 でも気をつけたいのことがあります。 全身を使うことが仇となり、体に負担がくるポーズもあるということ。 ヨガが『体にいい!』というのは、やり方や意識の仕方次第です。無理やりだと反対に傷めてしまうこともあります。 体を痛めないでーという記事は前にも書いていますが、何度でも言いたいくらい気をつけてほしいと思います。 「ポーズの完成系をとる」 「インストラクターの真似をしてポーズをがんばろう」 このようにポーズを繰り返していては、

          ヨガはインナーマッスルを鍛える【安全にポーズを深めていくために大切なこと】

          ヨガの立ちポーズのメリットと体への作用

          ヨガの立ちポーズにはメリットが沢山あります。 足の筋肉のつき方やバランスを整え、 ヒザや足首の関節を強くします。 足に通じる神経の調子を整えます。 平衡感覚を養うので、スポーツする方にもオススメです。 自分の中心軸に落ち着くことは、心を安定させながら集中力を保つ効果もあります。 足が安定すると… ・上半身が余分に緊張せずリラックスするので肩こり改善などにも効果的! ・しなやかな動きになる ・歩き方がキレイになる ・スタイリッシュな体になる (インナーマッスルを鍛

          ヨガの立ちポーズのメリットと体への作用

          ヨガで体を痛めないための基本【骨格をキレイに乗せるコツ】

          ヨガのポーズで、立ってバランスをとるポーズが多くあります。 例えばこのようなポーズ。 重心の軸で落ち着くポーズです。 フラフラしないように、または完成形を意識しすぎて、つい頑張ってしまいませんか? ヨガで体を痛めてしまう方は、崩れた姿勢でがんばってるケースが多いです。 体を傷めずに立ちポーズするコツを書いていきます。 まずは自分の体に気づくことからが始めたいのでポーズの完成形にとわられないで行いましょう。 骨格をキレイに積み上げる運動といえば「筋肉を鍛えよう!」

          ヨガで体を痛めないための基本【骨格をキレイに乗せるコツ】

          【がんばらない方向性】癒すために解剖学を使うススメ

          からだ作りには、解剖学や生理学の知識があれば安全かつ効果的に行えます。 今後は「癒すために解剖学を使う」ということも取り入れてみてはどうかと思うんです。 癒しと解剖学?? と思われるかもしれませんが、どう紐付いているのかを書いていきます。 骨格が整っていたら体は調子がいい僕が学んでいる施術の分野に「オステオパス」という分野があります。 オステオパスは「全ての病気(苦痛)は身体の機能障害から起こる」という考えです。一言でいうと「骨格が整っていたら体はいつも調子がいい」と

          【がんばらない方向性】癒すために解剖学を使うススメ